夜明け前の不思議な霊夢 【618文字】

三日月未来

第1話 夢

 何年か前の新年に見た夢のお話です。

この夢を元に『楼閣に消えた女』を執筆しました。


ーーーーーー


 今朝、夜明け前に不思議な夢を見ました。


 ◯坂でお稽古していた時の和◯先生と森◯先生が白いコートで

ホテルのロビーにいて私は待たされていました。


 戻って来ないので、1人でホテルを抜け出ると

高台にある大きなホテルということに気付きました。


 歩道の茶色のアスファルトの坂を下り、

石段を下ると道が途中で消えました。

悪戦苦闘さながらにホテルに戻りました。


 スタッフ専用入口から入ったら挨拶され

何故か顔パスで無事通過。


 ホテル内から高台の麓にある裏口から抜けると

時計は21時です。


 暗い筈なのに薄明かりで、

九州の長崎にいる事に気付きます。


 右手に石段、左手に急坂があり

連れの男性と急坂をズルズルと降り、

振り向くとカーキ色のトレンチの女性がいません。


 連れが携帯番号を聞いて連絡すると

女性は振り向くと直ぐに木造の楼閣に入りました。


 私と連れは急いで女性を追いかけて

外階段から楼閣の三階付近に入りました。

女性は更に内階段を上がっていました。


 室内に老女がいることに気付きました。


 中の小部屋から事務員らしき人の声が聞こえて来ました。

老女の話をしています。


 ◯◯さんは残念でしたと他界したことを話しています。


 けれども・・・・・・。

その老女は目の前で笑っています。


 楼閣に入った女性は何処かに消えていました。




 目覚まし時計⏰が鳴りました。


 不思議な夢の続きがあるなら

見たいと思いました(^◇^;)

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