指の関節をポキポキ鳴らすという日常的な癖を、まさかここまでドラマチックに描けるものかと感心させられる作品である。
舞台は核戦争後の荒廃した世界。
しかし本当の恐怖は、その世界観ではなく、「指ポキ」という行為そのものにあった。
前世は接骨医だったという薬指の語り部を通して、指の関節が鳴る仕組みや、その危険性が専門的かつユーモラスに語られていく。
特に秀逸なのは、指たちの会話シーン。
自我を失った人差し指、涙する親指、高みの見物を決め込む小指など、それぞれの指の個性的な描写が、思わず笑いを誘う。
そして最後に投げかけられる「アナタ達は、なりたいんですか?」という問いかけ。
この作品は、健康啓発という真面目なメッセージを、ポップな世界観とブラックユーモアで包み込むことに見事に成功している。
読後、思わず自分の指を見つめ直してしまう、そんな不思議な余韻を残す物語である。
不思議とタメになる作品でした。
指をぽきぽき鳴らしちゃう奴。あれ、本当に関節には良くないらしいとは言われますね。でも一回癖になっちゃうと、指に何か溜まってる感じでなかなかやめられない。
本作はそんな「指ぽきぽき」に警鐘を鳴らすお話。
なんと、五本の指のそれぞれが「ぽきぽき」されることについて反応してくれます。これを読むことによって、「やっぱり頑張ってやめなくちゃ!」という気持ちになることは確定でしょう。
そしてどうも「北〇の拳」を思わせる世界観があるのも超絶クール!
笑えます! ためになります! 読もう! 未来のために!!!