第九話 ミッドウェー海戦①

第一航空戦隊旗艦赤城

「まさか、飛龍を外されたと思うと司令だとはな」

山口が残念そうに話す。

「まぁまぁ。今回の作戦だけなんですから」

そう山口に言うのは司令参謀の山内だ。

「今は大体ミッドウェーから300㎞位か」

「それくらいですかね...」

「よし。第二偵察航空隊発艦始め。電翔のお手並み拝見といったところかな」

電翔は風翔を三座にし、電探を載せた機体だ。しかも最高速度が600㎞/hと速い機体だ。風翔に電探を載せたから電翔という名をしている。

「司令!第六航空戦隊旗艦 鳳炎より入電!ワレ、敵機動部隊撃滅セリ。コレヨリ、上陸作戦ヲ開始スル」

「司令参謀、.......」

山内の耳元で航空管制長らしき者が報告をしていた。

「司令、全電翔との通信が途絶えました...」

....は?まてまてどうゆうことだ?通信が途絶?ということは第二偵察航空隊との通信が一気に途絶することなんてあるか?....

「航空隊の発艦用意」

「あっ、はい!」

敵が出てきてもおかしくないということか。

「第三偵察航空隊発艦準備出来次第発艦始め。あくまでも目的は敵機動部隊だ」

「了解いたしました!」

第五航空戦隊でミッドウェーを攻撃するか。

「第五航空戦隊はミッドウェー攻撃隊の発艦用意。準備出来次第順次発艦」

.......まさかな。





40分後6月2日13:20

第一次ミッドウェー攻撃隊翔鶴以下第五航空戦隊及び空母瑞鳳以下第三護衛航空戦隊より出撃。

第一次攻撃隊編成内容

一式艦上戦闘機『久遠』32機

艦上爆撃機『彗星』65機

艦上攻撃機『天山』30機

零式艦上戦闘機(爆装)19機

計148機


14:42、ミッドウェー攻撃第一波到達

ミッドウェーから離陸した航空機は久遠の餌食となり、離陸しようとしたところを彗星の急降下爆撃で航空機をつぶす。そして、飛行場を破壊すると、次は燃料貯蔵庫に爆撃。この貯蔵庫爆撃機に使われた戦術がこうだ。

零戦の一機に鉄の塊を装備させ、タンクに鉄を当て、燃料を漏らす。そこにもう一機の火炎弾(投弾することで目標を延焼させる爆弾。貫徹力はない)搭載零戦に爆撃させ、燃料に引火させ爆発・大規模火災を起こすというものだ。これによってミッドウェーの機能は停止した。



空母赤城艦橋

「五航戦 空母翔鶴より発光信号!」

「読み上げろ」

「はい。ミッドウェー飛行場及び対空砲沈黙 機能停止と思われる。なお、こちらの損害は計45機。詳細は追って知らす。です」

「了解した。 と送っておけ」


「司令!」

あわてた様子で山内がやってくる

「どうした?そんな慌てて」

「今先、電子統括所から報告がありまして、234

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

隔日 22:00 予定は変更される可能性があります

【新訳】帝国の海~大日本帝国海軍よ、世界に平和をもたらせ!第一部 山本 双六 @RINTO22

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ