第5話

翔音は黒野が帰った後直ぐに玉を一通り手に持ち確認する。少しづつ大きさが違う様だ。

そこでとりあえず重さを測る為お菓子作りに使う計りを使う。全てを計り終えたところで息を吐く。小さいのから順に0.6グラムづつ増える様だ。その結果に少し安心する。0.台の誤差で6が付いたからだ。ゼロと六を意図している故に、悪意で作られたモノでは無いと思ったのだ。3グラムの誤差。六は三の倍。そして見(ミ)という言葉も浮かびやすいだろう。句読点も入れてかつもう一つ本丸があるとして、ミテル(3.6)なんて詠み方も出来る。まぁ匁(もんめ)を意識するとまた違うと言えば違うのだが、、まぁこの場合解ることに意識をシフトしよう。黒玉の触り心地は変化はない。何処の場所でどの黒玉を使って儀式を行うべきかを考える。伊弉諾神宮は始まりだろうか。。伊勢神宮は最後に据えるべきだろう。公智(くち)渭(い)調(ちょう)の順番は言うまでもないだろう。後は鞍馬寺だがここが悩みどころだ。。暫く悩んで創建が770年。七と七を掛けると49になる。掛け軸なんて縁起物もあるしね。五というこの場合五芒星も意識すると海外ては悪い数字にもなるところを繰り上げる事で50即ち4.9から5に繰り上げると言うのが一番自然と判断した。故に順番は伊弉諾神宮、公智神社、青渭神社、調神社(つき神社)、鞍馬寺、伊勢神宮で良いだろう。後は新月の月曜日を待って、月の光を六芒星に通し、中心に黒玉を置けば大方問題ないだろう。何が起こるかは解らないが、治めるために必要な事になる。私は伊勢神宮に同行しよう。他の場所ももれなく専門家が行くはずだから多少のイレギュラーは掻い潜れるはずだ。黒玉の重さは伊弉諾神宮から徐々に上がる方が良いだろう。。

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