第4話 主人公の女友達に告白されたんだが!?

 主人公の幼馴染である【九条紫乃くじょうしの】に『結婚を前提に付き合ってください』と言われ、優しすぎるお嬢様【西園寺紅愛さいおんじくれあ】にも『求婚』され、ヤンデレ委員長【月島白雪つきしましらゆき】に関しては『優君は私のもの』とまでに暴走するのだ。


 そして新たに別の彼女から呼び出されていた【早川黄葉はやかわもみじ】原作で言うと主人公の大親友である。

親友ポジキャラは男性の方が多いのだが「君に」の世界だとこの娘が女子の輪の中から主人公を助けているすげぇ奴なんだわ。


 だけどカオスになってきている現世界ではどうなっているのか予想不可能すぎる。



「あ、あの……優さん、私と子供を作りましょう!」


「……え????」


(はぁ……はぁ……本当ならちゃんとした告白をしたかったけど気持ちが抑えられない、優さんと早くズッコンバッコンする仲になりたいなんなら、沢山クンカクンカしたい優さんの体操着を密かに嗅ぐだけでは物足りなくなってきました!はぁ……はぁ……)


「はぁ……はぁ……」


「あ、あの早川さん?だ、大丈夫ですか?」

 

「大丈夫です、早くさぁ早く私と」


「あなた私の優君に色目使わないでもれえる?泥棒猫のくせに優君に近づこうだなんて私が許しませんよ優君も優君です私というものがいながら他の女に目移りしちゃう浮気ものなんですかへぇ〜〜そうですかなら監禁したほうが私だけを見てくれますよねいいですよね大丈夫ですよ痛くもありませんから私と永遠に過ごすことになるだけですから」


「くっ!泥棒猫だとこの蜘蛛女が優さんを独り占めにしようとしてる激やば女なんか優さんを渡しませんよ」


「そうですわ、やっぱり優様に相応しいのはこ・の・ワ・タ・シ♡なのですよ!!ふふ」


「優くんは私のだから私が最初に告白したんだから私と紅愛だけまともな告白してるからね」


「そうですわ」


「……」


 屋上にてメインヒロイン達に争われるモブ生徒の俺、原作がぶっ壊れすぎて恋愛バカゲーの世界へ転生した気分だ。


にしてもマジで一目惚れさせる程関わりあったな……


「ねぇ皆、喧嘩中ごめんだけど俺を好きになった理由一目惚れした理由を聞いてもいいかな?」


「いいわよ」


「もちろんですわ」


「うん」


「まかせて」


すげぇ目がキラキラしてる、やっぱり皆美少女だよなぁまぁアタックが強すぎるけど

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

なぜか、メインヒロイン達に告白されたんだが!? ネガティブ野郎 @NegatiduYarou5476

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ