元ヤンにキレられて泣かされた黒歴史のその後の話。

逢坂 純(おうさかあつし)

おっさんが今でもキレられています。

僕はどうもいい歳になっても、キレられやすいキャラなのか、何でも言っていいキャラなのか、今でも結構暴言を吐かれます。

特に女性に。

僕は付き合って間もない関係の女性にも「ふざけんじゃねーよ!」などと恫喝されます。

その女性は、外では人当たりのいい面倒見のよい女性でした。

しかし、僕と二人になると他人に対しての毒舌や僕に対しての暴言が頻出するようになりました。

それでも、彼女は「畑で獲れたから」と言ってトウモロコシや、うちでは誰も飲まないからとウイスキーを上げるなどと女性らしい面も持ち併せていました。

そして、知り合って間もないのに電話口で突然自分の不幸を述べ、急に泣き出したりもしました。

もしかしたら、僕は今、男として試されてるのか!?とも思いましたが、そういう訳でもないようです。

僕はそう言った時、必ず考えることがあります。

「この人はどうしてそんなことを言うんだろう?」と。

普通、ありえないでしょ?人に暴言を吐くなんてこと。

そういう思いでその暴言を最後まで聞いて、いつも損をしているのは暴言云々よりも何よりも僕が暴言を吐かれやすいという性格だからなのだと考えます。

確かに僕は物腰柔らかな方だと人にもよく言われますし、自分でもそう思います。

語弊を恐れず言わせてもらうとすれば、僕は悪くないのです。

毎日深酒をして酩酊したかつての友人にも「死ね」だの「殺す」だの平気で言われていました。

その友人は遠方に住んでいて、電話でしか交流が無かった男なので、その時は何を言われても「あー、そうなんだねー、大変だー」とのらりくらりと彼の言葉をうまく交わしていました。

語弊を恐れず再び言わせてもらうと、僕は悪くないのです。

それでも、あまりにも僕に対して暴言を吐く人が多いことからすると、僕にも何か原因があるのかもと考えてしまいます。

僕がその暴言の中、平常心でいられるのは「その人が何故そういった言葉を吐くのか」を暴言を吐かれながらじっと、ずっと考えているからなのです。

じっとずっと黙っている僕が悪いのでしょうか?

だけども、僕は人に強く言うことが苦手です。

今の世の中、SNSが氾濫し気に入らない相手は即ブロック!という手もあります。

僕もそれをしたことが何度かありますし、されたこともあります。

それでも縁ある人とは、それからしばらくしてその縁は戻ってくるのです。

そういった人とは、それからの人間関係は円滑に進んでいきます。

お互いどの線まで踏み込んだらいけないのかなどを内省しているのだと思います。

僕と繋がりがある人は、みんなそんな人たちばかりなのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

元ヤンにキレられて泣かされた黒歴史のその後の話。 逢坂 純(おうさかあつし) @ousaka0808

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ