妖精を迫害する一個の法律。それを定めた『誰か』の目的は一体……

 まさかの急転直下。「そう来るの!?」という衝撃がありました。

 「妖精法」なるものが施行されている世界。
 そこでは「妖精」という存在には一切の権利が認められず、更には「妖精」を捕縛した人間がいた場合、妖精のことを自由にしていいと認められているという。

 この法律は一体。「妖精」なんて見つけたら保護した方が良さそうなイメージがあるのに、なぜそんなに迫害するようなことがなされているのか。

 そして、読み進めていくと……

 な、なんという恐ろしい、とゾワリと来る展開。今まで読んでいたイメージがガラリと変わる、強烈なヴィジョン。

 とてもダークな雰囲気に彩られた、強烈なインパクトを持つ作品です。ほんの千字ちょっとで読者に襲いかかるこの邪悪さ。すさまじい読後感が待っています。