お題に挑戦『カクヨムコン④ 帰る』

お題に挑戦『カクヨムコン④ 帰る』

 皆様、ごきげんよう。

 ♪(作者名)です。


 カクヨムコン応募作品の執筆が忙しいというのに、またもお題が出されるだなんて。

 ええ、やりますとも。やればいいんでしょ。

 人生は挑戦の連続なのです!


 さて、今回のお題は『帰る』とのことです。

 早速、我が相棒とでもいうべき、ChatGPT君に定義を聞いてみようと思う。


 (『帰る』の定義を教えて)


 ――


 「帰る」の定義は、その使われる文脈によって若干異なりますが、一般的には以下のように説明されます。


 <基本的な定義>

 「帰る」**とは、元いた場所や拠点に戻ることを意味します。これは物理的な移動だけでなく、心理的・精神的な帰属を含む場合もあります。


 物理的な意味

 ・日常的な使用:自宅や職場など、普段の生活圏に戻ること。

  ・例:「仕事が終わったので家に帰る。」

 ・広義の使用:旅先から元の居住地に戻ること。

  ・例:「旅行が終わって日本に帰る。」


 比喩的な意味

 ・心の帰還:安心できる場所や、自分のルーツに戻ること。

  ・例:「ふるさとに帰る心地がする。」

 ・原点回帰:物事の原点や本質に立ち返ること。

  ・例:「初心に帰る。」


 「帰る」は単なる行動を示すだけでなく、人間の生活や感情に深く結びついた言葉といえますね。


 ――


 なるほど、分からん!

 いや、意味は分かるんですよ。ボケ方が分からんのです。


 おそらく、多くの作家先生たちは、今回の課題に歓喜していると思います。前回の『つま先』に比べれば、比較的書きやすいお題だからです。例えば、異世界転生をした人が元の世界へ帰ったり、勇者が魔王を倒して帰るなど、異世界モノでは普通に書かれるわけです。

 もちろん、私の作品でも異世界モノはあるわけですが、全然オチもないわけで面白いところなんて一切なく、読むだけ時間の無駄というものです。

 せめて、クスッと笑えるところがあれば良いのですが。


 だが、よく考えてみると、これはなかなか深いテーマなのかもと思えてきました。

 どこかに帰るということは、戻るところがあるということです。


 現代人は、仕事を終えたらどこかに帰らなければなりません。

 そこら辺で野宿でもしようものなら、貴重品を盗まれることもあるし、風邪をひくかもしれません。

 また、そこには大事な人があなたの帰りを待っているかもしれません。

 大事な人に『おかえりなさい』と言ってもらえたら、一日の苦労だって吹き飛ぶというものです。

 ChatGPT が最後にまとめているとおり、我々の心の拠り所でもあるのです。


 機動戦士ガンダムの最終回でも、『まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない』ってセリフがあります。

 そう、帰れることは嬉しいのです。



 ちなみに、『田代まさし』さんは、『おかえりなさい』という言葉が『コカイン買いなさい』と聞こえるのだそうです。

 これはいけませんね。

 お薬が『心の拠り所』になってしまっています。あなたが帰るべき場所は塀の内側ではないのです。

 ダメゼッタイ!


 『田代まさし』さんといえば、高校3年の同級生だった『間野』君を思い出します。

 彼はなかなかの曲者でして、体育の時間にしりとり勝負を持ちかけてきて、ずっと『る』攻めをしてくるようなしょうもない人なのです。


 そんな間野君が心の底から崇拝していたのが、当時大スターだった『田代まさし』さんでした。

 あまりに田代さんに心酔するあまり、髪型も同じにしていました。

 さすがに高校生なのでちょび髭はしていませんでしたが、どうせならそこまで攻めてほしかった。


 間野君が熱く語る田代さんの魅力はさっぱり伝わらず、受験生だった私たちには時間泥棒でした。

 ミニ……いや、耳にタコができる。というほど、聞かされたのですよ。


 間野君は就職組でしたが、将来の夢はもちろん『田代さんの付き人』だったのです。

 実際、当時の田代さんはテレビで見ない日がないというくらい、当たり前のように出ていましたし、『ぬ~ぼ~』などのCMにも多数出演していたように思います。

 『桑野』さんじゃダメなの? とも聞いてみましたが、田代さんじゃなきゃダメなんだそうです。


 だが、そんな田代さんが例の事件を起こします。

 間野君は一体どうなったのでしょうか。

 卒業後、成人式でたまたま前の席に座っていたのでちょっと会話したのを最後に、彼の消息は分からなくなっていたからです。


 でも、きっと大丈夫。

 だって、間野君は『清水アキラ』にも心酔していたからね。

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