この作者先生のこの作品は、他のサイトでも連載されており、私は、今までの最終部分まで、全部、読んでいます。
極簡単な内容としては、魔力を持った人間や、他の魔力を持った種族の混在する、「不思議ワールド」の世界の物語です。一読、まるで童話のような物語に見えて、その実、実に緻密に計算された、あたかもミステリー小説のようにも読める作品です。
一話、一話も、1,000文字完結で非常に読みやすいので、時間の無い人にもお勧めです。
でも、決して忘れて欲しくないのは、これが単なる童話のような単純な物語では無くて、作者さんが心血注いで書き上げられている、ミステリー小説にも似た奥深い話だと言う事でしょう……。
この事を、心に留めて、ジックリと読み進めて行って下さい。
私のレビューの意味が、キット、理解できるものと思います。
物語は大雨の夜、ベルメルシア家の令嬢アメジストが彼女のお護り役のジャニスティとレヴシャルメと呼ばれる美しい羽根を持つ種族の子を助けるところからはじまります。
人を助けることはもちろん素晴らしいことですが、この事件をきっかけにアメジストやジャニスティ、そしてふたりに関わる全ての人たちと世界は少しずつ動きだします。
主人公であるアメジストは心優しい少女で、その前向きな姿勢は好感が持てます。またアメジストを支えるジャニスティは佇まいが美しい魅力的な青年です。
アメジストとジャニスティがこの後どう歩んでいくのかとても気になります!
また本作品は魔法のあり方や複数の種族が登場するファンタジーとしての鮮やかな色彩、物語各所に散りばめられた多くの謎など気になる要素が溢れており、見どころ満載です。
そんなおススメの本作品、ぜひぜひお楽しみください!!