第3話口内調味

 1月6日(月)

 こんにちは仲津です。 一日中寒いですね。


 日本人の伝統的な食べ方で「口内調味こうないちょうみ」ってありますね。

 ご飯を口の中に入れてから、続けておかずを入れて、噛みながら味を混ぜて食べるという食べ方。


 室町時代頃からの伝統的な食べ方らしく、「三角食べ」とともに和食文化のひとつとされているそうです。


 今更って言われてしまうかもしれませんが、つい先頃までその食べ方知らなかったの。 半世紀分くらい損をした気分でした(笑)


 ご飯を食べて噛んで飲み込んで、おかずを食べて噛んで飲み込んで。時々ご飯の上に佃煮やお漬物をのせて一緒に食べることはありましたけど、口内調味はしたことがなかった。


 外国の人からは不評な食べ方だそうで、日本人でも嫌悪感を感じる人もいるそうなので、それぞれの好みで良いと思いますけれど。味のついていないご飯を食べる工夫としては理に適っているのかなと思います。


 今は食育とかで習うのかしら? 少なくとも私が育った頃には、食べ方を指導された記憶がないのですけれど。

 口を開けてクチャクチャ噛まないとか、箸使いとかはしつけられましたけど、口内調味の食べ方までは言われなかった気がします。言われなくても常識だったのかもしれませんね。


 今朝ほど、朝ご飯を食べながらそんなことを考えていました。


 今朝の朝ご飯は、卵焼き(味付なし)と、蒸し豆(豆色々を甘酢で和えてある市販品)、しそ巻き(市販品)お節の残りの酢蓮でした。


 しそ巻きは、くるみ味噌を大葉で巻いて焼いたもの、おそらくどこかの地方の郷土料理だと思います。スーパーに置いてあるので、好きで時々買います。

 これとご飯を一緒に食べると美味しいのです。

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仲津雑記帳2025 仲津麻子 @kukiha

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