この物語は、夏休み明けに「自分以外全員が異世界帰りの勇者」という、なんともユニークな世界からスタートします。高木たろすけの目線で描かれる日常は、異世界ファンタジーでありながら、どこか現実味のある悩みや劣等感が等身大に描かれていて、胸にグッと響くものがあります。
主人公は普通の高校生の地味な自分を受け入れながらも、時に妙な勇気や無自覚な成長を見せるたろすけの姿が、なんとも人間らしくて共感しやすいです。個性的なキャラや、どこかズレた掛け合い、予測できないハプニングも見どころ。
シリアスとコメディ、異世界と日常が絶妙に溶け合い、読んでいるうちに「普通」であることの意味を優しく問いかけてくれる物語です。青春小説や異世界転生もの、そしてちょっと自分に自信が持てない時に、そっと背中を押してほしい人に特におすすめしたい一作です。
夏休み前までは、クラスで唯一の厨二病患者の高木たろすけ。
夏休み明けに登校すればクラスメートは、皆、異世界へ行き、生還しているという状況。
唯一のアイデンティティーを奪られ、トラックを無駄にほしがるたろすけ。(もう笑えます)
とにかく、たろすけのこじらせっぷりが凄まじい。異世界に行くのを海外留学と同じように考えている彼にはもう何も言えません。
それでも、たろすけは、我が道をブレることなく突き進みます。
そして彼が「最終兵器」???
まだまだ、たろすけの冒険は続きます。(もしかして、何も始まっていないのかもしれませんが。もうたろすけには何をいっても聞き入れてくれません)
では、どれくらい面白いか?
私は、一日に一度、このたろすけのこじらせぶりを読まないことには寝れませんでした。
カクヨムのなかでは最強のこじらせっぷりです!!
ぜひ、お読みください!!
異世界転生の波に取り残された主人公が、徐々に変化していく現実の中で理想を実現させようとする、現代ファンタジー作品です。
主人公は厨二病をこじらせた少年。
夏休みを満喫した彼に待っていたのは、世界を救ったクラスメイトの変わり果てた姿だった。
誰もが主人公のような厨二病染みた言動を用い、一部に至っては人間と呼べるかも怪しい姿になっている。
その光景を目にした主人公は悟ります。自分だけが、夢見た世界への権利をつかみ損ねたのだと。
それでも主人公はあきらめず、現実に表出した幻想に挑みかかります。
主人公は言動にふさわしい力を手に入れることができるのか。
ぜひ読んでみてください。
夏休み明け、クラスメイト全員が別々に異世界転移して帰還していた――って、主人公だけ取り残されてるじゃないですか!
パソコン部の秋山は青髪の戦士に、ソフト部の相川さんは金髪貴族令嬢に、親友のオカキは巨人化。「ブラックパレード」という謎のワードに全員が頷く中、一人だけ置いてけぼりの主人公・高木たろすけの混乱と絶望が最高に笑えます。
「俺も感情が死んでる」の大合唱、犬になった和田君、TSした田中さん――もはやカオス。元々クラス唯一の厨二病患者だった主人公のアイデンティティ崩壊ぶりが痛々しくも愛おしい!
ラストの「帰りに、トラック買ってきて」のメッセージに全てが詰まってます。異世界転生モノの新境地、これは続きが気になります。