追伸 妹が神になりました。
@tan-soku
第1話
哲学者ヴィトゲンシュタインはこう言った。「語り得ぬものについては、沈黙せねばならない。」
だがあえて語ろう。妹は神になったのだと。
妹が神になった、そんなことを言うと一部の熱烈な妹狂信者からこんな反論を喰らうかもしれない。「妹はもともと神だろう」まさしくそれには同意だが、僕の言っていることはそんなまやかしのものなんかじゃなく実際のものなのだ。
どうやって信じてもらおうか、妹が神になったことを人に伝える時、僕はいつも最大限の煩わしい苦労をしなければいけないんだ。ペテロやパウロだってこんな気分だったろう、
妹が神になった後、想像をしていなかったことばかりが起こった。初めは僕自身も妹の神性なんてちっとも信じたいなかった。でも信じざるを得なかった。そう言う定めだった………
追伸 妹が神になりました。 @tan-soku
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。追伸 妹が神になりました。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます