第2話、ようこそ、花月夜(はなづきよ)

古びた床板,古き趣を感じる木造建築の建物で,とても落ち着きがある内装をしている

見惚れるほど、美しい木の丸太の下には、小さなフロントが作られていた。

そのフロントから女性がこちらの様子を伺っているようにこちらを覗いている、

私は、その女性に話しかける事にした

私「あの、すみません……」

受付の女性「ようこそ、花月夜(はなづきよ)へ、道中お疲れでしょう…」

私「ああ、はい……」

受付の女性「そのお手にあるものって、花月夜の旅行券でございますか?

そちら、お預かりいたします。」

私は手に握りしめていた旅行券のその受付の方に手渡した

受付の女性「はい、確かにお預かりいたしました。」

では、中へお進みください」

私は言われるがまま、旅館の中へと足を進めていった。

ちょっとした空間へとでた、中央に大きな噴水、そのまえには、

立て看板がそびえていて、落ち着きがある空間だった、

その看板には、

それぞれ、右側、温泉、中央、客室、左側、食堂と書かれていた。

看板に夢中になっていると、右側、温泉の方から、中年男女がどうやら喧嘩しながら、出てきた

あの女性は、、、女将だ…

女将「あんた、また、掃除さぼって、なにやってんだい!!もう、しっかりとしてくれや」

主人「いてて、なにすんだら、梅…、おいら、さよりさんが困ってんぺ、おいらがやり方丁寧に教えたろうとおもうとうたんや!!」

女将「まったく、あんたって男は……」

女将「あら、お客様じゃないの!!」

女将「いらっしゃい、ゆっくりしていってくださいな、」

目の前に現れたのは、まぎれもなく、あの女将だった。私は息を呑む。

私は、女将に話しかけられた…そう、この女将を俺は………

私「(心の声)いや、まだ、時間がある、やれることだけやろう」


誰かの記録

??「七変化する道化師が最近出てきたらしいよ、どうも、声も姿もそっくりらしい」

??「へぇー、そんな芸ができる者がいるのか、いいなぁ、近くで見てみたいな」

??「ただ、その道化師さん、過去に、ショーをやっているときに、薬品に関する事故があって、喋れなくなってしまったみたい

??「可哀そうにな、声なんて、貴重なのに、」

??「ほんとになぁ」

ここで記録は終わっている

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蜘蛛の径 いかちゃ @ikatya

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