始まったあの日から

@Sakuraneko_705

はじまり

あの夏の日の夜だった…


皆が寝静まったあの夜。

夏とは思えない涼しさの夜。宿の外に出て、いつもと違う夜を感じながら静かに君にメッセージを送った。洗濯機の音が聴こえる。私と君だけの空間。山の声がするその場に君はいない。けど、確かに君は僕の横にいてくれた…

画面の奥の君と最初の1歩目を踏み出した。




当時の私は、日本3番目といわれる都市で暮らしていた高校生だった。

バスケットボール部のチームスタッフとして夏の合宿に行っていたのだった。その夏僕は君と出会った。綺麗なことは言わない。ネット恋愛というものだ。

その夏、私は当時付き合っていた女性に別れを告げられた。依存していた。正直、彼女なしで生きていける自身などなかった。突然の別れ。素っ裸で野に放り出され何をしていいのかわからなかった。そんな時、君と出会った。誰かに聞いてほしい。そんな気持ちで作ったTwitterの裏垢。君はそんな私に優しく手を差し伸べてくれた。生きる希望を見失い、もぬけの殻になった私に優しく水を注いでくれた。話すうちに君は私を頼ってくれた。そして、癒しを与えてくれた。縛ることもなく、私のことを第一に考えてくれる。私は、君に初めて本当の「愛」を教わった。一人じゃない、そして君は私のものである。そう君は教えてくれた。嬉しかった。生きててよかったと思えた。愛おしかった。そして、なにより「幸せ」だった。


このお話は、そんな私と君のこれまでとこれからのお話だ。

君の横で一緒に笑っていられる限り終わることはない。

君に見つかるまで、書き続ける。「愛」と「幸せ」どんな思いがあるだろう。


次章に続く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

始まったあの日から @Sakuraneko_705

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ