DEADNIGHT Full ver.

CrazyLight Novels

Season 1 HyperTimes Full Episode

これは、私の記憶とその物語だ。


-第一章- 最初と久しぶりの戦い -


1396年、深い霧に囲まれた村の中で、誰かが「自由になるためには戦うしかない」と言った。その言葉は、冷たい風に乗って私の耳に届いた。当時5歳だった私には、その言葉の重みを理解することはできなかった。好奇心に駆られた私は、「なぜ自由のために戦わなければならないの?」と尋ねた。

その人物は深いため息をつき、遠い目をして語り始めた。「昔、帝国を裏切り、戦いを求めた"DeadNight"という憎むべき軍事組織があったんだ。彼らは混沌と破壊をもたらし、多くの命を奪った。帝国はそれに対抗するために"CTIQA"という組織を立ち上げたんだよ」

私は意味も分からず、ただ「そうなんだ」と答えた。その時は、それがただの伝説だと信じていた。平和な日々が永遠に続くと思っていた。

しかし、その信念は16年後、突如として崩れ去った。


1412年、21歳になった私は、ノースファンランド帝国政府軍事団体CTIQAに入隊した。そして、その瞬間、DeadNightからの宣戦布告と攻撃が到来した。突如として、16年前に聞いた言葉の真意が胸に突き刺さった。「支配を解くためには戦うしかない」。それは単なる格言ではなく、私たちの現実だった。

戦場に立った時、私は衝撃的な事実に直面した。私自身が"DN支配地域"の出身だったのだ。幼い頃に聞いた言葉が、今や残酷な現実となって目の前に広がっていた。故郷が戦場と化す中、私の中で何かが変わった。

戦いは激しさを増していった。上司、同僚が次々と倒れていく。銃声と悲鳴が入り混じる中、私も死を覚悟した。そして、ある瞬間、全てが闇に包まれた。


しかし、目を開けると、見知らぬ場所にいた。真っ白な壁に囲まれた緊急医療室。窓の外には見たこともない未来的な街並みが広がっている。混乱する私の目に、壁に掛けられたカレンダーが飛び込んできた。そこには「2063年」と記されていた。

信じられない思いで部屋を出ると、廊下で一人の人物と出会った。

「私はフォリア・マークローバスです。ここは本当に2063年なのでしょうか?」と尋ねると、

「はい、その通りです」という簡潔な返事が返ってきた。

さらに進むと、"CREW 第四軍隊長室"という表札が目に入った。戸惑いながらノックをし、中に入ると、そこには見覚えのある顔があった。

隊長は私を見て言った。「マークローバスか。15世紀ぶりだな。DNのことについてすぐに聞くと思ったが、違ったようだな」

私は混乱しながら尋ねた。「あなたは誰ですか? どうして私のことを知っているのですか?」

「私は旧CTIQA 第七軍隊長、現CREW 第四軍隊長だ。お前の記録は我々の歴史に刻まれている」

DNについて聞くと、隊長の表情が曇った。「DNの軍は消えていない。むしろ、彼らは力を増している。CTIQAは敗北し、我々CREWが立ち上がった。だが、状況は厳しい。お前の協力が必要なんだ。お前は唯一の希望だ。DNを倒すことに協力してくれ」

私は躊躇した。しかし、過去の記憶と未来への希望が交錯し、「はい」と答えた。


それから10年の間、私は新しい時代の戦闘技術を学び、CREWの一員として戦った。そして、2073年、新たな戦いの幕が上がった。

Crewの宣戦布告により、第21回DVC戦争が開戦した。戦場に到着すると、両軍の大隊長たちが緊張した面持ちで対峙していた。空気が張り詰める中、突如として戦いの号令が響き渡った。

私は昔の記憶と新しい技術を融合させ、戦った。銃を撃ち、殺しを繰り返す。しかし、今回は違った。かつての無力感はなく、むしろ使命感に満ちていた。

戦いが3時間目に入ったとき、私は決断した。最新型のジェットパックを起動し、敵陣の中心へと飛び込んだ。混乱する敵兵たちの間を縫うように進み、ついに敵軍大将軍の代理者と対峙した。

激しい一対一の戦いの末、私は勝利した。敵軍の大隊長が憎悪の眼差しで私を睨みつける中、両軍で退避命令が発令された。

戦場から離れ、私はCrew本部の総括官に呼び出された。これからどうなるのか。私の役割は何なのか。そして、この終わりなき戦いはいつまで続くのか。答えのない問いを胸に、


私は総括官室へと向かった。





私は本部に到着後、緊張感に包まれながら統括官室へ向かった。廊下を歩く足音が妙に大きく響き、自分の鼓動が耳に届くようだった。扉の前で深呼吸し、覚悟を決めて叩いた。

「どうぞ」厳しい声が中から聞こえた。

私は緊張した面持ちで部屋に入り、背筋を伸ばして挨拶した。「失礼します。第四部隊ファリア・マークローバスと申します」

統括官は机の向こうから鋭い眼差しで私を見つめていた。その目には怒りと、わずかながら好奇心のようなものが混ざっているように感じた。

「来たか。単刀直入に言うが、何故ジェットパックを使った」統括官の声は冷たく、部屋の空気が一瞬で凍りついたようだった。

私は喉の渇きを感じながらも、できるだけ冷静に答えようと努めた。「はい。それは、今がチャンスではないかと判断したためです」

「チャンスか」統括官は眉をひそめた。「なにがチャンスだった」

「それは、あの時に空襲命令が発令されたためです」私は言葉を選びながら説明を続けた。「敵の態勢が整っていない絶好の機会だと考えました」

統括官は椅子に深く腰掛け、しばらく黙考した。その沈黙は永遠のように感じられた。「そうか。敵が焦っていたタイミングを見たのか」

「はい」私は力強く頷いた。

統括官は深いため息をつき、「お前の処分はなかったことにしよう」と言った。

私は驚きのあまり、思わず聞き返してしまった。「処分ですか」

「退避命令の発令での進軍は処分対象なんだ。だが、いいだろう」統括官の表情が少し和らいだように見えた。

安堵の気持ちと共に、責任の重さを感じた私は、深々と頭を下げた。「ありがとうございます。今後はより慎重に行動いたします」


-第二章- 総括菅と睡眠間 -


統括官との緊張した会話を終え、私は自室へと向かった。廊下を歩きながら、今の会話を振り返り、自分の行動の是非について考えを巡らせていた。

自室のドアを開けると、驚きのあまり足を止めてしまった。部屋の様子が一変していたのだ。以前あったはずの質素な家具は姿を消し、代わりに最新式のテレビやベッドが置かれていた。戸惑いながら部屋に足を踏み入れた時、突然ドアをノックする音が聞こえた。

「失礼いたします。大隊長上司の大将軍様よりマークローバス様に贈り物があります」ドアの向こうから声がした。

「はい。ありがとうございます」私は少し躊躇いながらドアを開け、贈り物を受け取った。

箱を開けると、中にはUSBが入っていた。好奇心に駆られ、すぐさまPCに挿して再生した。統括官の声が流れ始めた。


「ファリア・マークローバス、私のことは覚えているのか分からないが、私の本当の話と君の寝ている間、睡眠間の話をしよう」

その言葉に、私は身を乗り出して聞き入った。

「1412年、君は敵軍DeadNightの兵士に殺された。だが、治療担当者が緊急処置を施したんだ。既に君はなくなっているのにも関わらず」

私は息を呑んだ。自分が死んでいたという事実に、現実感が失われていくのを感じた。

「そして、君は緊急医療室に運ばれた。室温をマイナス100度の状態で、コールドスリープの状態にしたんだ、6世紀も」

6世紀もの時が流れていたという事実に、めまいを覚えた。

「だが、いずれ室温を維持する機構は壊れる。いつかは分からないが、」

突然、録音が中断された。別の声が聞こえた。

「ウォブラシー統括官」

「なんだ..... マークローバス宛のメッセージを録音中だったんだが」

「申し上げございません。マークローバス様が起きました」

「そうか、」

「失礼しました」

「いや、報告をありがとう」

そして再び統括官の声に戻った。

「録音を続けよう。いつかは分かった。起きたんだな。お前が寝ていた間、DVC戦争... DeadNight vs. Crewの戦争が13回あった。第20回DVC戦争でCTIQAは崩壊した。もちろん、その間に君の仲間は数えきれないくらい逝ったが... 次に会うときどういう状態か分からない、私は癌を患っているんだ。いつが最期かは分からないが、そうだ。すまない。すまなかった、マークローバス」

録音が終わり、私は呆然としていた。何故謝っているのか分からなかった。睡眠の間の出来事もよく理解できなかったが、何か重大な事実が隠されているような気がした。

考え込んでいる私のもとに、突然大将軍が訪れた。

「マークローバス、久しぶりに外に出てきたらどうだ。変わっているぞ」大将軍は優しく微笑んだ。

私は感謝の気持ちを込めて答えた。「ありがとうございます。では、大将軍様はどうしますか」

「いや、遠慮しておこう。帝国幹部と話があるんだ」

「そうですか、ではまた会う時まで」

そう言って、私は外に出た。外の世界は、私の記憶とは大きく異なっていた。最初は気づかなかったが、よく見ると地面には弾の跡が残っており、一部の場所は血に染まっていた。ここで激しい戦闘があったのだろう。

少し離れたところに街が見えた。一見しただけでも、70人以上はいるように思えた。その時、後ろから声をかけられた。

「この街は今、8000万人の人がいるんですよ。楽しんでください」

私は驚きながらも、街の中へと足を踏み入れた。市場には新鮮な果物や肉が並び、近代的なスーパーマーケットもあった。技術の進歩を目の当たりにし、改めて長い時が過ぎたことを実感した。

しかし、その平和な光景もつかの間、突如として警報が鳴り響いた。集合命令だ。私は急いで軍の司令集合本部へと向かった。

そこで告げられた命令は、予想以上に危険なものだった。

「ただいまより、潜入命令を行う。潜入先は、帝国の敷地近くにあるDeadNight偵察戦闘部隊の駐屯地だ」

私は深く息を吸い、新たな使命に向けて心を引き締めた。長い眠りから覚めたばかりだが、この世界で自分の役割を果たす時が来たのだと感じた。未知の危険が待ち受けているかもしれないが、


私は覚悟を決めて任務に向かう準備を始めた。





私は緊張した面持ちで潜入準備を進めていた。突然、予想外の声が私の名前を呼んだ。「ファリア!」驚いて振り向くと、そこには懐かしい上司の姿があった。懐かしさと緊張が入り混じる中、上司は真剣な眼差しで私を見つめ、力強く語りかけた。

「気をつけろ。怯えるな。お前は私たちの大切な仲間だ」

その言葉に、私は決意を新たにした。任務の危険性を十分に理解しつつも、仲間たちの信頼に応えなければならないという使命感が湧き上がってきた。


-第三章- 潜入の道 -


突如、ドアが開き、大将軍の代理者が現れた。「マークローバス、潜入任務説明の時間だ」

という言葉に、私は即座に応じた。「はい。すぐに向かいます」

長く明るい廊下を歩きながら、私は任務の重要性を再確認した。

会議室に到着すると、代理者は厳しい表情で告げた。「時間だ。これより作戦内容の説明を行う」

しかし、部屋には私一人しかいなかった。

代理者は私に問いかけた。「マークローバス、お前は覚悟ができているのか?他の3名はまだ到着していないが」私は迷うことなく答えた。「はい。覚悟はできています」

「そうか」と代理者が言いかけたその時、ドアが開き、新たな声が響いた。

「遅れてすみません。私たちも覚悟はできています」私は内心で安堵した。

続いて、3人の仲間が次々と自己紹介を始めた。

「私はシェアリー・フットマン、シェアリーと呼んでください」

「私はシェイミー・フットマンです」

「俺はジューンだ」

私も改めて自己紹介した。「私はファリア・マークローバスだ。よろしく」

大将軍代理は、全員の自己紹介が終わると、作戦内容の説明に入った。

「では、作戦内容は以下の通りだ。全員の目的は同じDNの秘密情報を盗むことだ。

2日後、サウスファーランド帝国領DN支配地域にて軍の入隊募集が始まる。

そこに応募し、潜入してメモを取り、今から1年後、2064年6月より駐屯地から脱走、情報をCrew幹部に届ける。作戦は以上だ。サウスファーランド帝国領DN支配地域に行くための手段を用意した。出発せよ」

その言葉を合図に、一行は即座に行動を開始した。用意された移動手段はヘリコプターだった。


約2日間の飛行の後、ヘリは目的地近くに着陸。操縦者から「ここから先はヘリでは侵入できない。

徒歩で支配地域に向かってくれ」と告げられ、私たちは地図を受け取り、慎重に支配地域へと向かった。

支配地域に到着すると、その入り口は高さ15メートルもの巨大な壁で囲まれていた。

厳重な検査を通過し、ようやく支配地域内部への侵入に成功。内部に足を踏み入れると、

すぐに目に飛び込んできたのは、"DeadNight軍、兵士募集中....役所で出願!"と書かれた巨大な看板だった。

一行は迷わず役所へ向かい、出願届を提出。係官から「軍事経験はありますか」と尋ねられ、

用意していた偽の経歴を元に「はい」と答えた。幸い、出願は無事に受理された。

その後、一行は住所の書かれた紙を受け取った。"DeadNight - 所在地 -"と記されたその住所に向かうと、そこには「DEADNIGHT HEAD OFFICE」と刻まれた大理石の石板が掲げられた、30階建ての巨大なビルが聳え立っていた。


緊張感を抑えつつビルに入ると、「DeadNight新兵はこちら」と書かれた看板と部屋が目に入った。指定された部屋に入ると、そこにはたった私たち4名と、DN軍幹部6名の計10名しかいなかった。

静寂を破り、一人の幹部が口を開いた。「ようこそ、DeadNightへ。君たちを待っていたぞ」その言葉に、私たちは身構えた。「君たちは、DeadNightの新兵としてこれから戦ってもらう」そして、約1時間が経過し、DeadNightの説明は終わった。もちろん、メモも取った。

私たちは各部屋に向かった。任務が始まり、情報収集の時が来た。初日、私は幹部と話をした。幹部はこう言った。「新兵か、どうだDeadNightは、いいだろう」私は「そうですね。すごく良い場所です」と返した。すると幹部は「だろ?お前は分かっているな、たく、CREWにファリア・マークローバスなんて生き返らなきゃ、この戦いは終わっていたのに」と言った。私は疑問に思った。なぜ、私が生き返らなければ戦いは終わっていたのか。ずっと考えたが、その理由は分からなかった。その日は疲れており、すぐに眠りについた。

次の日、私は新型の武器を見せてもらった。報告書を書いているとき「何をしてるんだ」と聞かれ、私は「メモを取ってるんです」と答えた。

私は報告書にこう記した。「DN最新武器:ジェットクラスター、ジェットクラスターは音速で飛行し、目的地上空に着くと自動的に爆発する仕組み、それにより子弾が作動する」といよいよ、潜入任務が本格的に始まった。潜入に気づかれたら、どうなるかは分からない。DeadNightの技術等を盗むときが、来た。もう一度言おう、


潜入任務がいよいよ、始まった。





潜入3日目、私は最悪の目覚めを迎えた。

シェアリーとシェイミーが急いで私の部屋に来た。「イェサー、起きてくれ」と言われ、私は慌てて起床した。イェサーは私の偽名だ。ドアを開け「どうしたんだ、こんな朝早くに」と尋ねると、「裏切り者がいるらしい。幹部が大会議室に集まれと言っている」と告げられた。その瞬間、私たちCrewの潜入がばれたのではないかと恐怖が走った。


-第四章- 行方不明者と帰還 -


急いで部屋を出て、大会議室へと向かった。

会議室に入ってしばらくすると、幹部が話し始めた。「諸君、よく集まってくれた。既に知っているかもしれないが、裏切り者が見つかった...新兵の中からだ」

その言葉に、私とシェイミー、シェアリー、ジューン... 私たち4人は固唾を呑んだ。幹部は続けた。「非常に残念だが、仕方ない。処分は死刑だ」その言葉に、私たちは背筋が凍る思いがした。

しかし、しばらくして処分対象の名前が発表された。「これより、処分対象者の名前を言う。ハワー・ルイード、トゥント・サワ、以上2名を処分対象とする。これにて解散」私たちは安堵のため息をついた。別の人物だったのだ。


その後、私たち4人は技術者の案内で、DNの技術研究室を見学した。

国際法で禁止されている、殺傷能力の高い"電磁レーザー機対戦車機"と"対人機"、透明化を実現する薬とその製造方法について詳しく説明を受けた。

技術研究室を後にしたすぐ後のことだった。突然、声をかけられた。「よう、新人か?」私たちは「はい」と答えた。「そうか...こっちに来い」と真剣な表情で言われた。

案内された先は、特定者専用会議室だった。幹部しか入れない場所だ。会議室に入ると、突然こう言われた。「お前ら、Crewだろ」私たちは「違います」と必死に否定した。すると相手は「そうか...実は僕はCrewの最高機密書類管理官なんだ」と明かした。私たちは驚愕した。「行方不明になっていた、最高機密書類管理官...ですか」と思わず口走った。

彼は自己紹介した。「僕は行方不明扱いになっているのか。それは良かった... 僕がなぜここにいるのか説明しよう。マークローバス、お前は僕のことを知っているはずだ。先に言っておく、名はブルート、ブルート・イナフだ」ブルートは、私が成人する数か月前に生まれた上司の子供だった。

ブルートは続けた。「2031年9月、最高機密書類管理官になった時、僕は上司にこの駐屯地への潜入を願い出た。

上司は危険すぎると反対したが、僕は行方不明という扱いにしてくれと頼み、Crewの本部を出た。戦場跡を通り、この場所にたどり着いた。DNの機密情報も収集してきたんだ。ところで、お前らは何しに来たんだ」

私たちが事情を説明すると、ブルートは「そうか、一緒に帰還しよう。もう、情報は集めきった」と言った。しかしその瞬間、ドアが開いた。「裏切り者め、その会話は録音した。幹部に提出させてもらう」と声がした。ブルートは「くそっ、お前ら、任務放棄のことは俺が説明する。今は逃げるぞ!」と叫び、私たちは急いでその場を離れた。

何とかCrewに帰還できた。ブルートは「大将軍に報告してくる。お前らは部屋に戻っていろ。DNの情報は俺が提供する」と言い、私たちと別れた。

部屋に戻った私は、ずっと気になっていたUSBの音声の最後の言葉を思い出していた。「そうだ。すまない。すまなかった、マークローバス」この意味を考えた。両親のことなのか、それともDNの人が言った「CREWにファリア・マークローバスなんて生き返らなきゃ、この戦いは終わっていたのに」という言葉に関係があるのか、理解できなかった。


そんな中、突然父との昔の会話が蘇った。

「ファリア、お前は本当は生まれてこないはずだったんだ」

「どういうこと?ファリアのこと嫌いってこと?」

「違う、言い方が悪かった。おかしいんだ、お前が生まれてから数か月たち、DeadNightがこの地を占拠した。お前を探しに」

「ん?なに、さっきからなにいってるの?ご飯冷めちゃうよ」

「わかった。お前を狙う理由。お前が死ねば、この戦いは終わる。そう感じるんだ。お前は、どう思う?」

「.............................................」

「そうだよな、意味はわからないか。お前がいると、戦いが起きる理由、それは、」

そこで記憶は途切れた。理由は今だにわからない。

なぜ、私がいなければ平和なのか...いつかわかるのだろうか。ここでの本当の私の役目はなんなのだろうと、その日の夜は考え続けた。


突如ドアがノックされた。手紙だった。

中を開け読むと、そこには「ファリア・マークローバス、突然の手紙を失礼する。統括官としての任期を近日中に終えそうだ。両親のもとに行く時が来た。聞きたいことを聞きに来い、第二中央病院にいる」と書かれていた。私は謝罪の理由を聞きに向かった。

病院で統括官と対面した。

「なんだ。マークローバス...なにを聞きに来た」

私はUSBを手に聞いた「このUSBに記録された音声の最後、あなたは私に謝罪をしました。どういう意味なんですか」

「そうか、そのことか。謝罪の理由はお前の予想通り、両親のことだ」

「そうですか。両親を助けられなかったことですか」私の両親は強盗に殺害されたと聞いていた。

「いや、違う。本当の真犯人が実はいる」

「そんなはずは」

「私だ」その言葉に、私は言葉を失った。

「なにを言っているのですか」

「私はあの時、君の父を憎んでいたんだ。当時、私を刃物で刺し、お前の父に襲われた。お前の復讐したかったんだ。子供が生まれたと聞き、さらに憎んだ。お前が4才の頃、私はお前の両親を殺害した。強盗殺人として、無実の人を巻き込んで、よくある話観たいだろ。すまなかった。本当に、反省してくるよ... 君の両親に」その告白に、私は怒りと混乱が込み上げた。

私はそのまま病院を出た。謝罪の理由、それは両親のことだった。もう、忘れようとしていたことだ。

その2日後、統括官ウォブラシーは約71年の生涯を終えた。だが、約700年生きたらしい。どうやら、ウォブラシー統括官もコールドスリープしていたらしい。


私は、最後にこう言いたかった。"そうでしたか、ありがとうございます。"と、

今後、どのようになるかは分からない。私が生き返った理由、この時代での役目、


私はそれを、探し続ける。





統括官の死から4日が経った。私はいまだに、統括官が両親を殺害した犯人であるという事実を受け入れられないでいた。


-第五章- 平和な一日と記憶 -


私が部屋にこもっていたときだった。突如としてドアが開き、そこには隊長が立っていた。「マークローバスよ、外に出ないか。新都市を案内しよう」私は「わかりました」と答えた。

Crewの本部を出て、住宅地へと向かった。壁や窓が強化され、耐久性が向上していた。コンビニエンスストアもあった。「コンビニは、まだあるんですね」と言うと、「昔にもコンビニがあったのか」と隊長が尋ねた。「私の時にはCLINGS IMPACTというコンビニがあったんですよ」と答えると、「そうか」と返答があった。夢で見た1920年にコンビニができた世界の夢を思い出した。その後、商店街や飲食エリアへと向かい、バーガーチェーンでチーズバーガーを食べた。その後、私は本部へと戻った。


本部に戻り、部屋でテレビを見ていると、ちょうど"DeadNight誕生"というタイトルのドキュメンタリー番組がやっていた。番組ではこう語っていた。

「昔、ファーランドを侵略し、南北で分裂させた。1932年にDNは誕生し、その理由はとある一人の男にあった。ファリア・マークローバス、通常の人の6倍の治癒速度と不死身とされ、村長にDNに売られた。ファリア・マークローバスは4才の頃より軍隊に入るため訓練に勤しんだ。1412年、現在のCrewとなるCTIQAに入隊し、入隊1年後のDVC戦争で死亡した。噂を知っていた治療担当者は、不死の研究を未来に託し、ファリア・マークローバスを止血、強制長期保存睡眠装置でコールドスリープ状態に保存した」と。

私は自分が不死だと信じがたかった。研究のために蘇った。ただそれだけの理由で死なせてくれない... いや、私自身が死なせてくれないのだ。またテレビを見ていると、「DeadNightは生きたいのに生きられない人をDNAを研究し、助けようとした。だが、CTIQAはそれを邪魔し、今に至る」と語っていた。


ベッドに入りショックを受けていると、ドアがノックされた。ドアを開けると大将軍がいた。私は咄嗟に言った。「大将軍ですか...聞きたいことが丁度あったんです。裏のカフェで話しましょう」と。大将軍と話した「なんだ。話したいこととは」「暇ですよね」「今はな」「じゃあ、行きましょう」と。

カフェに着き、話を始めた。「大将軍、私を今後どうするつもりですかね」と聞くと、「話そう、マークローバス。君の今後の扱いを。君は不死の力を持ち生まれた。私たちは君の力を使い、病気が治せると思った。だが、DNはその話を自分たちの計画かのように広めた。それから私たちは、戦場に故意に送り、君を殺させた。そして、君が自身の意思で生き返った。それで約6世紀にも及ぶ睡眠状態から起きたんだ。だが、起きたことを知ったDNは、今君を殺そうとしている。気を付けるんだ。次の戦いが近く始まる。君を危険と認識する者どもと守る者ども、君をめぐる戦いが始まるんだ」と答えた。

「そうですか。じゃあ、FLY TVでやっていた番組の内容は間違っていると」

「そうだ、FLY TVはファーランド帝国時代から続く帝国の指定制裁局の一つだ。分かったか」

「はい、ありがとうございます」

「では、私は会議がある。また会おう」

その後、部屋に戻りPCでFLY TVについて調べた。DN軍営テレビだということが分かった。


私はウォブラシーの墓に行き、こう言った。「大将軍が言うには、私をめぐる戦いが始まるそうです。どうしたらいいでしょうか」と。

墓を離れ、私は考えた。自分の役割はなんなのか。本当の役割は、きっと何かあるはずだと考えた。


次の日、招待で私は帝国政府のビルに入った。14階に行き、会議室に入室してしばらくして会議が始まった。会議は5時間に亘った。私の今後の扱いについての会議だ。やはり、DNから守るとのことだった。信用した。

3日後、起きると父との会話を思い出した。鮮明に。

「ファリア、お前は本当は生まれてこないはずだったんだ」

「どういうこと?ファリアのこと嫌いってこと?」

「違う、言い方が悪かった。おかしいんだ、お前が生まれてから数か月たち、DeadNightがこの地を占拠した。お前を探しに」

「ん?なに、さっきからなにいってるの?ご飯冷めちゃうよ」

「わかった。お前を狙う理由。お前が死ねば、この戦いは終わる。そう感じるんだ。お前は、どう思う?」

「.............................................」

「そうだよな、意味はわからないか。お前がいると戦いが起きる理由、それは、お前が不死でもなく、すべての病気に対抗する力、免疫を持っているからだ。だが、絶対にCTIQAが守ってくれる。お前のことを」

私が狙われる理由は免疫力だった。私の力は特別ではない。不死でもない。それを思い出して、安心した。この場での役割と生き返った理由、考えなければ。

その時、警報が鳴った。DVCの開戦警報だ。いよいよ、また始まる。


私をめぐる、DNとの戦いが。





私は直ぐに準備し、出発した。戦場についたとき、大将軍が言った。

「マークローバス準備は出来てるよな。作戦通りに動け」と、私は

「準備も出来てますし、覚悟も出来ています」


-第六章- 第22回DVC戦争 -前編-


作戦は突如伝えられた。準備中に大将軍の代理者が訪問してきた。

「マークローバス、DVC戦争が始まる。準備は出来てるよな」

「はい。準備は出来ています」

「よかった... 作戦を教えよう」

「作戦ですか」

「お前以外には、死ぬ覚悟を決め、未来を拓け。それだけ言った」

「そうですか。作戦とは」

「お前は、大将軍として戦ってもらう」

「大将軍の身代わりですか」

「実質的にそうなる。だが、違うんだ」

「どういうことですか」

「最後の決戦をお前にやってもらう」

「無理です」

「そうは言わずに、この場で死ぬか... 戦場で死ぬか... 決戦で死ぬか、生きるか。どっちがいい」

「わかりました。敵軍将軍と戦えと言ってるんですね」

「そうだ」

「リスワード将軍様、出発の号令がもうすぐなります」

「わかった、ありがとう。マークローバス、出発だ。大将軍の車両に乗るんだ」

「はい」

私はCrewの本部を出た。こう思いながら"大将軍が何故、戦場に出るんだ"と、いよいよ始まる。

「マークローバス準備は出来てるよな。作戦通りに動け」

「準備も出来てますし、覚悟も出来ています」

戦場についた。運転手が車から降り、こう言ってきた

「大将軍様、到着しました。本当に戦うんですよね」

「そうだ。だが、最終的にマークローバスが戦う。私では倒せない。この機に、私は大将軍から降りる。マークローバス初めは普通に戦うだけだ」

「わかっています」

「よかった。マークローバス、戦おう。DNと自由になるためには戦うしかないんだ」

「....................」

「マークローバス、降りよう」

私は車から降り、第四部隊の場にいった。


「私は大将軍として任期を終える。マークローバスに託すための戦い。自由になるための戦い。マークローバスはわからない。

私は死んではいない。嫁も、私も、ファリア・マークローバス、父として、軍を託そう。戦いのときだ」


開戦の号令が鳴った。DEADNIGHT、正式名称"Decker, Electric, Activity, Doctors, Nights, In 9, Ground, HyperTimes"計8の軍事会社の集まった軍。

今戦うのは、一番下のHyperTimesだ。だが、DEADNIGHTで一番弱いとはいえ、その実力は計り知れない。ここで数を減らさないかぎり、自由への道は途方もない。

さあ、戦いの始まりだ。


戦いが始まったときに私は一気に前に出た。敵を避け、撃ち、倒した。私が20人くらい倒したときに敵軍の戦車隊が来た。DeadNightの戦車には弱点がある。壊れやすいのだ。

特にHyperTimesの戦車は、槍で3回つついただけで12mm凹むほどだ。鉄だとは思えないくらい、凹むんだ。操縦士を撃ち、停車した戦車の燃料タンクに向かって、剣を刺した。だが、今回の戦車は凹まない。後ろに回り、DeadNight軍のどこの戦車か確認した。DeadNight軍の戦車等の乗り物の裏には、企業名が記入されている。今回の戦車は、Nightsのだった。

NightsはDeadNightの中央軍事会社だ。Nightsの戦車は壊れずらく四方向に機関銃が設置されている。私は咄嗟に戦車後方の中央部から離れた。その瞬間、機関銃から発砲さらに四方向の機関銃からもだ。


戦車が次々と来るなか、Crewは空襲命令と後方200mの退避命令を発令した。退避した瞬間、上に戦闘機が通った。そして2秒も経たない間に敵軍の上空から爆弾が落ちた。

その瞬間、爆発した一瞬に大勢が亡くなった。瞬間、私の横を爆弾の破片が猛スピードで通過し、後ろを振り返ると、4人が倒れていた。


空爆により、DeadNightは一時撤退。チャンスと見たCrewは待機場に突入、さらに四方八方から銃声がなるなか、大将軍が私の横に来て言った。

「マークローバス、敵の死者は500名、いや630名におよぶ。残りは4670名だ。こっちに来い」

私は大将軍についていった。すると洞窟に入り、奥に進むとCrewの幹部がいた。

「よお、マークローバス俺はヘイリーだ。宜しくなファリア」

「はい。なんでしょうか」

「マークローバス、大将軍として言う、DN軍はお前を狙ってはいない。調査の結果、私を狙っているんだ」

「ああ、これがその調査結果だ。ファリア」

そこには、"大将軍の持つ力を狙ってきている"と書いてあった。私はこう言ったんだ

「私のことではなく、大将軍を狙い.... どういうことですか?」

「ファリア、実際言うと2人を狙っている。お前を狙う理由は、君のもつ免疫力。だが、その研究はこちらですでに行っている。DNもやろうとしてるんだ。君の研究を。そして大将軍を狙う理由は、力だ。その力は、生き返らせること、君を治療した治療担当者は大将軍なんだ」

「そういうことだ。マークローバス」

「そうなんですね」

私は驚き、その一言しか出なかった。

「ファリア、何かあったか」

「いえ、なにもありません」

「そうか。大将軍ありがとう。連れてきてくれて」

「ああ、少し休むか。マークローバス」

「いや、戦場に行きます。この時も仲間は戦っています」

「わかった。ヘイリー後退した場合、ここにも敵軍が迫ってくる。気を付けるんだ」

「わかってるよ」

「じゃあ、戻ろう。戦場に」

「はい」

私は、戦い続ける。いつDeadNightの存在を絶対に無くしてやる。その為に、戦場に戻る。まずは、HyperTimesからだ。

「大将軍様、お知らせです。敵軍、戦死者6000人。残り1000名です」

「そうか、空爆だな」

「はい。空爆と自動操縦機の特攻によるものが7割、残りは銃、戦車、ドローンによるものです」

「ありがとう。さあ、決戦の時だ。マークローバス」

「はい」

いよいよ、私の出番が本格的に始まる。何度も言うが、いよいよ


決戦のときだ。





「大将軍様」

「なんだ。また君か」

「敵軍、増援を確認しました」

「何人だ」

「約6000名です」

「そうか... ありがとう。部隊に戻ってくれ」

「はい」

私はそんな会話と、銃声や爆発音を聞きながら、戦場へと戻った。


-第七章- 第22回DVC戦争 -後編-


私は前線に戻り、第四部隊と再合流した。

遠くからでもわかった。8人の部隊のはずが、6人しかいない。すると隊長から、あることが告げられた。

「マークローバス、戻ったか。ここは戦場だ。手早く言うぞ。1人が仲間に撃たれた。撃ったものは、その場で銃殺した。詳しくは後で言おう。戦場の現状は、見ての通りだ。今は、DN軍第五駐屯地を目指している。わかっているな」

「はい」

そして私は、戦いに再度参戦した。だが、また銃を撃ち、殺す。それを繰り返す。だが、気が付いた。敵軍の増援が来ないのだ。

私は、DN軍の増援がどこにいるか、戦いながらも考えた。そして私は、部隊メンバー全員に言った。

「DNは、地下にいる」

すると隊長がこう返答した。

「どういう意味だ?ここの地下は、岩盤だぞ。DNの技術でも破壊は出来ない。そんな岩盤だ」

近くで銃声がなり、仲間が戦いながらも聞いてくれているなか、私はこう答えた。

「この場所... 戦場の地下は、DN軍の拠点... いや、迷宮になってるんです」

「そうなのか」

「はい。おそらく、500m後方。つまり、」

「一番の第二十九部隊.... 最後方に」

「その可能性が十分あります。ですが、DNは」

「後方210mに」

「はい。DNの考えは、いつも我々の予想を上回ります。お伝えください」

「わかった。だが、ここを突破されれば、後退することになる。絶対に守ってくれ。第十部隊に伝えてくる」

「わかりました」

そう言い。隊長は走っていった。それからしばらく守ったが、私は両腕をやられ負傷。仲間も死傷し、第四部隊で戦えるものは、残り2人になったのだ。

Crewは後退、私は防弾車に乗り、野戦病院に行った。治療を受け、しばらく休んだ後、戦場に戻っていたときに、通達者が来た。

「君の予想通り、第十部隊。前線後方210mにDN軍が地下から出現。待機していた機関部隊により、増援は全滅。残りは1名だ。もうすぐ、HTとの決戦のときだ」

「わかりました。戦場に戻らせていただきます」

「ぁ∼、分かった。戻っていいぞ」

「はい」


そう言い第四部隊の場所へと向かった。そこには敵の大将軍がいた。足元には、隊長共の死体があった。

そこで、私は対峙した。いつかの... 過去のような感じだった。敵軍の者と対峙するのは。20秒ほど見つめあっていたのだろうか。DNの大将軍が喋りだした。

「ファリアか....」

驚いた。何故、名前を知っているのかと、不思議だった。

「何故、知っているんだ」

そう問いかけると、

「私の名は、フォルトだ。覚えてないか?」

フォルトと聞いても、わからなかった。恐らくは、ブルート・ベルグラーの親戚の子なのかと... そこで問いかけた。

「ブルート・ベルグラーの親戚か?」

と、すると、

「そうだけど、え?本当に覚えてないの?」

「はい」

「あっ、そうか。結構寝てた人に問いかけるんじゃなかった。いいか、うん」

「あの」

「なんだ。戦えゕ」

「はい」

「ごめん。じゃ、行くぞ」

そして、やっと終わり戦いが始まった。

相手は"短剣"、こっちは"ライフル"だった。

フォルトは短剣を抜き、攻撃を仕掛けてきた。私はライフルを撃った。すると、俊敏な動きで流れ弾を避けて、私は手を斬られた。どうやって避けたのかわからないが、来れたところは、運よく浅い切り傷になった。さらに、素早く動いているのだろうか。残像があった。すると、そんな残像の中から急にフォルトが出てきた。銃でガードし、同時に所持していたピストルで足を撃った。俊敏は失われ、動きが鈍くなった。急にいなくなったと思ったら、丘の上に居た、短剣を出したと思ったら、ワープしたように攻撃してきた。きずくと、何かが腕を貫通していた。DNの開発した、貫通力と殺傷能力が高い機関銃で攻撃されたのだ。だが、痛みなど感じられなかった。急に何かに取り憑かれたように、フォルトに向かって、銃を連射したが、一つも当たらなかった。すると、フォルトは隠し持っていたのだろうか。ピストルを手に攻撃してきた。それによって、失明した。最終的には、爆薬を自分の足元に投げた。爆発と同時に、DNから盗み取ってきた装置でバリアを張った。破片がフォルトの頭と、心臓部を直撃、貫通し、その場で死亡した。

すると、大将軍がやってきた。

「もう戦いは終わったのか?」

「はい。次は、第五駐屯地が目標です」

「そうか。マークローバスよ。勝利を記念し、食事をしよう」

そう言ってきた。この戦いの結果は、戦死者 6241人 重軽傷者 3746人だった。


私たちは本部に帰還し、大会議室で食事をした。何故、あの光景を見た後に食事を躊躇することなく食べれるのか、不思議だった。

その後、戦場に言った。そこで、私は両軍の戦死者に敬意を示すと同時に、大量の死体と凸凹になった地面を見て、そこで私は思った。


"後で地均さないとな"と、





四方八方、死体と弾痕で囲まれた戦場を、メンバーと一緒に掃除していた時だった。

「久しぶり、ファリア・マークローバスだっけ?」と、声がした。

「はい」そう答えると、

「良かった。シェアリー、シェアリー・フットマンだよ」

「フェアリーか、何か用?」

「あっ、なんだっけ...」

「忘れた?」

「忘れたけどいい!多分これに録音されてるから」

「録音機?」

「そう」

「じゃあ、再生するね」


-第八章- 再び、平和な一日 -


再生されたメッセージからは、新総括菅からだった。

「ファリア・マークローバス、私の名は"フォール"だ。残念ながら、君の父と母によりラストネームの発言は禁止されている。まあ、色々あり、これまでは君の父と母については何も言うことは出来なかったが、本当のことを君には伝えよう。大将軍から直接。君が戦場にいるときにボソッと呟いたようだが、もうすぐ来るだろう」


「わかった?ファリア・マークローバス、こういうこと」

「え?」

「ん?なに、え?って」

「いや、大将軍が来るってだけの内容を忘れたの?」

「いや~、そうらしい。でもそうこと!まあ、もう帰るね。また」

「うん」


なんだったのかは分からないが、作業を続けた。


作業が終わり、CREWに帰った。すると、

「マークローバス、行く予定だったが行くことが出来なかった。お知らせだ」

「はい。お知らせですか、大将軍様」

「あぁ、多目的室に来てくれ」

「多目的室ですか」

「そうだ」

「場所は誰かが案内してくれるだろう」

そういい、講堂に向かった。

CREWの案内標識に従い、多目的室に着くと、

「ファリア・マークローバス様ですか?」

「はい」

「大将軍様より、控室をご用意しました。ご案内します。部屋には、大将軍様がお待ちです」

「わかりました」

案内人に付いていき、控室に着いた。中には大将軍が案内通り居た。案内人は、

「ファリア・マークローバス様、フィール大将軍様、演説開始までしばらくお待ちください」

と言い、その場を離れた。10秒ほど経ち

「ファリア・マークローバス」

「はい」

「君の父と母について言おう」

「え?亡くなった者の話ですか」

「命令は上手くいっていたのか」

「命令?ですか」

「ファリア・マークロバース、君の父は私だ」

「どういうことですか?」

「いや、理解はしなくていい。DEADNIGHTに私たちが生きていることに、気づかれてはならない。その為に、死亡したこととした。お前ならわかるはずだ」

「はい。薄くではありますが、父と母は元々、DEADNIGHTの幹部だったが、軍を裏切り、CREWに付き、DEADNIGHTの情報をCREWに流出させた。それにより、マークローバスは、DEADNIGHTの重要危険人物とし、DEADNIGHTの第一の目標となり、DEADNIGHTにより殺害。その後、DEADNIGHT軍は完全なマークローバス家の死亡を確認。だが、実際はCREWにより保護され生きていると」

「ああ、合ってはいる。私の名は、もうわかるだろう。フィール・マークローバスだ」

「はい。フィール・マークローバスは確かに私の父の名前ではありますが、証拠がなければ...」

「ある。フィール・マークローバスの持つ、地下室に隠された。この時計がそうだ」

大将軍が見せてきた。その時計は、マークローバス家の家宝で、父が地下室に隠したとされた。サウスファーランド帝国は見つける為、地下室を調査したとき、その時計はなかった。漁られた形跡はないことから、サウスファーランド帝国は、盗まれていなく、デマである可能性が高いとし、フィール・マークローバスと共に燃やされたとされた。そのような鮮やかな緑の時計を持っていたのだ。それで私は、大将軍が父であることを信じた。


その時だった。案内人が戻ってきたのだ。

「フィール大将軍様、演説の時間です。本部のCREW軍員、全員入室し、着席済みです」

「わかった」

「失礼しました」

「ファリア、ついて来てくれ」

「はい」

ついて行くと父は、多目的室に設けられた舞台の裏にいるよう指示された。

父はマイクの設置された、舞台の中央に立ち、こう言った。

「本部の全ての軍員を集めたが、話はすぐに終わる。私、フィール・マークーローバスは、大将軍を廃止し、大元帥に就くとする。また、新たに、元帥、大将、中将、小将も大元帥と共に設置し、大元帥には私、フィール・マークローバス。元帥には、実質的に新人とし、敵軍の一代表に称した、ファリア・マークローバス。大将には、ハワー・ブルート。中将には、ジェリー・スワーカー。小将には、チル・ハイジャーを任命する。以上とする」

その言葉に、私も、軍員全員が驚きと共に沈黙した。


私は、部屋に戻り、その日は寝ることにした。


その時、CREWに新たに設置された大元帥室では、


「失礼します。フィール様、お知らせです」

「なんだ」

「DEADNIGHT軍、Groundより宣戦布告です」

「そうか、DEADNIGHTに一歩近づいたな」

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