ほろ酔い幻想記

ヤッキムン

ロボットの女の子

うちはロボットの女の子パップちゃんだよ。

うちのお仕事は、銀河鉄道に乗って、レストラン車両でピアノの演奏をすることなの。


窓からは青くて丸い地球も見えてるよ。

めっちゃきれい。


ちっちゃい子どもたちは、うちのまわりで、翔んだり跳ねたりしながら、うちのピアノの演奏を聞いてくれてる。


「「「「「パップちゃ~ん」」」」」

って、みんな声もかけてくれる。


だから、うちも

「ハ~イッ」

って、ピアノを弾きながら、みんなに手をふってる。



ピアノ演奏のお仕事も終わって


銀河鉄道は惑星ポップコーンに到着。


惑星ポップコーンには、お友達も住んでる。一角獣の可愛い女の子。

ユッコちゃん。


ユッコちゃんと惑星ポップコーンで待ち合わせ。


ユッコちゃんは地下迷路とか、めっちゃ大好き。

だから、今日は、ふたりで地下迷路に行ってみる。


¥200払って、地下ダンジョンに侵入~!



「あ、矢印だ」

ユッコちゃんは、さっそくピンクの矢印を見つける。


「ほんとだ」


「「行ってみよう」」


うちらは、いろんな色の矢印ある中でも、ピンク色の矢印を進んで行く。



「あ、宝箱あるよ」

ユッコちゃん、宝箱を見つけた。


でも

高いところにある。


うちは、背伸びして、取ろうとしてみたけど、届かない。


「よしっ」

ユッコちゃんは、つま先立ちになって、足を踏ん張り、手を精一杯伸ばして、宝箱を取ろうとしてくれた。


そして...


ユッコちゃん、見事、宝箱ゲット!


「ユッコちゃん、開けてみて」


「いいよ」


パカッ

て、ユッコちゃん、宝箱を開ける。



「「なに入ってるのかな~?」」

ふたりで宝箱をのぞいてみた。


なにやら甘い香りしてきた...


「お屠蘇だ~」

ユッコちゃん、なんだか、めっちゃ嬉しそう。


「え?おとそ?」


「そうだよ~。飲んでみよう~」


ふたりで、宝箱から、おとそ、取り出して、飲んでみる。


ぷふぁ~っ


なんだか、ふたりで、ほろ酔いになっちゃったみたい...

えへへ...

うふふ...


☆☆☆おわり☆☆☆

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