三分間スリープ

菜乃ひめ可

ふぅ……っと自分を眠らせる時間


 まず、始めに――。


「エッセイとは、どんな読み物なのだろう?」

 何も知らないまま書くのはなぁ……そんな思いでふと調べてみました。


 【エッセイ――いわゆる随筆は『自由な形式で書かれた散文』と】


「なるほどなるほど、なのです。思いや考え、感じたことなどを実体験(経験)や背景を書くということなのかぁ……うみゅ、心で感じたことを文章にするのは簡単なようで、案外難しいのです」


 こちらのエッセイは、初めて小説を書き始めてから三年半が過ぎ、それでもまだまだ学ぶことばかりだなと日々感じる私が描く、随想です。


 どうか、目を瞑り眠るように……笑。

 ふわっふわぁっふぅ~とした気分でお読み下さいませ。


 それでは、ご挨拶から――。


 初めましての皆さま、そしていつもお世話になっていますの皆さまも。

 おはようございますの、こんにちはーに、こんばんは!

 いつまでもひよっこ書き描き成長中! 菜乃ひめ可と申します。

 皆さまからは『なのなの』とか『ひめちゃん』など、とても素敵で可愛い愛称で呼んでいただいております(ありがたや、ありがたやぁ)。


 以後お見知りおきください(笑)


 さてさて、さっそく本題に入ってみようと思います。



「突然ですが皆さま、こんな時って、ありませんか?」



◆◇◇


【はぁ~なんだか心がざわざわしちゃう(不安を感じている)】


 お仕事が辛かったり、日常生活の中でストレスを抱えているとなりやすいような気がしますね。“体力的”というよりも“気持ち的”に疲れが溜まっていて、いつもなら何でもないことでも自信がなくなり、不安を感じちゃう時です。



【とにかく休めない(時間がない)】


 突発的な忙しさや短期的(一、二ヶ月とか)な事態で休めないこともありますが、ここで言う“休めない”は、無理のある状態により長期的に休めない状態のことです。年齢性別、それは本当に関係なく、心と身体の問題ですので。どんなに本人が「元気だ!」と思っていても、ガンバって、がんばって、頑張り過ぎた!! そんなある日にその精神は――――ストンッ……落ちてしまう。でも時間は待ってくれないから焦る、そんな時です。



【やることが多く、いつも何かに追われている(余裕が持てない)】


 時間がない……というよりは抱え込み過ぎて、頭はパンク状態、心も余裕がなくなっていき、だんだんと要領が掴めなくなり、出来ていたことにも時間がかかる。そして悪循環を引き起こしてしまう、そのような状態の時です。



「エェ? うわぁ~あるあるぅ……」


 とまぁもし少しでも頷き、そんな時あるかもなぁと感じられた方は、ここから先の菜乃話もぜひ、聞いていって下さいまし。


 それでは次、どうぞ~。



◇◆◇


 自分の話になりますが、私は日々たくさんの方に出会う仕事をしています。それは楽しいも辛い瞬間も含めての一期一会も然り……そして一緒に働く同僚からの情報や、色とりどり多くの話題に触れる機会があります。


 時に素敵な話、またある時は悲しい別れ。

 良いこと悪いことを見聞きし、さらには体験することもしばしば(生きてると毎日すべてが同じという日は、ないのです)。


 そうして心身ともに活動する人間の時間は限られていて、一日二十四時間という長くて短い人生です。その中で息をして生きて過ごしていれば、見えない心のストレスや気付かないうちに溜まっていく身体の疲れも出てくる。それをどこかで消化しないと辛くなったり、下手すれば倒れてしまうかもしれませんよね。


 実際に私も以前、何とも言えない焦燥感のような感覚が長く続き、悩んだ時期がありました。しかしすぐには今の環境を変えられない、じゃあこのままで自分の状態を何とかして解決しないといけないなと思い、笑顔の奥で多少の危機感を感じていました。そんな自分の状態を打破するために、手探りで何となく始めたら上手くいった、という方法。


 次は今もふわっと続ける心の整理整頓魔法。


――「三分間の睡眠」について、お話したいと思います。



◇◇◆


「魔法って? いえいえっ、たいした方法ではないのですが」



 意識すればするほど、心と頭をリラックスさせて『無』にするのって難しい。


 でもそんな風に、気持ちが解放される時間も欲しかった。

 頭の中を空っぽにして、全身の力を抜いて、夢も見ないくらいぐっすり。


「すやすやぁ~って、眠りたいんだなぁ」


 ある日、私はそう思いました(ずいぶん疲れていたのかもしれませんネ)。でも意識してそんなことはできそうにないし、こんな夢が見たい! と思っても、そうそう思い通りにはならない。


 ではどうしたら、本当の意味で自分自身を“休める”ことが出来るだろう? と考え、ふと仰向けになり自然と目を閉じた――その少しの“時間”が。


「……あぁ、もうとりあえずいいやぁ」


 そう諦めにも似た思い。

 眠るわけじゃないけれど、目を閉じたままでいると、そのうち全身の力が抜けていくのを勝手にイメージしていました(イメージです。こうなんか「へにゃあ」ってなるみたいな)。


 なんでしょう……すると背中からスーッと重いものが落ちて、どこかへ沈んでなくなるみたいなイメージです(布団で重力に身を任せるかー笑)。


 するとそこに、何にも考えない“時間”が生まれたのです。


(あぁ、これ。いいかも……)

 そう思った三分間。

 これは自分を整えるための『魔法』でした。


 ここでは『三分』と言っていますが、一分でも良いですし、もしかしたら! 十秒でも良いかもしれません(たまに疲れすぎてて不安で、本気で寝ないようにスマホのアラームをつけることもあるのです。えへへ……もち、寝ないけど)。


 例えば出社して早めに着いた車の中で、座席にもたれかかって目を閉じる。息を吸って三秒、息を吐く六秒でゆっくり深呼吸して、目を開けてちょうど十秒、かな? 


 そんな感じでも、リラックスになるかもしれませんネ。




 もしも、もしもしもぉ!

 皆さまの心身が、そんな時は――。


「落ち着かないなぁ」「緊張するなぁ」「もう疲れた、な」と、心奥深くからの声が聴こえてくるような。その、自分からのココロサインに気付いたら。


 ぜひ一度、目を閉じ試してみてほしいのです。




 今回のエッセイ『三分間スリープ』に関しまして、これはあくまでも私がなんとなく見つけて始めた、独自のリラックス法です。

 そのため医学的根拠や難しい精神論も私には、よく解りません(すみません)。そして当然、そのような知識も全くありません(すみません、二回目)。


 ただ疲れていた自分をなんとかしたい、回復しなくちゃ! と、元気にするために偶然やり始めた方法なのです。


 また今回私がこのようなエッセイを書いたその思いとしては、日々の暮らしの中で様々な出来事と向き合い、人それぞれに頑張る皆さまの、心と身体の疲れをとる手助けや癒し方法の一つとして少しでも助けになり、活用して頂けたらなぁという気持ちで書いた次第です。


 分かりづらい説明ですが、お読み下さった方々の心身回復! をするきっかけの一粒になれれば、幸いでございます。




 最後に――。


 ここまでお付き合い頂き、お読み下さった皆様へ心より感謝申し上げます。

 本当にありがとうございましたぁ。


 皆さま、体調を崩しませぬよう御身おいといくださいまし。


 それではまた、逢う日まで……。

 菜乃ひめ可コト、なのなのでしたぁ~(ばいちゃッ)。

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