いつも、いつまでも

いつも、いつまでも

すべての瞬間を愛と呼べるなら

瞬きする間も無い程

惚れていた

新しい年がくるまで後5分

目を瞑った先の暗ささえも

私には明るく見えた

君がいたから

365日、思い返す

手に入れられなくても

触れられなくても

心の中は満たされた

私の心は

移ろいゆく花に添えられた

葉なのかもしれない

花にもう少しと縋って

残されることを怖がる

花がないといけないかのように

風に揺られ震える

そうやってしがみついて

共に生きたいと思う

私はただの葉なんだ

いつも、いつまでも

あなたがいないと生きていけないから

今年も好きだったな、あなたのこと

後3分、またあなたのことを好きになる

「あけましておめでとう」

1日目、まず初めにあなたと笑いたい

あわよくば、再来年の1日目は

あなたと過ごしたい

またあなただらけの1年が始まる

Fin.