口紅と憂鬱
茶村 鈴香
口紅と憂鬱
あたらしい口紅を買えば
気分も晴れるかと思うけど
よく考えもせずに買った口紅は
たいてい似合わない
気を引きたくて つけまつげして
剥がれたりズレたり
けっこう上手くメイクできたのに
待ち合わせ場所 間違えて
待たせとけばいいのに走るから
ほらまた ファンデから崩れる
4回目のデート
何かしらやらかして
自己嫌悪に落ちながら会ったって
好きになってもらえない
追われる女になれって言うけど
もう追っちゃってるのは私
余裕ないの
機嫌良すぎたらうざい気がするし
せっかく会うのに不機嫌もな
平常心、平常心、平常心
あ 駄目だ
遠くを見てる君の後ろ姿
いつもよりちょっと細いヒールで
思いきり走っちゃってるよ 私
ごめんね、待ったよね?
口紅と憂鬱 茶村 鈴香 @perumi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます