複雑な性格のキャラや意味の深いテーマ、クラシカルなホラーのファン向け
- ★★★ Excellent!!!
伽椰子の呪いは家の訪ね、貞子の呪いは映画の観です。「砂霧の呪い」とも言えるものの感染経路は何だと思いますか?=)少しだけ上左に見れば、サイトの名が手掛かりに成れるかもしれません=)))
この作品はその呪いの源をテーマにする物語です。
人を殺すということは、自分自身を殺すということであります。ただの「人が大嫌い」というものではありません。「人が大嫌い」というものがあるなら、それはきっと、最も深くには「自分が大嫌い」というものがあるからだと信じています。こういう人間の行動の真の動機がスルーされています、普通に。
しかし、著者が深層心理の探究を行いました。著者は主人公の魂を素敵に表しました。「己を消すために他者を消す。」これは「絶対的な自殺」のコンセプトではありませんか?
そして、この「死の願い」はどこから湧きますか?ただの憎しみですか?それとも、絶望ですか?あるいは、他の何か。。。
それに、先生の小説が「愛」ですか?それとも、「罰」ですか?いや、違いますか?=)「愛、そして罰」の方が正しいかもしれません=)))
「罰」なら、誰に向けられていますか?砂霧に?自分に?人類に?あるいは。。。
とにかく、確かなのは、この作品は用意された答えを求める読者のためにではなく、次々と質問をして頭を働かせる読者のために書かれたと思います。