最終章 「白いスニーカーをはきたい」
私という人間はなんて愚かなんだろう。
ものを大切にしたいのか、綺麗でまともな人間だと思われたいのか。選べず、誠に贅沢で無責任な人間である。
第一章の冒頭で「信用を作ることが出来る」などと宣ったが、そんなこともうどうでも良い。黒だろうが白だろうが己の心持ち次第なのだろう。
「黒いスニーカー」でも汚れるのである。ならば、結局のところ、履けない状態になったならすぐ変えるべきである。また、履ける状態であっても自分の感情をコントロールし、自分が幸せな状態でいることを望むのならそうしてやればよかったのだ。
なんと浅ましい人間だったのであろうか。
つべこべ言っても、
ただ、貧乏な根性が邪魔をしていたという
だけであったのである。あっけない。
さぁ、ここまで言ったけれども、
私は次に白いスニーカーを履くだろうか。
そして皆んなは、これから
どんなスニーカーを履くのだろうか。
「白いスニーカーをはくこと」
白いスニーカーをはくこと つちや あすか @asuka_s123
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