言霊とデジタル社会が、衝突しながら背反しています。全体的に、非情に軽みの利いた口語短歌で、サクサク読めるのですが、読後に、そこはかとない孤独感が滲み出てくる感じがしました。カタカナやアルファベットを巧みに使った、秀歌集と言えるでしょう。
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