最初の数行を読むだけで、「これ、読むと癒される奴だ!」と確信しました。
主人公である『パパ』は娘のリサちゃんから自作の宝の地図を見せられます。
家の中のあちこちにヒントがあり、それを抜けた先に「トースター島」があるという。そこに宝物が隠されているとリサちゃんは言います。
そして、二人で探検! 家の中のあちこちを探し回ります。
こんな風に娘と一緒に過ごせるお父さん、きっと幸せだろうなあ、と文章を読んでいる途中で何度も感じさせられました。
子供の想像力。いつも暮らしているおウチの中が、宝物の隠された秘境に早変わり。そして大好きなパパと一緒に探検。
ふと童心に帰ってワクワクした気持ちになり、ほっこりすると共に、自分が子供だった時にもそういう「ごっこ遊び」をしたものだと懐かしさも込み上げます。
読んだ後に優しい気持ちになれる、とってもとっても素敵なお話でした。