第54話
喜田川side
「わぁっ、きれいになりましたねぇ……」
「シン!!」
それだけ言うとシンはグッタリと目を閉じてしまった。
「シン!!」
「落ち着け、気を失ってるだけだ」
近くまで来た、仮面のアホに言われます。
「仮面のアホとは、スゲェ言われ方だな」
ククッと楽しそうに笑う。
本当にコイツは……。
「どういうことだ?」
「あれだけ、濁ってたのによぉ……」
「シンのあの灰が……」
子供達が戸惑いながら、シンと男を交互に見る。
「オオッ!?あれだけ痛く苦しかったのに!!もう苦しくも痛くもねぇ!!」
男が歓喜の声を上げる。
「「「浄化ーー??」」」
「「……」」
シンの“力”は浄化だというのですか?
“星”だと思っていたものが“ハート”だったというだけで衝撃が強いというのに……。
“浄化”など……。
それは稀有の“力”だ。
LOSTが阻止出来るのならなおのこと。
しかし、1つの“星”を浄化するだけでこの疲労。
“力”を使わすわけにはいかない。
とりあえず、今はGUARDをやり過ごさないと。
ギッと子供達を睨むと、子供達は納得だと頷いてくれた。
“力”が強いだけはある。
頭の回転は早いようだ。
天パは以外だが。
ならば後は……
私は男を見る。
おもいっきり殴ったら記憶が飛ぶかしら。
「「「……」」」
ええー……って顔で子供達がこっちを見てくる。
なんですか。
「なっ、なんだよっ。そんな熱い視線で見るなっ」
何を勘違いしているのだ、この男は。
「物騒なことを考えてんじゃねぇよ」
「しかし」
このままではシンがGUARDに……。
「なんのために、あたしがぁ来たと思ってんのよぉ」
「だから何故オネェ……」
仮面のアホの胸に“星”が出現する。
その色はーー美しい翡翠色。
(((似合わねぇ)))
何故かしらね、子供達の考えが手に取る様にわかるわ。
灰かぶり星の少女 めけこ @mekeko-427
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