詩3 高望み

そうげつ

高望み

遠くの彼方に何かを投げたように

一筋の雲が空に浮かんでいる

時々考えてしまう 人生でこんな絵を

一度でも書けた事があるかって


どんな高いビルよりも 高望みばかりしてたあの頃

一歩も踏み出す事も無かったけど


できる奴にやらせりゃいいって気づいた時

今まで拾い集めてきた鎧を捨てた

完璧にも無敵にもなれはしないんなら

全てが無駄になる前に


誰かが絵に色をつけたように

群青が一面に広がっていく

存在を忘れるなと言っているような

夕闇に染まる雲が綺麗に漂う


どんなに高いビルよりも 高望みばかりしてたあの頃

それが全部無駄とは思わない

全ての高い何よりも 世界よりでかい中身を

いつか持てる為に日々を生きる

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詩3 高望み そうげつ @sogetsuthepoet

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