第6話
次の日も引き続き思案した。最低24時間は掛けるのが私のやり方だ。結局黒野に連絡したのは三日坊主であり、三日後だった。次の月曜日が朔だった事もある。黒野は私の言う事は間に受ける。。いや其れしか意図を持てなくなるまで何かを進めた後なのだろう。私が絶対ならこんな易い世界は無いのだから。若しくは何事にも素直と言うべきか?
まぁアイツの場合責任を持てる認識もない事だから、こうしてカタチをとっても信じている様に、また安易にも見えるのかもしれない
「で、、次の月曜日で良いのか?朔だったよな?」
「そうだね。。私は神宮に行くつもりだから、後はアンタらの裁量で他の場所に人を送り込んでおくれ。」
「お伊勢さんか。じゃあ伊弉諾神宮には一番裁量が良いのを送れば良いのか?」
「私は人伝で、しかも黒野からだから、そっちの専門家の意見を集約した方がいいと思う。」
「手厳しいな。しかし承った。そうさせてもらうよ。私にも全ての話しがきたとも思えないと言うことか」
「お前はどこまでも呑気さが際立つな。うちの孫の運が良いことを願うよ」
「また説法か。。お前とは同世代なんだがなぁ」
「ここまでストレートだと付き合い易いのは確かだよ。年の功で素直さは持ってるしな」
「勉強させて頂いてます」
「ハイハイ。じゃあ其方の専門家に私の話は伝えといてくれよ。私は情報を与えられなくても良い。黒野とは長い付き合いだから察してやるさ。じゃあ出来れば次の月曜日に上手く整う事を願ってるよ」
「いつもありがとう。今回もよろしく頼んだ」
「その想いを実行できる様に精進させていただくよ。」
「あぁ」
be the bell @karas_saibi
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