【修正】サレ妻が推しに娘ごと溺愛されるなんて

第11話さよならとこんにちわ

マリと隆君の協力があって周平が仕事に行っている間に家に戻り引っ越しの準備をする事ができた！！

真央さんと電話で話してから３日後に私は奈良県の奈良大学の柔道部の寮に入る事ができた。

マリの家まで迎えに来てくれた真央さんはスラーっとした美女だった。引っ越しを手伝いに来てくれたマリのママとマリと隆君に真央さんは深々と頭を下げて「リサちゃんの力になってくださりありがとうございました。」っと感謝を口にしてくれた。その光景だけで信頼できると思った。

奈良までの道中‥‥‥。真央さんと色んな話をする。

両親が亡くなった時に実は引き取りたいと願い出たが父の兄が断ったらしい。両親が亡くなった時はもう高校3年生だったので1人暮らしを始めた。

真央さんがいてくれてたら進路も変わっていたのかな？っと思った。

今週は荷物の片付けとか環境になれるようにゆっくり過ごしなさいっと言われいる。

周平との離婚だけは成立したと藤川さんから連絡入る。周平の分の慰謝料は来週くらいには振り込まれるが‥‥‥財産分与と相手側の慰謝料は承諾が得られていない事も教えてくださる。

相手側の慰謝料の減額はせずむしろ階段を押したり・盗聴器を仕掛けた行為の慰謝料を今の倍をとるように請求しときます。っと‥‥‥‥‥‥。

財産分与はあちらがいくら主張しても認められないので‥‥払わないなら裁判するって書面を送ります。

っと‥‥‥書面がきたら‥‥びっくりして払う人も多いって藤川さんが言ってた。

も〜〜。すんなり払ってくれたら良いのに‥‥。

でも、もう藤川さんがしてくれるので会わなくても話さなくていい。それだけで落ち着く。本当に終わった。

真央さんに、ここがリサちゃんと愛梨奈ちゃんの部屋と案内してもらう。寮っていうよりマンションだった。

一階に大きな食堂かあって部屋にはトイレもお風呂もキッチンもある。

部屋に入ってびっくりする。私のベットもベビーベッドもある。キッチンには食器や調理道具も揃ってる。

「真央さん‥‥‥。」

「張り切って準備した。リサちゃんの事は娘、愛梨奈ちゃんの事は孫だと、もう思ってるから。1人で寂しいから本当は家に来て欲しかったけど‥‥‥。挑戦してしんどかったら、いつでも言って手伝うから。」

「ありがとう。」

「うん。うん。見て！！」真央さんがクローゼットをあけた。

「わぁ〜かわいい。」愛梨奈の服と私の服がいっぱいかかってた。

「ね〜かわいいよね。似合うよ。リサも愛梨奈も。」

「ふふふ。早く着たい。自分の服は全然買ってなかった。」

「フフフ。良かった。」

「疲れてる？」

「大丈夫！」

「柔道部に紹介しとくね。道場に行こうか？」

「うん。ハァ〜緊張する。」

「大丈夫よ。みんなかわいい子達だから！」

真央さんがずっと愛梨奈を抱っこしてくれている。

「重いよね？かわります。」

「ううん。いつまでも抱っこしときたい。」

「えぇー！じゃ〜これからぐずった時はお願いにいきます。」

「ほんとうに来て。」っと真央さんはニコリと笑う。

「ありがとうございます。」

「ここが道場よ。」

「大きいですね。」

「うちの大学は柔道は力入ってるから！」

「そうなんですね〜。」

「「こんちにはー。」」

道場に入るとアチラコチラから挨拶が飛ぶ。

30代ぐらいの男性の前で止まって、真央さんが紹介してくれる。

「こちらは柔道部の才木監督です。」

「荒木リサです。よろしくお願いします。」頭を下げて挨拶する。

「私の娘と孫だからよろしくお願いしますね。」真央さんが言う。

「よろしくお願いします。お孫さんの名前は？」

「愛梨奈。」

「愛梨奈よろしく〜。」っと愛梨奈に手を振る。

「お〜い。みんな集まって。」パンパンっと手を叩き部員を集める。

「おー。」「はーい。」

っと皆が集まってくれる。

「こちらが、皆のお手伝いをしてくれる荒川リサさんと愛梨奈ちゃん。」

「荒木リサです。わからないことが多いですが、頑張ります。何でも気付いた事は言ってください。お願いします。」頭を下げる。

「「お願いします。」」

「私の娘と孫だからムリ言わないでね！」っと真央さんが笑う。

皆が真央さんのまわりに集まって「「かわいい」」っと愛梨奈をあやしてくれる。

「ちょっといいですか？」っと男子部員に声をかけられる。

「はい。」

「自分は羽野将太っていいます。」

「はい。荒木リサです。」

「カロリー計算や栄養とかってわかりますか？」

「詳しくはわかりません。寮は食堂があると聞きました。」

「食堂はありますが、みんな同じメニューです。」

「はい。」

「柔道は減量する人、体重を増やしたい人かいます。減量も試合に向けて計画的にします。食堂の皆、同じメニューではできません。困っています。」

初対面の私にもわかるように問題点をあげてくれた。なんとか力になりたい。真剣な眼差しをみて、そう思えた。

「そうなんですね。わかりました。ちょっと調べて何が出来るか考えてみます。声をかけてくれてありがとうございます。」

「あっ。自分、年下なんで敬語はやめてください。」

「あっ。わかりました〜あ゙〜わかった。羽野君で良いかな？」

「羽野でも将太でも何でも良いっす。」っと深々とお辞儀して練習に走っていった。

ゔ〜減量かー。っと考えていたら真央さんの顔が目の前にいた。

「どうした？」

「あっ。羽野君に話しかけられて、柔道は減量とか増量が人それぞれなのに、食堂は皆同じメニューで困ってるって‥‥‥。わたし何かできないかな？って考えてました。ぼーっとしてごめんなさい。」

「ううん。全然。そういわれるとそうだね。何とかしてあげたいね。考えてくれたら助かる。ゆっくりで良いから。」

「はい。」

「羽野君は日本代表に選ばれてるの。」

「そうなんですね。すごい。うん？？でも小柄ですね。」頭を傾げる。

「ハハハ。柔道は体重別だから、みんなが大きいわけしゃないよ。」

「そうなんですね。勉強しないと何も知りません。」

「うん。でも、リサの１番の仕事は愛梨奈のお世話それだけは忘れないでね。」真央さんが抱いてる愛梨奈をみて微笑む。

「はい。ありがとう。忘れずに頑張ります。」