儚く美しい妖精との、たった三日の日々で気付いたことは。

遺伝子組み換え技術によって、妖精が存在する未来。
そんな世界で忙しい日々に疲れた主人公は、たった三日しか生きられない「スリーデイズ・フェアリー」とも呼ばれる妖精のうち……「レッドローズ・フェアリー」という品種の妖精を家に迎える。

忙しい日々をただただ消費するだけだった主人公は、美しい妖精との三日間で何を感じるのか––––。

僅か三日の命。
そんな儚いものを目の前にして、主人公がだんだんと気付きを得て前に進んでいこうとする……そんなところに、主人公の強さを感じました。

残酷さが覗くが故に、自分の行動を後悔する主人公の優しさも感じられる……読み終わった時に、前より少し命と時間を大切にしようと思える。
そんな優しいお話です。

ぜひご一読ください。

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