エルフ
「たあああ!!」
「直線的すぎ」
ガキン!
「くっ・・・。なんてね。今だよ、お姉ちゃん!」
「やぁ!」
「へぇ、陽動かぁ。なかなかやるね」
連係もしっかりとれてるし。
まあでも。
「まだまだ甘いね」
ドパンッ!
「あうっ」
「お姉ちゃん!?・・・っ!?」
「はい、チェックメイト」
「ああもう。また負けたぁ!!可愛い恋人に
対してちょっと本気出し過ぎじゃない、アズサお姉ちゃん!?」
「ふふ。恋人である前に私は二人の師匠だからね。
そりゃあ少しは本気でやるよ」
二人の修行をはじめて一週間。私は二人と最近の日課になってる
模擬戦をしていた。
「それにしてもまさか練気を教えてから僅か数日でマスターするとは」
いやまぁお母さんに教えてもらったその場で使えるようになった
私も大概だけど。
「それでも勝てなかったんだけど?」
「そりゃあ私も練気を使えるからね。
練気を扱える人同士が戦かった場合単純に
実力の差で勝敗が決まるからね」
だからこそ練気を扱えるからと言って油断してはいけないのだ。
「「へぇ」」
「だから日々の鍛錬は欠かさないこと」
「「はーい」」
「さて、今日はここまでにしとこうか。
明日はこの場所から移動するからしっかりと
疲れを取って明日に備えるようにね」
「あれ、もう移動するんだ」
「うん、二人共この森の魔物とも十分強くなったし」
少なくともこの森の魔物と戦えるぐらいには。
「えー、なんか実感湧かないなぁ。
結局お姉ちゃんにも勝てなかったし」
「あはは。さすがに数日修行したぐらいで
勝てるほど私は弱くないよ」
「うっ。そ、それはそうかもしれないけど」
「大丈夫。二人共ちゃんと強くなってるよ。その証拠にほら」
ノゾミ
年齢 十一歳
種族 吸血鬼(眷属)
称号 夜の眷属
Ⅼv 60
HP120000
MP600000
攻撃力500000
防御力400000
素早さ800000
耐性 全状態異常耐性 日光耐性 即死耐性
スキル
言語理解 捕食 擬態 武器使い 体術
並列思考 並列演算 血液操作 霧化
獣化 剛力 金剛 身体強化 限界突破
人化 圧縮 衝撃変換 強欲の英知 再生
飛空刃
魔法
元素魔法
暗黒魔法 氷結魔法 回復魔法
魂魄魔法
ヒカリ
種族 吸血鬼(眷属)
年齢 九歳
称号 夜の眷属
Ⅼv66
HP500000
MP850000
攻撃力780000
防御力900000
素早さ660000
耐性 全状態異常耐性 日光耐性 即死耐性
スキル
言語理解 捕食 擬態 武器使い 体術
並列演算 並列思考 血液操作 霧化
劇毒生成 腐食 剛力 金剛 人化
獣化 反転 分解 再生
魔法
元素魔法 火炎魔法 暗黒魔法 重力魔法
時空間魔法 回復魔法 結界魔法
ってゆうかちょっと強くなりすぎじゃない?
血液操作と霧化と人化と再生は私の眷属になったから
習得したものだろうけどその他のは自力で
習得したものだよね。ノゾミちゃんとヒカリちゃんの
『剛力』と『金剛』と『獣化』や
ノゾミちゃんの『圧縮』と『衝撃変換』や『飛空斬』
あとヒカリちゃんの『劇毒生成』と『腐食』は
魔物を捕食して入手したものなんだろうけど
それ以外の『反転』や『分解』
『強欲の英知』とかは素質があったから
習得できたってことなんだよね・・・。
特にノゾミちゃんの『強欲の英知』
『強欲の英知』
理の外に在るものものを含め全ての事柄を閲覧可能
・・・うん、確実に私の『アカシックレコード』の上位互換だね。
あとは『獣化』なんだけどこれはまあ獣系の魔物を捕食したから
習得できたかな。これは私も持ってるし危険性もないしいいかな。
まぁなにはともわれ
「御覧のとおり私がちょっと引くぐらい強くなってるしね?」
「・・・地味にヒカリの方が私よりレベルやステータスが
高いのがショックなんですけど。あと
強くなってるのはお姉ちゃんもでしょ・・・?」
アズサ
種族
年齢 十三歳
称号 夜の王
Ⅼv1
HP6000000
MP9000000
攻撃力7000000
防御力8500000
素早さ7500000
耐性 全状態異常耐性 日光耐性 即死耐性
スキル
言語理解 武器使い 体術 眷属化
血液操作 フルドライブ リミットブレイク・オーバードライブ
並列思考 並列演算 暴食の王牙
色欲の魅惑 アカシックレコード 霧化
錬成 再生 狂気の血 爆血
看破の魔眼
剛力 金剛 獣化
竜化 心象領域
性欲変換 血液変換
嫉妬の変化 淫紋付与
魔法
元素魔法 暗黒魔法 血聖魔法 聖光魔法
精霊魔法 生成魔法 重力魔法 時空間魔法
昇華魔法 変成魔法 核熱魔法 氷結魔法
大地魔法 雷光魔法
「・・・ほらね?」
ノゾミちゃんがジト目で睨んできた。
「あはは・・・」
ま、まあ確かにちょっとありえないぐらいに
強くなってるしあとなんか物騒なスキルも生えてきちゃってるし。
狂気の血
狂気を纏った血液、その血を浴びた者は狂気に侵される。
自身や他者の身体能力を激増させる。ただし使用者は狂気に
侵され一種の暴走状態となる。
この二つのスキルは特にヤバいよ。
おいそれとは使えないじゃん。
あとこの黒血もヤバいよね。
黒血
猛毒の血液。一滴でも服用したり触れたら死に至る。
うん、ヤバい。でもこれと狂気の血ってパッシブ型っぽいんだよなぁ・・・。
まぁもう獲得しちゃったものは仕方ないし気にしないでおこっと。
戦闘で便利なのは間違いないし。
あとなんかもう一個大罪スキルを習得してるんだけど。
嫉妬の変化
自身の姿を変化させる。さらにレベルとステータスを倍加させる。
うん普通に有用なスキルだね。自分の姿を変化させるってゆうのは
少し気になるけどまぁ使ってみれば分かるかな。
あとようやく
淫紋付与
淫紋を付与できる。付与した相手に魔力を譲渡したり
互いのスキルを使用できたりする。
ただし、付与された相手のは快感にたいして敏感になる。
これも良い感じのスキルだよね。・・・まぁ快感に対して
敏感にになるってゆうのは気になるけど。
あとこれも気になるかなぁ・・・。
心象領域
自身の心象を映した領域を展開する
領域内ではありとあらゆるスキル、魔法が必中となる。
ただし莫大な魔力を消費する。
これまたかなりいいスキルだね。
魔力消費が多いのは少し気になるけど私の魔力だったら大丈夫かな?
あとなにこのスキル?
神様テレフォン
女神アリシアと会話ができる。
うんこれは普通にうれしいかも。でもなにこのスキル名。
いくらなんで安直すぎない?
それから気が付いたら種族が変わってるしレベルが1にもどってる。
これって進化したってこと?
ってか名前からして絶対やばい種族じゃん。
吸血淫魔の最上位種。一国をも滅ぼすことが可能な吸血淫魔の女王。
すべての存在を混沌と狂気に堕とす。
極めて希少な存在で一体しか存在を確認出来ていない。
・・・うん、ホントにヤバかったよ。てか、前々から思ってたけどもしかして
吸血鬼や
そう思って急いでアカシックレコードで確認してみた。
その結果は・・・
人間や他種族を襲い血を吸う魔物。
非常に知能が高く人間の言葉を話す。また力が極めて強く
不老で不死に近い再生能力を有しているが日光に弱く夜にしか
活動できない。
人間や他種族を襲いその精気を吸い取る魔物。主に男性の精気を好むが稀に女性を好む者もいる。
「やっぱり・・・」
まったくうれしくないが予想が的中してしまって思わず
遠い目をしてしまう。
てゆうかお母さん、マジで
「お姉ちゃん、どうかした?」
「ああ、うん。ちょっとね・・・」
あー、これ言った方がいいのかなぁ・・・。
言わずにあとでバレたら絶対なんでもっと早く言わなかったnおかって
怒られるだろうしな・・・。
「・・・さっきね、サキュバスと吸血鬼について
調べてたんだけどね・・・」
「うん」
「そしたらね、両方とも魔族じゃなくって魔物なんだって・・・」
「えっ」
「「えええええええええ!!?」」
・・・うん、そうゆう反応になるよね。
「え、アズサお姉ちゃん。それホント?」
「ホントと書いてマジ」
「え、それじゃあ私達も魔物ってこと?」
「うん。私の眷属で吸血鬼なわけだからそうだね」
「そっかぁ・・・」
あ、ノゾミちゃんが遠い目になっちゃった。
「な、なんかごめんね?」
「ううん、お姉ちゃんも知らなかったんだし仕方ないよ」
「うんうん。それに眷属にしてもらわなかったら
ここまで一気に強くなれたかったしね。
てゆうかもしも吸血鬼にならなかったらあたしたちの方が
寿命で先に死んじゃってたもん」
うう、ええ子達や・・・。
てゆうかよく考えてみたら寿命の問題があったのか。
それに人間のままでこの森でレベリングするのって
かなりキツイかもだし結果オーライだったかな?
「まぁ二人がいいならそれでいいかな。ところで
新しい武器の使い心地はどう?」
そう。二人には新しく武器をプレゼントしたんだ。
もちろん私の手作りのね。
ノゾミちゃんにはハルバード。
これは可変式で魔力を流せばデスサイズに変形する。
ヒカリちゃんには二本のダガー。
これは一見何の変哲もないように見えるけど実は
ヒカリちゃの『劇毒生成』で生成した毒を仕込むことができる。
「ヒカリちゃんはこれからいろんな毒について学んでいかないとね。
でないと宝の持ち腐れになっちゃうし」
「うぅ・・・。勉強は苦手なんだけどなぁ」
「あはは。確かにスキル構成なんかを見ても如何にもザッ脳筋って感じだもんね」
「・・・脳筋って言わないで」
「ごめんごめん。とにかく私達も付き合うから一緒に頑張ろ?」
「え、待ってお姉ちゃん。私達って私も含まれてる?」
「えっ?うん、もちろん」
私のアカシックレコードはもちろんノゾミちゃんの
強欲の英知も調べものに適している。教師としてはこれ以上ない
人選だと思っている。
「いやまぁべつにいいけどさ」
「とゆうわけでこれから私達二人が先生だからね」
「うん。ありがと」
「さてと教えるといっても座学が中心になるだろうから
簡単な毒の解説なんかをしながら移動しようか」
「「はーい」」
二人の元気な返事に
ほっこりしながらいざ歩き出そうとしたら・・・。
「キャアー!!」
「・・・うーん。なんかデジャブ」
「もしかしてあたし達と初めて会った時のこと?」
「うん」
「呑気に話してないで早く助けにいくよ!」
「「はーい」」
ノゾミちゃんはしっかりしてるなぁ。
・・・コラそこ『姉のお前がしっかりしろ』とか言わない。
なんて一人コントをしながら悲鳴のした方へ走っていくと
そこには複数の魔物に追われている女性がいた
「あれは『ブラットウルフ』の群れだね」
「『ブラットウルフ』確かAランクの魔物だったけ」
「うん、正解。さすがノゾミちゃん。よく勉強したね」
「修行の合間にいろいろと調べたから」
「そっか」
私はそう言いながらノゾミちゃんの頭を撫ぜた。
「・・・・」
あ、照れてる。かわいいなぁ。
「・・・二人共。イチャついてない早くいくよ」
ヒカリちゃんがそう言いながらジト目で睨んできた。
「嫉妬してる?」
「してない!」
あ、走っていっちゃった。
「まあ、あの程度だったらあの子一人でもどうとでもなるけど」
「でも手伝わなかったらあとで怒られるよ?」
「それもそうだね」
それはそうとあとで思いっ切り撫ぜてあげよっと。
そう考えなからヒカリちゃんのあとを追った。
・・・・・・・・・・
追いついたら既に戦闘がはじまっていた。
「あーあ。ハデに暴れちゃって」
「うん。あれって完全に八つ当たりだよね」
これは本格的に参戦するよりもサポートに回ったほ方がいいかな。
ッとその前に襲われていた人に怪我がないかだけ確認しておこうかな。
「大丈夫ですか?」
「え・・・。あ、はい」
呆然としていた女性は、はっとした様子でこちらに返事を返した。
・・・うん。ちょっと腰を抜かしてるみたいだけどそれ以外は目立った
外傷はないかな。
それにしても白くて綺麗な肌だなぁ。
髪も綺麗な金髪でサラサラなストレートヘアーだし。
それに耳も長いし・・・ってもしかして。
「エルフ?」
===============
はい。めちゃくちゃお久しぶりな作者の冬倉アキラです。
かなり長い間ストップしていて申し訳ありません。
ネタが思いつかなかったり新しいスキルを思い付いたりして
なかなか進みませんでした。あとはゲームを
していたのも原因ですw(ポケモンおもろい)
あとひとつ後悔してることがありまして・・・。
主人公を最初から最強キャラにすると後の展開が全く思いていません。
これも投稿が遅れた原因ですw。(マジでこれからどないしよ・・・)
ちなみに新作も書いています。お楽しみに
・・・まぁそのせいでこっちの投稿がさらに遅くなるかも・・・w
吸血鬼無双~転生したら最強吸血鬼だったので恋人達とイチャイチャしながら無双したいと思います 冬倉アキラ @huyukuraakira
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