132. 昭和100年~レトロなホビーとかお菓子とか〈後編〉【回顧録】
前回の続きです。
◆食玩いろいろ ~立体編~
『北斗の拳』の食玩も思い出深い一品です。箱入りのチョコボールにフィギュアが付いていて、ゴムとプラスチックのパーツを組み立てるタイプでした。
ケンシロウは勿論、トキやジャギ、ハート様など、全部で10種類ぐらいだったでしょうか。妙にダダ被りしたジャッカルが当時は印象薄くて「この人誰だっけ?」みたいな感じでした。
「ホラーボール」を知っていますか? グロくてコミカルな顔面が立体的に彫られた、カラフルなゴムボール付き食玩です。
こちらも10種類ぐらいあったような。ミステリーとか、デーモンとか、ドクターとか、一個一個に名前が付いていました。
スーパーボールと同じように、壁や床に投げつけたりして遊んでいました。意外と重量があるのと、凹凸が邪魔して、あまり跳ねないのですけど……。
◆食玩いろいろ ~シール編~
「ビックリマンチョコ」は真野の周囲でも流行っていました。ホログラム付きのおまけシールは男子児童の間で垂涎の的でしたね。
真野的にはピーナッツ入りのチョコが美味しいなーと思っていたので、お菓子の方に夢中でした。シールもそれなりに集めていた気がします。
麺スナックを棒状に固めた「ラーメンバー」。おまけの二重シールをめくる仕掛けが、昭和キッズの心を鷲掴みです。同じシリーズのシールが付いた「ガムラツイスト」はお菓子がガムでした。
ちなみに、この頃の真野はガムを飲み込まず(前回参照)ちゃんと紙に包んで捨てていましたよ。成長していますね!
「対決戦国時代」は戦国武将のシール付きスナック菓子です。当時の大河ドラマで注目の伊達政宗や
近所のお店では長らくギョーザ味しか売っておらず(カレー味?もあったような)「ギョーザ味」と呼んでいました。おかげで、本稿に着手する直前まで正式な名称を知りませんでした(笑)。
これらのおまけに共通しているのは、シールの表面に描かれたキャラクターと、裏面に書かれたフレーバーテキストです。
断片的な情報を頭の中でつなぎ合わせて物語を作り上げる知的遊戯は、子どもの想像力を育む情操教育として有効だったのかも――とか回想したりしてみます。
◆魅惑のカップ麺
「タコヤキラーメン」は、具材にたこ焼きが入っているカップラーメンです(そのまま)。ダンプ松本さん出演のTVCMは幼心にもインパクトがありました。
お湯を注いで1分で食べられるカップ麺「クイックワン」。こちらは沢田研二さんがCMで歌われていたと記憶していましたが、調べてみるとザ・タイガース全員ご出演でした。
両方とも無邪気に食べていた記憶がありますが、突然店頭から姿を消してしまったのが悲しかったです。とくに後者は数えるほどしか口にできなかった幻の味でした。
余談ですが、「赤いきつね」「緑のたぬき」の懸賞で目覚まし時計を当てたのが、密かな自慢だったりします。
その名も「やかましめざましスフィンクス」。「おい、起きろよ!」の声と、動き回る駆動音が本当にうるさかったです(笑)。
他にも「宝石箱」「雪見弁当」「ラーメンアイス」などの変わり種アイスクリームには心がときめきました。見るものすべてが新しい、子ども時代のノスタルジーです。
続・好きなことだけ語りたい! by 真野魚尾🐟🐟 真野魚尾 @mano_uwowo
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