転生悪役令嬢、性格そのままで展開も変わらない!

弓先桜和

第1話 性格は変えれません

気づけば、視界いっぱいにたくさんの宝石が見えた。

「……ここ、どこ?」

重たげなドレスの感触。絹のシーツの上で寝ていたらしい私は、まず自分の手を見た。

めっちゃ小さい。そして、指がやたらと細い。

「え、何これ……?」


混乱してベッドから降りると、大きな姿見が目に入った。

そこに映っていたのは――金髪に青い瞳、豪奢なドレスをまとった見知らぬ少女。

いや、少女にしては、顔つきがキツすぎる……。なんだろう 目が鋭い.....


「えっ、誰……いや、これ、私?」


言葉を失った。けれど、次の瞬間、頭に鋭い痛みが走る。

「いった……!」

頭を抱え込むと、一気に膨大な記憶が流れ込んできた。美しい屋敷、社交界、使用人たち……そして、“***”と呼ばれる女性と、その隣にいる婚約者の姿――。


「待って、待って……これって、もしかして!」


ようやく思い至った。これ、異世界転生ってやつじゃない?しかも、悪役令嬢ってやつ!


私の記憶の中には 最近遊んだ 乙女ゲームの悪役令嬢の姿が出てきた共有する


気づけば、視界いっぱいに金色のシャンデリアが広がっていた。

「……ここ、どこ?」

重たげなドレスの感触。絹のシーツの上で寝ていた私は、まず自分の手を見た。

白い。小さい。そして、指がやたらと細い。

「え、何これ……?」


混乱してベッドから降りると、大きな姿見が目に入った。

そこに映っていたのは――金髪に青い瞳、豪奢なドレスをまとった見知らぬ少女。

いや、少女にしては、顔つきがキツすぎる……。

「えっ、誰……いや、これ、私?」


言葉を失った。けれど、次の瞬間、頭に鋭い痛みが走る。

「いった……!」

頭を抱え込むと、一気に膨大な記憶が流れ込んできた。美しい屋敷、社交界、使用人たち……そして、“ヒロイン”と呼ばれる女性と、その隣にいる婚約者の姿――。


「待って、待って……これって、もしかして!」


ようやく思い至った。これ、異世界転生ってやつじゃない?しかも、悪役令嬢ってやつ!


その瞬間、記憶の中で「乙女ゲーム」の内容が鮮明に浮かび上がった。

「私、このゲームの悪役令嬢役じゃん!」


ゲームの名は『サクラネット』

――最も人気のある乙女ゲーム......とも一部では言われていたり 言われていなかったりする。

内容は簡単。プレイヤーはヒロインとなり、王太子や第2王子 町の庶民 選択により いろんな人とのロマンチックな恋愛を 楽しんだりする乙女ゲーム。ただし、プレイヤーが選ぶ選択肢によってストーリーが大きく変わるシステムになっていて、悪役令嬢の立場になった私は、大体どのルートでも(基本的には王太子のルート)でヒロインに婚約者を奪われ、なんだかんだ最終的に破滅する運命だった。


こういう感じで転生する悪役令嬢系の小説の中では、悪役令嬢が訂正前を思い出して心を改めて善行を積んで最終的に幸せを掴むのが典型的な流れ。でも私、そんなことするつもりないし......とか考えながら鏡を見てみる


鏡の中の悪役令嬢――否、私が薄笑いを浮かべているのを見て、思わず青ざめた。

「性格、悪そう……!」


なんか顔がすごいのだ...... なんかすごいのだ.....


普通ならここで転生者の記憶があるため なんだかんだ 改心するかもしれない。

でも……なんだろう、この気持ち。

記憶を整理するにつれて、自分の立場がはっきりしてきた。どうやら私は、侯爵家の令嬢で、王太子殿下の婚約者だったらしい。

……まあ、その婚約者はヒロインに夢中で、私のことなんて眼中にないけど。


私は深く息を吸い込むと、鏡の中の自分に言い聞かせた。

「.....テンプレ展開の一つだから!どうにかなる!! 悪役令嬢ものってだいたい悪役令嬢 どうにかなるし!!」


なんて、強がってみたものの――本当に大丈夫だろうか?

だって、''令嬢''としての記憶も前世の少女の記憶も思い出せば思い出すほど、どう考えてもこの性格、直せる気がしない。

前世の私もあんまり 性格良い方ではなかったし 今世の私も......正直かなりひどい方である。 自己中心的な性格、.........いやまあ 前世の私の方が 論理感はちゃんとしてた気がするが。

まあどっちにしろ この運命に少しワクワクしている自分がいる。


「……破滅フラグ?....叩き割ってあげるわよ」

悪役令嬢らしく、開き直って生きてやるんだから。


そう決意した瞬間、部屋の扉がノックされ、使用人が入ってきた。

「お嬢様、今日の舞踏会の準備が整いました。」

舞踏会。そうだ、これもテンプレ展開――たぶん、ヒロインと婚約者がイチャつく舞台。んで婚約破棄される展開!!


私は口角を上げ、ニヤリと笑う。

「ふふふふ、、、、じゃあ行かせていただくわね」


部屋を出ると、侍女たちが私の後ろで青ざめていたけれど……まあ、気にしないことにする。


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