お題に挑戦『カクヨムコン③ つま先』

お題に挑戦『カクヨムコン③ つま先』

 皆様、ごきげんよう。

 ♪(作者名)です。


 カクヨムコン応募作品の執筆が忙しいというのに、またもお題が出されるだなんて。

 しかも年末年始ですよ。あけまして、おめでとうございます(← やけくそ)!

 ええ、やりますとも。やればいいんでしょ。

 人生は挑戦の連続なのです!


 さて、今回のお題は『つま先』とのことです。

 早速、我が相棒とでもいうべき、ChatGPT君に定義を聞いてみようと思う。


 (『つま先』の定義を教えて)


 ――


 「つま先」の定義は、主に以下のように分けられます。


 <身体的な定義>

 つま先とは、足の前端部分、特に足の指先を指します。具体的には次のように説明されます。

 ・足の指(5本)の先端部分。

 ・人間の体の中で、歩行や姿勢のバランスを保つ際に重要な役割を果たす部位。


 <日常的な定義>

 日常会話では、つま先は足の前側や指先全体を指し、以下のような動作や感覚と関連付けられることがあります。

 ・「つま先立ち」:足の指先だけで立つ動作。

 ・「つま先で歩く」:音を立てないように、指先を使ってそっと歩く行為。

 ・「つま先が冷たい」:寒さを感じやすい部位としても認識される。


 <比喩的な解釈>

 文学や表現の中では、「つま先」は軽やかさや緊張感を表現することがあります。たとえば。

 ・「つま先で立つような心地」=緊張感や期待感。

 ・「つま先まで喜びが満ちる」=体全体で嬉しさを感じる様子。


 <解剖学的な役割>

 つま先は、以下のような役割を担っています:

 1. バランスの維持:立つ、歩く、走るといった動作で体の重心を支える。

 2. クッション効果:衝撃を吸収し、足全体の疲労を軽減する。

 3. 感覚の受容:多くの神経が集中しており、触覚や温度感知に優れている。


 「つま先」という言葉は、身体の一部分を具体的に指すだけでなく、繊細な感覚や動作を象徴する言葉としても使われますね。


 ――


 なるほど、分からん!

 いや、意味は分かるんですよ。ボケ方が分からんのです。


 おそらく、多くの作家先生たちは、今回の課題に困惑していると思います。つま先がお茶の間の話題に挙がることなんて、まずないですからね。あるいは『妻が先に何かをする』という話もありそうです。『爪先』ではなく、『つま先』となっているところがポイントですね。

 もちろん、私のつま先を語ったところで、皆さんのつま先と何も変わらないので面白いところなんて一切なく、読むだけ時間の無駄というものです。

 せめて、クスッと笑えるところがあれば良いのですが。


 ちなみに、広辞苑では足だけでなく、手の指先も『つま先』に含まれるのだそう。

 だが、『指先』という言葉は手のみを指すとのこと。

 どうしても足に使いたい場合は『足の指先』とすれば良いようです。


 これは由々しき問題です。

 不公平にも程がある。

 略して『ふこほど』です。


 ついでに豆知識を披露すると、草食動物は早く走るために爪が異常に発達し、蹄となりました。

 その蹄が偶数なのか奇数なのかの違いが大きくて、約6,000万年前頃に分岐したと言われています。


 奇蹄目に分類される代表的な草食動物には、馬、サイなどがいます。

 残念ながら多くの種が絶滅しているようです。


 偶蹄目に分類される代表的な草食動物には、牛、鹿、豚などがいます。

 奇蹄目と違って反芻することで食物繊維を分解します。

 この反芻をするかが、生肉(刺身)を食べられるかの違いです。

 反芻動物はO157などの大腸菌を保有しやすいので、火を通す必要があります。

 馬は奇蹄目なので、馬刺しで食べたりしますね。



 馬の蹄といえば、思い出した人がいます。

 私が就職した会社で、一期先輩の女性です。

 U子さんとしておきましょう。


 いつも元気が良くて、私を見かけると『♪く~ん』という感じでニコニコしながら声をかけてくれる、優しい女性でした。

 私は全然好みのタイプでは無かったのですが、話しているうちにどんどん惹かれていったのです。


 私はセクシーダイナマイトなお姉さんタイプの女性が好きなのですが、U子さんは大変小柄な方でした。

 彼女との会話はとても楽しく、以降の私がセクシーダイナマイトよりも性格を重視するきっかけになりました。


 ある日、U子さんが変な歩き方をしていたので、気になって足元を見たところ、変なサンダルを履いていたのです。

 『つま先だけのサンダル』とでもいえば良いでしょうか。


 U子さんは小柄なので足も小さいのです。

 小さすぎて靴を買うのに苦労しているそうです。

 そんな彼女がこのサンダルを履くと、まるで馬の蹄みたいに見えるのです。


「そのサンダル、かかとが外れていません?」


「これね、履くだけでダイエットできるサンダルなの」


「えっ、する必要無いように思うんですけど」


「そんなことないよ。結構気になるんだよ」


「むしろ、痩せてる側だと思いますよ」


「ありがと。でも、やっぱり気になるんだよね」


 こうなってしまうと、何を言ってもダメです。

 男性と女性では、『痩せている』の認識が違うとはよく言われます。

 男性から見て丁度いい感じだと、女性は太っていると感じるようです。


 ちなみに、このサンダルは私が退職するまで、ずっと履いていました。

 もちろん、体型の変化は一切ありませんでした。

 そんなので痩せられるなら、誰も苦労しませんからね。

 ただ歩きにくいだけだったような気もしますが、本人はいつも楽しそうだったのが救いです。


 私とU子さんも同じ時期に退職をしまして、それ以降会うことは無くなりました。

 でも、その後7年ほど、ずっとメールで連絡を取り続けていたのです。

 仕事の話、恋愛の話、趣味の話など、本当に様々な話をしました。


 多分、先に連絡を絶ったのは私の方だったと思います。いつの間にか忘れていたのです。

 U子さんは今、どこで何をしているのでしょうか。急に気になりました。


 もしかしたら、現在もあのサンダルを履いているかもしれません。

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