のんびり宇宙を放浪だ!
- ★★★ Excellent!!!
故郷が隕石で全滅して、一族を伴い新たな星を目指して宇宙を彷徨う。
プロットだけ聞くと悲壮感漂う感じですが、本編はそんな気配は微塵も無し。
吾妻ひでおや、藤子F不二雄の読み切り作品のように、サイエンス・フィクションというよりも「少し不思議」な物語が展開されていきます。
基本、一話完結で読みやすく、何というか中毒性があります。
一話読んだら次も読みたくなって、二話目を読んだら三話目も。気が付くと、ああもうこんなに時間が経っちゃった、みたいな。
毎回オチにニヤリとさせられるのがポイントですね。
一気読みも良いですが、毎日一話ずつと己に課して、ジンワリゆっくり読んでいくのも大人の楽しみかも知れません。
楽しい時間は長いほど良いのです。
いずれにせよこの作品、日々の清涼剤として最適です。