あなたが1人で泣いているのなら俺が絶対めちゃくちゃ笑わせるぜ。お前ら全員、笑いすぎてショック死する覚悟を固めろ!!!!

Unknown

【本編】ものごっつ生きるのは最高や(ものごっつ藤原)

あ、最初にものごっつ大事な報告が皆さんにあるンゴねえ。


報連相は社会人のマナーですから、ちゃんと報連相します。


まぁ俺ニート(28)だけどな。


……ん? どうした? そこの可愛いお嬢さん。なにか俺に言いたいことがありそうな顔だなあ。よしわかった。今回は特別に許可する。ほら、なんでも言え。


「ニートが社会における報連相の重要性を説いてるのマジうける~! え、じゃあさじゃあさ、まさか私も社会を語ってもいいわけ? 言い訳してもいいわけ? この馬鹿な私が~? いやいやそんなことないでしょ。いや、あるんだな~実はそれが!  って、どっち!? ものごっつウケる~~~~~! 笑いが止まらないよ! ちゃんと責任取ってよね! わたし、責任取ってくれない男マジ無理すぎて草! 草野マサムネ大好き! あ、てか聞いて聞いて。私ほうれんそう大好き! 美味しいし栄養もいっぱいなのマジでウケる! ほうれんそう農家になろ~っと!」


なるほど……。お前、ものごっつ性格が面白い女の子だな。俺は面白い女が好きだ。気に入った。あなたは今日から僕の、姫君というかシンデレラというか彼女というか妻というかレディーというか夫人というか貴婦人というか大奥というか相方というか、そういう感じの存在になってくれませんか? 僕とフランスのパリで暮らしましょう僕一応お金持ちではあるので。お金を稼ぐ才能だけは特化してると思うんすよね。僕と夫婦になるメリットっていう意味で考えると僕と夫婦にならないという選択を取るというデメリットは大きいのかなと思うんすよね、はい。(西村ひろゆきの物真似)


「ひろゆきじゃん超ウケる! てかUnknownって、ひろゆきも知ってるんだ~。そりゃ~ひろゆきは2ちゃんの創設者だから社不がみんな義務教育で習うもんね! てか、私に惚れるスピードが光の速さすぎてマジうけるんだけど! 真面目に聞くけど、なんで私のこと、光の速さで好きになっっちゃったの?」


そりゃもうあれだろ。言わせないでくれよ。もちろん、フレッツ光と契約してるからだよ~。


「そういう光じゃねえよ! マジでウケる~! あー楽しい! え、ほかの理由は? 全部わたしに聞かせてほしい!」


あとはもう、あなたの存在が、俺にとってのWi-Fiなんだと瞬時に悟ったんだ。言わせないでくれよ照れるから。


「は? Wi-Fi? なにそれ~」


そりゃ、Wi-Fiが無いと生きてて不便だろ。あなたは僕にとってのWi-Fiそのものだ。だから「光の速さで惚れた」んだ。ずっと俺と2人で暮らそう。


「うん! いいよ~! じゃあ婚姻届、役所から貰ってくるね~!」


いや、お前も光の速さで俺を好きになっとるやないか~い!!!!!


「まじうける! やめて! これ以上笑ったらショック死するから!」



いや、楽しくなってふざけてる場合じゃないなあ。


でも真面目にふざけるっていうのは、ものごっつ大事なマインドでもあります。そうだろう? アリストテレス。



アリストテレス「うん。マジでそう。その通りなのだ。お前は面白い男だなぁ。この俺の次に天才だ。どうだ? このあと、俺と2人で飲みに行かないか? 居酒屋をハシゴしようじゃないか。そして朝が来るまで人生論について語りつくそうじゃないか」


俺「あー、いいっすねえ。俺もお酒と人生論が死ぬほど大好きです。あ、面白そうだから、もう1人だけ連れてきてもいいですか? その方は若い女の子なんですけど」


アリストテレス「ちょ待てよ、その女性まさか未成年じゃねえだろうな? 貴様、未成年に酒を飲ませるつもりか?」


俺「ん? 未成年なわけないでしょ」


アリストテレス「なら安心したぞ。あと、その子はどんな子だ。それにもよるぜ。俺は友達を選ぶタイプだからな」


俺「めっちゃ賢い上に優しいんです。今まで知り合ったどんな女性よりも賢い。カート・コバーンが、俺より賢い奴は全員女だったって歌詞の中で言ってたけど、まさにそんな感じですねえ。本人は自覚してませんが非常に賢い人です」


アリストテレス「賢くて優しい? その時点で最高の女じゃねえか! てめえ、どこでそんな女と知り合ったんだよ」


俺「去年、バイト先のスーパーで半額で売られてたので、かなり急いで買いました。急がないと、他の客に買われてしまうので」


アリストテレス「なるほど。だから早めに好きになる必要性に駆られたのか」


俺「そうなんですよー」


アリストテレス「上手くいくといいな、俺は1人の思想家としてお前の恋を応援する」


俺「ありがとナス」


アリストテレス「よし、じゃあその女もここに呼べ」


俺「分かりました。おーい、馬鹿そうなフリして死ぬほど優しくて超賢いギャル~。ちょっとこっちに来てクレメンス~!」


ギャル「え、私のこと呼んだ? てか、なんでアリストテレスがここにいるわけ? マジでウケるんですけど~! アリストテレスとUnknownって友達だったの?」


俺「いや、さっき出会っただけの人だが?」


ギャル「なにそれ。マジウケる~!!!!」


アリストテレス「なあ。ギャル。俺は疑問がある。なんでギャルってみんな常にウケてるんだ? なんであいつらはみんな笑うのが大好きなんだ?」


ギャル「は? そんなことすら分かんないの? 泣いてるより笑ってる方がみんな楽しいじゃん。それだけの理由だよ。マジでそれだけだよ~」


俺「それな! 私も超わかる! まじウケる~!」


アリストテレス「あっ、じゃあこの際だから、ついでに私もマジうけるんですけど~!」


ギャル「え? なんでみんなギャルになってるわけ!? まじウケる~! あー生きてるのって面白いなあ。楽しくて泣いちゃいそう」


俺「実は俺もだ」




~寸劇は終わり~








って、俺は何を書いてるんだ。マジで文章を書くのが幸せでしかねえ。おもしれーわ。それを見てくれる奴らに感謝する。


本題に入ろう。


近況報告にも書いたが、明日から俺の通院が始まる。ボーダー、境界性パーソナリティ症にリアルガチで向き合う。


それが今年の抱負だ。


言葉でいくら前向きな気持ちを発信しても、行動が伴わなければ何の意味もないからな。


俺は本当にマジで1人の女性を愛せると確信の念を抱いた。





改めて本当のことを言うと、俺は今まで28年生きてて20人近くの女性から好かれて、そのまま恋愛的な、でも恋愛ではない不思議な男女関係になってきた。基本的に16歳以降の12年の人生で女性が途切れた時期がほぼ無い。マジで自慢じゃなくて客観的事実だ。だが客観的事実であればあるほど、マジの自慢になっちゃうから、今まで俺が女性(特に内面が面白くて優しい女性)から異常にモテる事はずーっと秘密にしてた。それだけはどうしても言えなかった。


あと俺は16歳の時に性的なことに関してのトラウマがあり、自分から女性をホテルとか家に誘うっていう行動だけが、マジでどうしても出来ない。


【16歳の俺の初恋の女性の初体験が、知らない男の犯罪によって失われた。そしてそのままその子との縁が切れた。その子の心は壊れた】


これが直接的な原因で、俺は精神病になった。16歳でアルコールと薬物依存になった。


女性と肉体関係を持つのが怖くて、今も童貞だ。童貞界の英雄とでも呼んでクレメンス。


過去に親密になった女性が俺との体の繋がりを超強く求めてくれたことがあった。性依存と薬物依存の女性だった。俺は好きな女性から行為に誘われてとても嬉しく感じた。その女性の意図はマジでよくわかる。心が繋がった上で身体的にも繋がれば、さらに男女の絆は強固なものになるからだ。


でも俺は、相手の希望に沿うことはできなかった。どうしてもトラウマが蘇ってしまった。俺は謝罪した上で行為を断った。


それで、その女性は動揺したらしく「え、なんで? 私は本当に●●さんのことが大好きなのに、●●さんは私の事が嫌いなの? どうして? 実は好きって言ってたのは全部嘘だったの? 好きじゃないなら、なんであんなに優しくしてくれたの? だとしたら本当に悪魔だよ。●●さんって」と泣きながら言った。俺は泣きながらちゃんと説明した。


「悪魔」か……。やっぱりそう思われちゃったか。聞いて。マジで違うんだよ。マジで俺はあなたが大好きなんだよ。でもそういう体の関係を持つのは無理なんだよ。ほんとに自分が怖くなってしまうんだよ。自分が「性犯罪者の、それこそ悪魔」のような気持ちになってしまうんだよ。本当に大好きなんだよ。


みたいに、めっちゃ泣きながら弁明したが、その子は納得しなかった。


「私が本当に大好きなら、ちゃんと行動で証明できるよね。ホテル行こうよ」


と言った。俺はとっさに、


「ごめん。マジで無理だわ」


と冷たく言った。







この際、改めてちゃんと伝える。


なんで今まで公開できなかった秘密を公開してるのか。ちゃんと理由がある。


俺は今、ガチで大事にしたいと思ってる女性が1人いる。


だから事実を打ち明けたいと思えた。


「ものごっつ愛してる」とか「ものごっつ大好き」とか「ものごっつ君に永久就職」とか「ものごっつ運命の相手」とか、そういう言葉では形容できない感情を俺は生まれて初めて女性に抱いている。


決して、性欲とか見た目とかじゃない。


その人を大事にし続けるために、ボーダーという性格面の治療にガチで取り組むことを決意した。


明日から俺は治療できる。嬉しい。



「大事な人が1人ぼっちで泣いているなら、俺が絶対めちゃくちゃ笑わせる。今まで、どうしてもそういう「恋愛ごっこ」しか出来なかった。だから将来もし俺と付き合うかもしれない女性は、笑いすぎてショック死する覚悟を固めろ──」


この言葉を聞いた世間の反応。



「え、めっちゃイケメン発言すぎてマジうけるんだけど~~~」(ギャル)


「わん」(犬)


「え、待って。たしかにこの男性は超素敵。だけど笑いすぎてショック死する相手の女性が私なんかで良いの……? もっといい人がいる気がする……。私なんか、ただのゴミだよ。幸せになっちゃいけないんだよ。うーん、でも幸せになりたいよ。でも、私でいいのかなあ。うーん。まぁとりあえずゆっくり決めよう。よし、アンノウンの文でも読もうっと」(メンヘラ)


「にゃー」(俺の実家の猫)


「やはり大勢でクソまみれになると最高やで。あーたまらねえぜ!」(岡山のおっさん)


「めぇー」(ひつじ)


「おい、そんなクソどうでもいい恋愛の話よりみんなでワンピース呼んでバーベキューしようぜ! そのあと俺の仲間50人でキャバクラ行こうぜ!!」(ヤンキー)



読者さんに対しても、1人で泣いてる人がいるなら、俺が必ずめちゃくちゃ笑顔にさせたい。その気持ちだけは揺るがない。


この世の闇を光(笑顔)で照らしたい。


だから、まあ今日はとりあえず、ぼーっと酒とタバコやりつつインターネッツ・サーフィンでもして過ごそう。






owari(ネイティブ発音)

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あなたが1人で泣いているのなら俺が絶対めちゃくちゃ笑わせるぜ。お前ら全員、笑いすぎてショック死する覚悟を固めろ!!!! Unknown @ots16g

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