第2話 冒険者ギルド!
「ここかな?」私は昨日もらった地図を頼りにたどり着いた建物と地図を交互に見る
「うん、多分大丈夫」
そうして私は昨日の女性が言っていた冒険者ギルドとやらに入って行くのだった
「おぉ………」中に入ってみるとそこは沢山の人で賑わっていた
取り敢えず私はカウンターらしき所に行ってみた「あ…あの……」
私はどうゆうジェスチャーをすれば良いのか分からないので日本語で話しかけてみた
『どういたしました?』一呼吸置いてからカウンターの人はそう言ってくれた
日本語が通じて私は安心した、
私は昨日の女性に言われた通り紹介状を見せた『あ…わかりました』
受付の人は少し焦った後落ち着いて対応してくれた『え…えっと、こちらに』
そして私は受付の人に奥に案内された。
『やぁ!来てくれたんだね』
受付の人に案内されたに部屋に入ると昨日の女性がいた「ふぇ…?」
『まあ、取り敢えず座ってよ!』「は…はい」取り敢えず言われる通りにソファに座った
「え…えっと昨日はありがとうございました」取り敢えず私は女性に昨日のお礼をした。
『良いんだよ、良いんだよ!私も君のことで聞きたいことがあったし!』
「聞きたいこと?」
『そう、君に聞きたいこと』「何ですか?」
『君さぁ、何処から来たの?』「…っ!」女性はそう問いかけた
『もしかして別の場所からきた?』
「なんで……わかったのですか?」
自分が別の何処かから来たことをこれ以上隠すのは多分もう無理だろう
私はそう思い返事をした
『やっぱり……おかしいと思った……』どうやら私が余りにもこの場所のことを
知らないこと、日本語をやたら流暢に喋ることで怪しんでいたみたいだった
更に女性は『やっぱり日本から来たの?』
女性はそう問いかけてきたそして私はそれに頷いた
『なるほど…私と同じか…』女性はそう言った
「え…?」『私も日本から来たの』「そうだったんですか…」
『うんそうだよ、それにしても……』
女性は私の耳と尻尾ガン見しながら『それ、どうしたの?』と問いかける
「あ…これは……朝起きたら何故か生えていて……」
もうこの際もう洗いざらい話すことにした。
20分後
『えっと…つまり整理すると…朝起きたら自分に耳と尻尾が生えていてそして、
錯乱していたと思われる母に家を追い出されてしまい数日間彷徨った後、
橋から飛び降りたら何故かここにいてどうするか考えていたら私とあったと……』
「はい…そんなところです…」
取り敢えず自分の経緯を女性に話した『まぁ、良かったよ……』「…?」
『私がこっちに来てから日本の技術が超進歩していたとかでは無くて…』
それから少し雑談をしたあと
『さて、本題に入ろうか』
あっ今までの本題じゃなかったんだ…と思いつつも女性話を更に聞く。
『あれ?そういえばお互い名乗ったけ?』
「そういえばまだお互いに名乗っていませんでしたね」
私達はお互いに名乗っていないことを思い出す
『じゃあ、本題に入る前に名乗ろうかじゃあ私から、
私は姫野美琴 美琴さんって呼んで』
「はい!はい、美琴さん!私は水野瑠夏です」私は自分の名前を言った
『瑠夏かぁ……じゃあ瑠夏ちゃんって呼んでいい?』
すると美琴さんは目をギラギラさせながらそんな提案してきたがさすがに却下した。
『いや、私は男なんでそうゆうのは……』
そう言うと美琴さんは嘘でしょ!?と言う顔をしている。
『瑠夏ちゃんじゃなくて瑠夏くんだったの………』
『じゃあなんで一人称私なの?』
「え…?母にそうしろと言われたからですけど…」
『え……』気まずい雰囲気が流れた
「あの…この話しはやめにしましょう……」『そうしよう……』
何故か美琴さんが落胆しているが気にしないで置こう…『よし改めて本題に入ろうか!』
そして美琴さんは一呼吸置いた後話し始めた『提案なんだけど君、冒険者にならない?』
「冒険者?」美琴さんの提案に私は首を傾げた
『そう冒険者、ここ私のギルドで冒険者として働くのお金ないんでしょ』
確かに私はもらった包みに入っていたお金以外なく、
何とかしてお金を手に入れる必要がある
『それに冒険者になれば世界を知れると思うよ、
世界を知る過程でもしかしたら君がその姿になった理由も分かるかもしれないし!』「え…?」世界を知る?
どうゆうことなのだろうか?
「あ…ごめん、世界を知るなんて急に言われてもわからないよね…」
美琴さんは改めて世界を知るとはどうゆうことなのか説明してくれた
それによるとこの世界は日本などとは違う異世界であること、
そしてこの世界には人や動物だけではなく
魔族と呼ばれる人間よりも優れた力を持つものとそれと獣人と呼ばれる、
人と獣の特徴を持ち合わせており自分みたいに人間に耳と尻尾が生えているだけの
見た目のものから美琴さん曰く獣が二足歩行しているみたいな感じの見た目のものもおり多種多様らしい、
そしてその種族に会ったり、親睦を深めることが世界を知ると言うことらしい…
「わかりました、だけど私が元の姿に戻れることと何の関係があるんですか?」
だがそれでも自分との関係が分からないすると美琴さんが答えてくれた
『少なくとも日本には獣人はいないと思うけどここなら違うもしかしたら獣人のことを知れば戻るまでは方法はわからないかも知れないけど、
その姿になった理由ならもしかしたら分かるかもしれないし』と言った
私はあまりよくわからないけど、とにかくこのままよりは良いと思ったから
「私なります!冒険者に!」
私はそう返事をした『よく言った!』すると美琴さんはそう言った。
『じゃあ手続きするからしばらくそこで待ってて』
そう言って美琴さんは部屋から出て行った。
異世界狐は旅をする @akikazemomizi
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