彼女を寝取られた彼氏はシアワセになりました

さべーじ@らびっと

前編

「んぁ♡はぁあ♡ふふ、こんな♡あっ♡そ、そこ♡よわいっ♡ま、まって♡あぁ…っ!♡」


薄暗い部屋の中、一糸纏わぬ若い女がセミロングの髪を振り乱し押し殺せない嬌声を上げている。


対面座位で抱き抱えられた彼女は、突き上げる剛直から与えられる快感に成す術もなく翻弄され喘がされている。


「んぅぅぅ♡だめ…♡ほんとに、そこ♡あぁぁぁああ♡♡」


男は彼女の中を自身の剛直で掻き回し、反応のあるところを執拗に突いてくる。

その度に彼女は快楽と哀願が混ざりあった嬌声を上げ続け、己と自身を突く男の官能を高めていく。


「す、すこし♡やすま…せ♡んぁ!♡♡おっぱい♡♡揉まないでぇ♡♡♡♡はぁ、んぁ♡♡♡」


達してしまいそうなり思わず手を緩めることを哀願したが、それならばと男は腰の動きを抑え代わりに眼前で揺れ、弾み、厭らしくその存在を主張していた乳房に手を伸ばした。


彼女の体躯からはアンバランスとも言えるその爆乳が男の手によって揉みしだかれその形を変える。


「はぁ、はぁ♡私の胸を♡んぅ♡♡♡まるで♡うぅん♡赤ん坊♡♡♡ひぁぁぁ!♡♡♡♡♡ち、ちく♡♡ふぅぅぅんん!♡」


少し余裕を取り戻し、自分の胸を弄ぶ男を揶揄しようとしたがそれは胸への責めを苛烈にさせ、秘所以外からの新たな快感を増やすこととなる。

これまでの愛撫と抽挿に反応し、その存在感を増していた胸の先端の器官を指で摘まれ、引っ張られ、擦られ急速に高められた快感が口から溢れ出る。


「ああぁぁん♡ち、ちくび♡そんないじらないでっ♡♡♡♡とれちゃ♡♡♡♡んぁ!♡♡♡す、吸わないでっ♡♡♡♡♡♡」 


指で弄られるだけでなく、舌を這わされ、舐められむず痒い緩やかな快感を感じたかと思えば、乳首を口に含まれ、転がされ、吸われ、軽く歯を立てられなどいきなり強い刺激を加えられ、緩急つけられた快感に翻弄される。


「ふ、うぅん♡もう、がまん♡あぁぁん♡できな♡♡お願いっっ♡♡だからっっっ♡♡♡♡♡」


揉みしだかれ、弄られ、舐められ、吸われる間も緩やかに突き上げられ続け、既に彼女の昂ぶりは限界に達していた。


快楽からくる熱に浮かされ惚けた彼女の顔からそれを読み取った男は、彼女の腰を掴むと轟然と突き上げ彼女の快感を一気に押し上げていく。


「あああぁ!!!♡♡♡しゅ、しゅごいぃぃぃ!!♡♡♡♡わたしぃ!!♡♡イクっ!♡♡んあぁぁ!♡♡♡イッちゃうよぉぉぉ!!!♡♡♡♡♡」


怒涛の勢いで押し寄せる快感が彼女の精神を犯し、それに応えるように彼女も腰を弾ませ、剛直を柔らかく締め上げ、男の顔を胸に掻き抱き、お互いの官能を高めていく。


女性らしい丸みを帯びながら張りと肉感を兼ね揃えた尻肉に腰が打ち付けられる音、剛直に深々と突かれ掻き回される秘所が奏でる淫らな水音、交わした口付けから漏れ出る互いの息遣いと舌が絡み合うぬめるような音、それら快楽を示す音が大きく早くなる。


体が小刻みに痙攣し、呼吸はより荒く、目の奥で快感の火花が散り乱れる。


(イクッ♡イクっ♡イクっ♡イッちゃうっ♡イッちゃうっっ♡♡イカせてっ♡♡♡イカせてっ!♡♡♡イカせてぇっ!♡♡♡♡イカせてぇぇっっ!!♡♡♡♡♡)


頭の中で高みに登るのを願うのとは裏腹に、与えられる快感に耐えるため無意識に男を抱きしめたその瞬間、男の肉棒が震え精液を彼女の胎内にぶち撒けた。

大量の精液が自身の胎内に注ぎ込まれる歓喜に打ち震え、弓なりに背を反らし口からは至上の幸福を表す言葉が溢れる。


「あぁぁ!♡あっつぅ…い♡射精てる…♡♡まだ射精て♡♡♡もっと♡♡もっと…射精して……♡♡♡♡溺れ…ちゃ……♡♡♡♡」


目は見開かれ、口の端には唾液が伝い、顔は紅潮し胎内で今だ吐き出される精液に己の身を打ち震える。


胎内で律動する剛直が自身の胎内を染め上げていく様を想像するたび、発情した体が軽く達し続け秘所は咥え込んだ剛直を締め上げて快感を伝播させる。


そして快感を与えられた剛直は再び多量の白濁液を胎内にぶち撒け、それを受けた彼女はもまた再び胎内の様を想像し軽く絶頂する。


それらの快楽の反復行為が数度繰り返された後、ある程度落ち着きを取り戻した二人は快楽を貪りあった余韻を漂わせた空気の中見つめ合い……再び唇を重ね舌を絡め合う。


先程の行為の中で交わしたような荒々しく快感を引き釣り出すようなものではなく、互いを慈しみ情を交わす緩やかなものだった。


だが漢の哀しい性か、彼女との口付けによって今だ彼女の中にある肉棒は一度精液を吐き出した後の弱体化から復帰し再び硬さと大きさを回復しつつあった。


それを察知た彼女は口を離しアッシュブロンドの髪をかき上げ、笑みを浮かべた表情で男を見つめこう告げた。


「ふふ、また私で元気になってくれたのね♡嬉しい♡……でも…次は彼女達の番よ♡♡」


そう言い顔を横に振ると二人のブラウスを着た女子高生が左右から男に近づき、その裸身に手を這わせる。


「ふふふ♡やっぱ思った通り♡♡君は相手を目一杯想って愛してくれる♡♡♡会長はもうあなたにメロメロよ♡♡♡♡」


 男の左足に跨った少女は左手で陰茎を愛撫し、右手で男の左手を自身の胸に導き揉ませながら、先程までの男の逞しさを褒め称える。

 金髪をポニーテールに結わえた彼女の瞳には隠しきれない期待の色が現れている。


「そうね♡普段の君と同じく、相手の事を想っているのがセックスにも出ているわね♡♡楽しみだわ♡♡♡」


右の少女も同じく男の右足に跨り、男の右手を自身の下着の中に潜り込ませ愛液でしとどに濡れた秘裂の愛撫をねだる。

両腕を男の首に絡ませ、称賛の声を上げた口で深く口付けを交わし舌を絡ませ唾液を交換する。

ショートカットに整えられた茶色掛かった黒髪が男の頬を愛撫し、正面の少女ほどではないが十分に豊かな双丘を男の胸に押し付けその柔らかさを印象付ける。


両側の少女二人からの攻勢に押され、後ろに倒れ込みそうになったとき男の後頭部が柔らかな感触に包まれる。

いつの間にかもう一人、同じくブラウスを着た少女が後ろに回り込み、正面の少女と張り合う巨乳が男の頭を挟み込んだ。


「おっと♡危ない♡お姉さんが支えてあげるよ♡♡だからいっぱい二人に愛してもらおうね♡♡♡」


ショートカットの少女が抱きつきつつ、キスをしながらグイグイ押しているので男の頭は更に後ろの巨乳少女の双丘によって包み込まれ、その柔らかさを頭全体で堪能していくようになっていった。


男の全身が愛撫される姿を見たアッシュブロンドの少女は、慈愛に満ちた表情を浮かべ、今自分が迎え入れている剛直を抜こうとしたとき思い出したかのようにこちらに目線を向ける。






「ありがとう幼馴染さん。彼を手放してくれて本当に感謝するわ」






映像の中に映る彼女、自分と幼馴染兼彼氏が通う清新高校において生徒会長を務める戸隠とがくし 聖 《ひじり》が自分に告げた。




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「………………なによ…………………これ……………………」


私は日曜の昼下がりに指定された喫茶店に呼び出され、大した説明もなく見せられた映像の感想を口にした。

個人で営むレトロ喫茶という趣で意図的に照明が低くされ、他のお客の表情などが人目で把握しづらい程度には薄暗い。

だが落ち着いた雰囲気に人気があるのか昼時を過ぎているにも関わらず半分ほど席が埋まり盛況ぶりを見せている。


私を呼び出した一つ下の後輩、 如月きさらぎ 結衣 《ゆい》と共に一番奥の席に座り、私は彼女が差し出したタブレットに魅入っていた。

 

映像の中であの品行方正な戸隠会長と濃厚なセックスに耽っていたのは私の彼氏である神郷かみさと 祥一 《しょういち》だった。

会長の影になったり、照明が乏しいこともあり最初のうちは気付かなかったが、行為が激しさを増し射精や快感を堪える声が大きくなっていったことで声の主の男が自分の彼氏である祥一だと気付いた。


普段から自己主張が控えめで他者のサポートや調整に周り、事を荒立てずに和の調和に重きを置くあの彼が荒々しく戸隠さんを責め抜き、その後も女生徒達によって愛され続けている姿がタブレットに映し出されている。



彼の膝上から退いた戸隠さんは彼の足の間に陣取り、彼の剛直に被せられたゴムを外そうと股座に手を伸ばす。

が、その口元には笑みが浮かび目は弧を描いて垂れ下がり淫靡な表情で両手を動かしている。

それはゴムを外そうとする仕草ではなく、それにかこつけ肉棒を摩り、扱き上げ、陰嚢を揉み彼を萎えさせず快感を持続させようとする行為だった。 


戸隠さんの手が動くたび彼の体が跳ね、呼吸は乱れ、身を捩り快感を逃がそうとする。

彼は足を閉じようとしているのか身を捩るが両足に跨る少女二人がそれを許さず、彼女たちも股座に手を差し込み足の付根に指を這わす、太腿の内側を摩り淡い快感を与えている。

彼を後ろから支える少女も抱きかかえたときの手で彼の乳首を愛撫し、無防備なうなじに舌を這わせキスの雨を降らす。

  

射精には達しない緩やかな奉仕が途切れることなく与えられ、身動きの取れない彼の体と心を灼いていく。


絡みつく肢体の柔らかさと自分を包み込む思春期の女の香り、そして彼を慈しむ優しい愛撫が彼の心をこじ開け、私ですら聞いたことのない懇願じみた望みを口にさせた。



――――――お願い――――――、もう―――――イカせて―――――――



その言葉を聞いた少女達は顔を笑みを浮かべ再び動き始める。


戸隠さんは彼からゴムを外して離れ、足を拘束している二人の少女、金髪ポニーテールを持ちチアリーダー部部長を務める柊木ひいらぎ 樺恋かれんとショートカットの髪の女子バレー部部長、時透ときとう 都毬つかさが入れ替わりに足の間に潜り込んだ。


二人は紅潮した顔を、怒張が浮かび精液に塗れた竿に近づけその性臭を吸い込んだ。


「はぁぁぁあああ♡♡♡♡凄い匂い♡♡♡♡♡…匂いだけでイッちゃいそう♡♡♡♡♡♡」

「うぁ♡♡頭が…クラクラする…♡♡♡こんなの♡♡我慢なんて♡♡♡無理よ…♡♡♡♡♡♡」


そう言い二人は表面に残る精液を舐め取り舌の柔らかさと柔軟さを竿に教え込む。


顔を寄せ合い剛直を両側からキスをし、そのまま先端から根本へ唇を這わす。何度も。…何度も。

 

亀頭が舐めしゃぶられると同時に裏筋にも舌が舐めずる感触が走り思わず彼が身震いすると、二人は嬉しそうに舌奉仕を激しくする。


閉じようとする足を押さえ、空いた手は精液を蓄えた陰嚢を揉み転がしより一層精液を蓄えるように刺激を与える。

これまでの愛撫や行為により彼の陰嚢は野球ボールを超える大きさまで肥大していた。

一つの手では手に余る左右のそれを二人はそれぞれ空いた手で揉み、滑らせ、指を這わせ思い思いの方法で快感を与えている。


彼が反応を示す箇所、喜ぶところに丹念に舌を、掌を、指を這わせ彼を高めていく。

 

そして、肉棒が纏う液体が自分たちに唾液だけではなく彼自身が快感を耐えている証の液体も混ざり合っていることに二人が気付く。


舌を這わせている肉棒も先程よりも怒張が増え、亀頭も膨れ上がり限に近づいていることがひと目でわかった。


――――――大きい。


奉仕を一身に受け快感に耐える彼の姿を見て最初に私の頭に浮かんだのが彼の男性器の大きさだった。


顔を寄せ合って舌奉仕を行う二人の顔に隠れるどころか押し退けてその存在を主張している凶悪な性器がタブレットに大写しになっている。


奉仕する二人の手が竿を掴むが指が重ならないほどの太さを持ち、長さも二人の手から見ると20cmを優に超え、恐らく25cm以上あるように見える。


動画の中ではその長大な剛直に熱い視線を向ける二人の少女の奉仕が激しさを増していった。


裏筋にキスをしそのまま吸い付く、肉棒を横から咥え舌を這わせながら先端から根本まで吸い付く、亀頭にもキスをされ鈴口を吸われながら口内に呑み込まれ舌で舐めしゃぶられながら吸引される。


陰嚢に溜め込まれた精液を吸い出そうと強い愛撫を受け、彼の腰が震え顔は上を向き焦点の合わない目が天井に向けられる。


その反応から射精が近いことを感じ取り三人の少女は愛撫を一層加速させる。


二人の舌はより一層押し付けられ素早く這い回り、口内に含まれる箇所は多くなり陰嚢すら温かい口の中で柔らかに揉みほぐされる。


彼の半開きなった口からは快感を耐える声が垂れ流しに聞こえ、そんな声に当てられた背後の少女はうなじに吸い付きマーキングしたり、耳を吸い嬲る、彼の手を自分の秘所や太腿に導くなどして二人の奉仕をサポートする。


股座にいる二人は奉仕しつつ上目使いで彼の反応を見やり、自分たちに欲望を吐き出させるように言葉を紡いだ。



「んちゅ…♡出して♡♡このまま…私達の顔に♡んぅぅ〜〜♡♡気持ちいいでしょ♡♡(ちゅ〜〜♡♡)我慢しないで♡♡♡」

「はむ…♡いいよ♡♡(ちゅう♡)私達が受け止めるから♡♡♡いっぱいかけて♡♡♡♡(あむ♡♡)ほら♡♡♡もう待ち切れない♡♡♡♡」


「「このまま私達を白く染め上げて♡♡♡♡私達は君のものだと理解らせて♡♡♡♡♡♡」」


この二人の甘い言葉で彼の官能が弾け、欲望の塊が二人に吐き出された。


二人の間にあった剛直から噴水のように白濁の塊が噴出し奉仕していた二人を汚した。


あまりの勢いに顔や髪を言うに及ばす、ブラウスを纏った上半身にも精液が降り注ぎ、その下のブラをも透けて浮かび上がらせる二人の淫靡な姿が現れた。

 

既に4度の律動とともに大量の精液を吐き出しているがその勢いは今だ衰えず5度、6度と体の震えとともに大量の精液を二人にぶち撒けている。


その匂いと味に当てられたのかされるがまま彼の欲望を受け止めていたショートカットの少女、時透ときとう 都毬つかさが徐ろに精液を噴き上げ続ける肉棒を口内に含み啜り上げた。


口腔と鼻腔が濃厚な雄の味と匂いに満たされ意識がトび掛けたが都毬は口を離さず、むしろ積極的、情熱的に啜り上げ未だに吐き出される白濁を飲み下そうとしていた。


既に一度、戸隠会長で射精しているにも関わらず塊のような精液を大量に吐き出し続け、その濃さも一回目と変わらず降り注いだ肢体にまとわりつくような粘っぽさを保っている。


そのため飲み下そうにも口内にへばりつき中々喉を通らず口の中が粘性のある液体に満たされていく。


肉棒を咥える都毬の表情にも徐々に苦悶の表情が浮かび、苦しげな声が聞こえてくるにあたり彼が引き離そうとするが、都毬はそれに反し肉棒を深く喉奥に咥え、彼の腰に手を回し密着の度合いを高める。


眉間には皺が寄り、口の端からは彼女の唾液と口内に多量に吐き出された精液が混ざり合い泡立ったものが溢れ出ているが、都毬は腰に回した手を緩めることも肉棒から口を離すこともなく口内を満たす白濁を飲み干そうと喉を鳴らす。


苦悶の声が大きくなり獣のような唸り声になるに至り、されるがまま出会った彼も無理やり都毬を引き剥がし己の肉棒を都毬の口内から解放した。


が、彼女の口奉仕は彼が感じていた以上の快感を齎していたのか、解放された肉棒は都毬が咥える前よりも肥大化しており彼女の内頬、舌、唇はより強く密着し肉棒に与えられる快感に腰を震わせながら彼は身を引いていく。


更に都毬の口内から引きずり出す際、彼女が強く吸い付いていたのも快感を後押する結果となり、先端が口内から離れる前に再び彼は達し多量の白濁を吐き出してもいた。


律動しながら彼の肉棒が都毬の唇から引き抜かれ、その反動で跳ねた肉竿から吐き出された白濁が都毬を汚す。

射精途中に口内から肉棒を引き抜かれ真正面から彼の欲望の塊をぶち撒けられる形となった彼女の顔は、口の両端から白濁を零れ落ちさせる姿も相まって白く汚されなかった部分の方が少ない。

彼が吐き出す欲望の証を独り占めする彼女は髪に、顔に、そして口内に精液をぶち撒けられるたび体は震え、秘所からは止め処なく愛液を滴らせ幸福感に酔い痴れる。

  

そんな同級生の淫靡な姿を間近で見せられて、太腿を擦り合わ生唾を飲み込む金髪をポニーテールに結わえた少女は律動を弱めつつある肉棒に熱い視線を向け、黒髪ショートカットの少女と同じくその剛直を己の口内に飲み込む。


射精直後の敏感な肉棒が再び温かく柔らかい肉壺に呑み込まれ、彼が切なげな喘ぎ声を上げる。


その姿を上目遣いで見やりつつ樺恋は顔を動かし、舌を絡め、唇を窄ませ、吸い付き彼の精液を強請る。


樺恋の奉仕は都毬がしたよりも情熱的かつ積極的なもので、喉奥まで飲み込んだかと思えば先端近くまで吸い付きながら引き抜き、再び喉奥深くまで呑み込む。


その間も舌や唇による刺激が続けられ息付く暇もなく彼女からの快感に晒される。


既に自身で体を支えられず、後ろから自分を柔らかく支えてくれている演劇部部長 塚兎つかど 絢華あやかに完全に身を委ねている。


その絢華も後ろから彼に強く抱き着き、自慢の双丘を彼の背中に押し当て上半身を揺すり胸の感触を刷り込むかのように蠢く。


前と後ろからの快楽に翻弄され逃げ場を探すように上を向いたが顕になった首筋に誰かの唇が吸い付いた。


――――――生徒会長の聖だった。


 

外した彼のゴムを手にしばし口奉仕を受ける彼の姿を凝視していたが、盛大に射精した彼の精液を飲み干そうとする都毬の姿を見て自身が手に持つ水風船のごとく膨れ上がったコンドームを口に含んだ。


口に入れた瞬間、癖のある青臭い味と匂いが口の中を満たすが二度三度と喉を鳴らし飲み下す内に不快感は消え去り、逆に愛する彼の欲望の証を受け入れたことによる高揚感、充足感が彼女の体を満たしていく。


「んっ♡んんっ♡んっ♡んっ♡んむっ♡んっ♡」


規格外のサイズのゴム内に大量に溜め込まれた粘り気のある液体に愛おしさを感じ、一時もゴムから口を離さず中の精液を啜り続ける。


絶頂から時間を置いたことで収まっていた性への渇望が再び湧き上がり、体は火照り秘所は濡れすり合わせた太腿の間を溢れ出た愛液が伝い床を濡らしている。


そんな自分の姿を、彼を後ろから支え愛撫する絢華が愉快そうに見ている事に気付く。

好色そうな笑みを浮かべ、手と舌で彼を愛撫し自分と比較しうる胸で彼を惑わす彼女の視線が自分に語りかける。


――――――足りないんじゃない?――――――


いつの間にかに聖の手にあるゴムの中には彼の精液は無くなっていた。一滴も。

中身が空になったゴムを聖は裏返し口に放り込み、文字通り一滴残らず吸い出した彼女は都毬と樺恋による口奉仕を受け続ける彼の姿に、物欲しそうな視線を向け続けていた。


そんな切なげな聖に姿を見た絢華は彼のうなじに舐めながら聖を手招きする。


快楽の熱が戻り覚束ない足でベッドに近づく彼女の手を引き彼の横に座らせる。


自分に視線を向けたまま絢華が彼のうなじに強く吸い付き赤い痕を付ける。

そして自分がつけた痕に舌を這わせ、彼が自分の行為で反応するのを見せてくる。


聖の中に嫉妬心が芽生える。


絢華のキスマークが付けられたことにより彼が自分の手から離れたしまったと錯覚した聖は反射的に彼の首筋に吸い付いた。


樺恋の口奉仕と絢華の背後からの愛撫に溺れ、聖が横に来たことにも気付かなかった彼が不意打ち気味の快感に身を弾ませる。

 

首筋に赤い痕を付けた聖は膝立ちになり彼の頭を掴んで自身の胸の間に押し込み、更に両腕で胸を抑え込み彼を閉じ込めた。





予想外の彼女の暴挙に私は目を見開く。


学校内での彼女の立ち振舞からは想像できない過激な行動だった。


常日頃、生徒たちの手本となるべく行動し他者を思いやり、必要時以外は強権的、強制的な行動を控える彼女からは間違っても出てこない行動だった。


それは彼を後ろから支える塚戸さんも同じだったらしく、引きつった笑顔で戸隠会長を見ている。


会長の胸に閉じ込められた状況が理解できてないのか、祥一はしきりに顔を動かし彼女の爆乳から逃れようとするが彼の後頭部には戸隠会長の両腕がガッチリと回され逃そうとしない。


そして自分の胸から逃げようとする彼の行動が不満なのか、普段見せない膨れた表情で彼女は腕の力を強め更に強く胸の深くまで誘い柔らかな感触を味わわせる。


そんな両者の反応を見やり、塚戸さんの顔に悪戯めいた笑みが浮かぶ。


祥一の背から離れ、彼の隣で戸隠会長と同じようにブラウスを脱ぎ捨てた彼女が膝立ちになった。


まさか…と思った瞬間、自分が想像したのと同じ光景が映し出された。


戸隠会長が祥一を閉じ込めている両腕を開かせ、彼女の胸から祥一がはじき出されると今度は紫のレースのブラジャーに包まれた巨乳に彼の頭が包まれる。


横から塚戸さんに抱きしめられる形となった祥一は事ここに至り、先程までの自分状況を把握し顔を赤らめる。


「あらあら♡私の胸でこんなに興奮してくれるなんて嬉しい♡♡もっと押し付けちゃおっと♡♡♡」


その言葉通り祥一の後頭部に手を回し彼の右顔を自身の双丘で包み込む。


柔らかな感触を顔で受け呼吸が荒くなり、空気を求めて上を向けば自分の胸で蕩ける様を楽しく見下ろし含み笑いをする先輩の姿があり、その表情と顔から伝わる感触でますます呼吸がかき乱される。




そんな自分たちの姿を聖が嫉妬心に塗れた感情で見ているのを絢華は察し、彼女に手を伸ばす。


彼女を引き寄せ彼の頭を自分の巨乳と聖の爆乳で挟み閉じ込めた。


呆気にとられた彼女に意図を伝える。


――――――しっかり私達の胸の感触と香りを覚えて貰いましょ♪――――――

 

この場に居る5人の中で、一番豊かな胸を持つのは聖と自分だ。 


彼は既に口と手、秘所での奉仕は経験済みだが胸を使っての奉仕はまだだった。


いずれその時が来るだろうが、その時に自分が選ばれるように感触と与えられる快感を今から刷り込んでおきたい。


そんな打算を込めて自身の巨乳とそれを上回る聖の爆乳で彼の顔をサンドイッチし自分たちの胸の香りしか嗅げないように閉じ込めたのだ。


「ほらほら♡柔らかいだろう?♡胸で揉んだら君はどういう顔を見せてくれるかな?♡♡」

「ふふふ♡さっきはよくも私の胸を弄んでくれたね♡♡お返しだよ♡」 


彼の顔を挟んだ聖と絢華は自身の胸を持ち、間に挟まれた彼の顔を扱き上げる。


柔らかく滑らかな胸が顔に強く弱く押し付けられるたび、二人の甘い胸の香りを吸い込み陶酔していく。


胸で彼を包み込み蕩けさせている二人は要領を得たのか、片手でお互いの体を引き寄せ空いた手で更なる奉仕を始める。


胸で自分を包み込む彼女たちに反応し無意識に尻肉を撫でていた彼の手を、絢華は自分の太腿で挟み込んだ。


聖も同じように反対の手を太腿で挟み込むと二人は息を合わせ腰を動かす。


自分の愛液を塗りたくりながら秘裂と陰毛の感触と熱さを彼の腕に押し付ける。


胸で彼の顔を挟んでいるので前傾姿勢になり腕に秘裂を押し付ける範囲も広くはないが、一方的に快楽を与えられ成す術もなく彼を喘がせている状況に気分が高揚していく。


反対側を見れば同じような態勢で彼に快感を与えている絢華の顔がある。


これまでの余裕を持ってこの状況を楽しんでいた顔は既になく、他の三人と同じく顔を紅潮させ焦点の合わない目で口を半開きにし快楽に耽る顔をしている。

 

その表情は聖の胸にある嫉妬心を溶かし、別の何かを芽生えさせる。


徐ろに絢華に口付けする。


唇から伝わる感触に目を見開くが口内に滑り込む熱いぬめりが自身の舌を捉え、絡み合い始めると目を潤ませその快楽を貪り合う。


二人の口が吸い付き、離れ、舌を絡めるたび艷めかしい水音が視界を閉ざされた彼の耳に響き脳を犯す。


視界が閉ざされた状況では他の感覚は鋭敏になるというが彼はそれを身を以て体感していた。


柔らかな乳房で目隠しをされ、聴覚は上と下、両側から聞こえる淫らな水音を捉え、触覚は顔の柔らかさ、腕から伝わる二種の熱と柔らかな感触、そして自身の肉棒から絶えることなく与え続けられる快楽を伝えてくる。

 

三度絶頂に達したにも関わらず彼は再び限界に達し、快感を堪えるうめき声と共に口奉仕を続ける樺恋の口内で大量の白濁液をぶち撒ける。


都毬の時と異なり口内の深いところで弾けた肉棒は吐き出される白濁を樺恋の喉奥に注ぎ込む。


彼の腰と肉棒から伝わる震えから絶頂が近いと悟り、口内にぶち撒けられる精液の量に備えていた樺恋だったが実際に吐き出された量は彼女の想像を超えていた。


涙目になりながらも健気にも吐き出される全てを飲み込もうとする樺恋の努力は、瞬く間に口内を満たした白濁液によって押し流され口の隙間から零れ落ちる結果となった。


息苦しさから堪らず口を離し咳き込む樺恋にも遠慮なく白濁液は降り注ぎ、都毬と同じく全身白化粧を施さんとするべく盛大にぶち撒ける。


樺恋の口から離れても依然と律動は続き彼女もまた欲望の塊をその身に受けるたび全身を震わせ幸せを噛み締めている。


その容姿や人当たりの良い振る舞い、部活での活躍から学内でもトップカーストに位置すると見られている二人が精液に塗れとなり体を震わせ喜ぶ姿を見せつけられた絢華もまた、その身を内側から焦がす欲望の火を抑えきれず物欲しそうな視線で今だに屹立する彼の剛直を見据えていた。


長い射精が終わり精液塗れとなった二人が彼の足の間から退き、彼の頭をサンドイッチしていた聖と絢華も最後に強く双丘を押し付け胸の感触を刷り込んだ後、彼の身と共にベッドへと倒れ込む。


短時間で四度の絶頂に達した彼は著しく体力を消耗し荒い呼吸を繰り返し、両側から自分を包み込む美少女達に身を委ねている。


先程まで自慢の爆乳を使い彼の官能を高めていた二人だったが、流石に今の状態を見ては更に責め立てるのは気に病んだのか両腕を抱き抱え肢体の柔らかな感触を伝えるのみに留まっている。


しかし、息が落ち着き次第彼は最後に残った絢華によって再び官能の波に乗せられ、幾度となく絶頂に導かれるであろうことが我慢の限界を迎えた彼女の熱を帯びた視線から容易に想像できる。


既に彼の剛直を味わった聖は次の相手を絢華に譲るため、身を起こしベッドに腰掛ける。


そして再びカメラに視線を向け現状を説明するかのように話しだした。

 

「見ての通り、神郷君と私達は深い関係になり、それぞれお付き合いしているわ」 


「あなたからすれば何故このような状況になっているのか理解できないでしょうけども………」


「私達からすればこれは偶然の結果だけど、……あなたからすれば必然だったということよ」


「……あなたが神郷君を捨ててから色々なことがあったわ。それについては話す気はないわ。あなたには知る権利は無いと思っているからね」


そういう戸隠会長には抑えきれない怒りと殺意の感情が表情に現れている。

その感情が向けれている先は………私だ。

謂れのない悪感情を向けられるが、これまでに映像の中で好き勝手された祥一の姿を思い出し怒りが湧き出す。

(人の彼氏を好き放題犯しながら、彼女の私に怒りを向けるとは何様だ)

(祥一も祥一だ、彼女が居ながら他の女を抱くなんて何を考えて)

(そもそも女が抱けるのならさっさと私を抱け。そうすれば)

そこまで考えたところで声のトーンが戻った会長の声に意識が向いた。

  

「……私達はそれらに関わることで彼と縁を持ちこれまで以上に強い結びつきを持つことができたのよ」


「どちらかからの一方向からだけの想いではない、お互いが想い合う関係を作ることが出来た」


悲痛な表情が一瞬浮かぶが、すぐさま消え去り後に浮かぶのは慈愛に満ちた笑顔だった。

 

「そして…私達は彼に想いを伝え、彼もまたその想いを受け入れてくれた」


その時のことを思い出しているのか目を閉じ言葉を区切る。

 

「そして今では……お互いを求め、愛し合うまでの関係になることが出来たわ」


晴れやかな顔で私の、彼との浮気を肯定した。



「ふざっけんなっっっっっ!!!!ただ人の彼氏を寝取っただけだろうがああぁぁぁぁぁ!!!!!」


 

私はこれまで見せつけられた情事で溜め込んだ鬱憤を怒声とともに吐き出した。


「あいつは私の彼氏だって知ってるでしょ!?なのに何で人の恋人と寝てんのよ!!祥一も別れても居ないのになんで私以外の女とセックスしてんのよ!」


店内に怒りの感情に塗れた私の声が響き渡る。

  

周りに他のお客が居た事を今更ながら思い出すが手遅れだった。


心を押さえつけようとする自制心よりも、自分の彼氏を盗られたことによる怒りの感情、自分を裏切った祥一への憎しみの感情と嫉妬心が上回り、勢いに任せ彼氏と彼氏を寝取った女達への罵声の言葉を吐こうとする。



「恋人………だったんですか?」



そんなささくれだった感情の私に心底不思議そうな後輩の声が掛けられた。


「なっ……結衣だって知ってるでしょう!?祥一とは昔からの幼馴染で私から告白して付き合ったって!」


「確か中学2年の4月でしたよね。たしか桜が満開の木の下で陽南先輩の方から祥一先輩に告白したとか?」


「そうよっ!私が考えられる最高のシチュエーションで告白したんだから!この高校にもその時、周りで見ていた生徒が入ってきているはずだから知ってるはずよ!それなのにっ」 


「それなのにこんな事したのですか?」


その言葉とともに一枚の写真がテーブルを滑り手元に寄越される。


一糸纏わぬ女の上に全裸の男が覆い被さり、腰が密着している。


写っている女は自分だ。 


そして男は…………祥一ではない。


写っている情景を理解した私は即座に写真を裏返す。


写真を投げ寄越した結衣は済ました顔でティーカップに口付けている。

 

―――なんでこんな写真があるのか。

―――どうしてこの写真を結衣が持っているのか。

―――このことをあいつは。


「…………………」


「何も答えなくていいですよ、陽南先輩。全て知っていますので」


写真に纏わる様々なことを考え沈黙している心の耳に宣告するような声が聞こえる。

 

―――

  

その言葉が頭の中を木霊し絶望感と恐怖心が体を侵食し始める。


だが、結衣には彼との接点など無かったはずだ。

学年も違う、部活も自分とも彼とも違う。

私達の関係を悟られる可能性は無かったはず……。

それを思い出し、なけなしの去勢を張って彼女に反論する。


「全てって…何をよ……」


こちらを無機質な目で見つめ、首を傾げる後輩が他愛のない雑談をする時のような軽い口調で、私がひた隠しにしてきたことを暴露し始めた。


「今年のGW過ぎから祥一先輩が手を出してくれないことを女友達に愚痴り始めたこと。それを聞いた祥一先輩が陽南先輩のご両親に交際を申し込んだ際の取り決めを日南先輩と共に確認して段階を踏んでいこうと二人で決めたこと」

 

「それを律儀に守る祥一先輩に不満を持っていたこと。そしてその不満を素行のよろしく無い輩に聞かれ、相談と称して関わりを持つようになったこと」


「彼らとの関わりが深くなり見た目や行動が変わったこと。部活も休みがちになり先輩達に注意されたこと」

 

「それらがご両親の耳に入り、喧嘩別れして家出同然の状態であること」


後輩の口から彼女だけでは知り得ない事実が飛び出し呆然とする。

文化系の部活に入る後輩は私が所属している女子バスケ部との繋がりはないはずだった。

さらにクラスで愚痴ったこと、最近よく一緒にいる友人との関わり合いや家族との間の不仲まで把握されている。

底しれない恐ろしさを感じ沈黙する私を無視して後輩は更なる暴露を続ける。

 

「今はつるんだ連中の中の一人の男の家に入り浸っていること」

「そいつが男で前から好色そうな目で陽南先輩を見ていたこと」


自分の現状すら把握し後輩は自分を追い詰めてくる。


―――――嗚呼、駄目だ。全てバレている。

―――――私が・・・と―――――


もう隠せないと諦めた私にトドメを刺す言葉が向けられた。

  

「そして都合のいい言い訳を作り、その男に体を許したこと」


覚えが

 

「その男に命じられるままに祥一先輩を侮蔑したこと」


覚えが


「その男のペニス欲しさに祥一先輩を侮辱したこと」


覚えが


「その男とのセックスに耽けいるために蔑んだこと」


覚えが

 

「そしてその様を祥一先輩に見せつけ、したこと」


覚えが

 

「全て、知っています」


「っ!違う!そんなことしてない!!い、いや確かにエッチなことはしたけれど……。けど、その時のことを祥一に見せたりなんてしてない!!それに祥一を殺そうとなんて思ったこともない!!」


 堪らず立ち上がり全力で否定する。

 祥一は私の彼氏だ。

 保育園から数えれば10年以上の付き合いになる。

 異性として意識したのは中学1年の時、登校初日の真新しい学生服を着た祥一に見惚れて自分を磨いてきた。

 一年後、ようやく決心し自分から告白し祥一に受け入れてもらえた。

 祥一も中学のセーラー服を着た自分を異性として意識し、自分磨きに励み私へ告白しようとしていたらしいと後で聞かされた。

 それから私達は数多くの思い出を作ってきた。

 数え切れない回数デートを重ね、クリスマスやバレンタインなど恋人同士のイベントも共に過ごし、長い時間を共有してきた祥一を殺そうとするなんて微塵も思わない。


 だが、テーブルを挟み正面に座る後輩は私が祥一を殺そうとしていることを疑わない。

 細められた藍色の据わった目で自分を見据えている。


「全て知っている……と言いました」


 聞き分けのない子供に言い聞かせるように瞳を閉じながら同じ言葉を繰り返す。

 その顔には失望と憐れみが浮かんでいた。


 ブレザーから見覚えのあるスマートフォンを取り出し操作する。

 程なく音声とともにある動画が再生された。


「あはっ♡はいってきた♡秀人様のおちんちん♡んひぃぃ♡♡」

「すごいですね心さん…♡秀人様のをいきなりこんなに深く受け入れて♡」

「菜美っち、ま〜だお上品に言ってるねぇ♡そんなんじゃ秀人様のおちんぽ貰えないよぉ♡ほら、心っち見てみなよぉ♡」

「おほっ♡♡ふかいっ…♡♡おまんこの…おくっ♡ちんぽ、ぶつかっ……♡♡おぉぉ…♡♡」

「ふふふ、下品な言葉で秀人様興奮してるでしょ♡秀人様、ドSだから女の見た目に反した汚い言葉を口にさせたいんだっt♡おっっぐぅぅぅっ!♡♡♡」

「あ、明奈さん!?どうs♡んひぃぃぃ!♡♡♡♡」

「しゅ、秀人…様♡いき…なり♡おまんこ♡♡かき…混ぜたら……♡♡♡ごめん…なさ…♡♡♡いっちゃう♡♡♡」

「だめ…です…♡秀人…様♡おしり♡…まだ…よわい♡は…い♡けつあな♡…よわい…から♡つよい…♡♡♡きもちいい♡♡♡♡」

「おちんぽ♡♡♡えぐって♡♡♡は、はい♡♡だして♡お゛っ♡お゛っ♡♡でてる♡♡もっと♡♡♡お゛っ♡ぐぅぅ♡♡♡♡」


 落ち着いた喫茶店に似合わない卑猥な台詞と淫らな肉のぶつかり合う音が店内に鳴り響く。 


「やめてぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


 絶叫とともに結衣が持つスマートフォンを奪おうと襲いかかる。


 が、彼女は身を躱し私の伸ばした手を捻り上げ床に押し倒す。


 その間も動画は流され卑猥で醜い声が鳴り響く。



「うひぃぃ♡♡あつい…♡おまんこ……♡やけちゃうぅ♡もっと…だしてぇぇ♡♡」

「はぁ♡はぁ♡はぁ♡秀人様ひどいよぉ♡明奈は秀人様のおちんぽでイキたかったのに♡」

「んはぁ♡おしr、いえ♡はい、けつ穴の方も慣れたのでこっちでも♡秀人様のお好きな方を♡♡」

「おおぉぉ♡でてる…♡…まだ♡すごい♡…もっと♡ちんぽ♡深いぃぃ…♡♡」

「あー、心っちトリップしまくりだね♡自分が凄いこと言ってるの気がついてるのかな?♡♡」

「ふふ♡でも気持ちよさそうです♡あんなにだらしない顔、見たこと無いですし♡」

「そりゃあそうでしょ♡見てよ菜美っち♡心っちにぶっ刺さってる秀人様のおちんぽ♡♡あんなぶっといのが自分の中かき混ぜてるんだからよがらないのが可笑しいっしょ♡♡♡」

「そうですね♡私も最初はちょっと、と思いましたけど秀人様の覚えてしまっt♡♡んひぃぃっ!♡♡おちんぽ!♡♡おちんぽ教えてもらって幸せです!!♡♡♡犯してもらって♡♡最高ですぅ!♡♡♡♡」


私と同じく秀人様の味を覚えこまされ、彼に依存する二人のクラスメイトの声が再生される。

1人は私が祥一との関係を相談し、秀人様と繋いでくれた明奈ちゃん。

もう一人は私が秀人様と関係を結び、成長した私を案じて心配してくれた菜美さん。


「だよねぇ♡心っちも同じじゃない?♡……フフッ♡ねぇ、心っち♪心っちの彼氏と秀人様、どっちが好き?♡」

「んぇ?…祥一と…秀人様?そ、そりゃあおちんぽは秀人様の方が凄いけど祥一とは昔から一緒だし、今は彼氏として付き合う゛お゛♡お゛ほっ♡♡お゛ぐっ♡お゛ぉぉ♡♡お゛ん♡」

「うはっ♡すごい声♡♡心っちー♡空気読みなよー♡秀人様怒っちゃったよー♡」

「んふ♡凄い突き上げですね♡♡彼氏さんの体じゃ味わえないんじゃないですか?♡」

「あはぁあ!♡すっごいぃ!♡♡おく…まっ…でっ!♡きも…ち……いぃっ!♡♡…しょぉおん♡いちなんて♡めじゃ…♡♡」

「言っちゃった♡あーあ、彼氏クン負けちゃった♡」

「仕方ないですよ明奈さん♡彼氏さん、抱いてくれないって言ってましたし♡おちんぽ大きく無いんじゃないですか?♡」

「あっはは♡菜美っちも言うねぇ♡…え?……ふふ、りょーかいでーす♡」


床に組み伏せられ私の前にスマホの画面が差し出される。

赤いカバーに白いハートのチャームが付けられたスマートフォン…ようやく気付いた。


これは祥一のスマホだ。


再生される映像の中で明奈ちゃんがニヤついた顔で私に語り掛ける。


「心っちー♡秀人様がね―――」

「え…。そ、そんなこといえなぃ♡んはぁ♡……ほ、本当ですか?本当に彼には伝えなぅぅ♡じ、焦らさないでくださぃ♡言います♡言いいますからぁ♡

♡」

「んじゃあ私たちも手伝っちゃう♡ほら、菜美っちも♡♡」

「わ、私もですかっ!?んぅぅ♡わ、わかりました♡♡だから…♡…あとで♡♡♡ごぉほぉ♡…うびを♡♡♡♡」


床の上で耳を塞ぐこともできず、私は自分が発した取り返しのつかない言葉を聞かされる。


「イェ〜イ♪見てる元カレの弱男クン♪オマエの幼馴染、秀人様の女になったから♪」

「あなたが弱腰だったから心さん、離れちゃいましたよ♪ご愁傷さま♪」

「祥一ぃ♡私、秀人様に女にしてもらっちゃった♡あんたと違って秀人様とっても漢らしかったよ♡♡あんたのちんぽがどんなもんかって想像してたけどもういいや♪♡」


自分が想いを告げ、受け入れ愛してくれた人を蔑む言葉を。


「私は秀人様のちんぽ専用だから♡♡♡あんたは一人で寂しくオナってろ♡♡」


自分の身を案じ見守ってくれた彼を見下げる言葉を。


「女一人満足にできない弱男♡♡童貞インポ野郎♡♡♡」


自分を想い、愛すると打ち明けた彼の死を願う言葉を。


「二度とあたしに色目を使うなよっ♡♡♡死んじまえっ♡♡♡」


欲塗れの歪んだ顔で嗤いながら私が言っていた。


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彼女を寝取られた彼氏はシアワセになりました さべーじ@らびっと @Zweit

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