だからネイル、買ってたのか

亜咲加奈

急いで塗ったから、雑になっちゃった。

 織絵はネイルの小瓶を、アーモンド形の目をいっぱいに開いてまばたきもしないで見ている。右手には真紅、左手には黒に近い紫色のネイルを持ち、見比べている。きゅっと結んだ唇がとんがって、かわいい。

 左手に持った小瓶を元の位置に戻すと、除光液のプラスチックボトルを左手に持ち、立ち上がってレジに行く。清算を済ませて品物をショルダーバッグに入れ、きょろきょろしている。俺を探しているらしい。だからゆっくり近づいてやった。

 織絵が歯を見せて笑う。

「あ、いたいた。お待たせ!」

 ネイル、買ったのか。聞こうとしたけどやめる。女にとって化粧品を選ぶのは、特別な行為だと俺は思っているからだ。彼女が選ぶ化粧品の一個一個には、それを購入する理由と存在意義がある。

 それを俺に教えたのは、大学二年生の俺がアルバイトをしていた居酒屋で知り合った二歳年上の女だった。俺と同じ大学ではないけれど、都内の私立大学に通う四年生。七月の初めに出会い、お盆休みで別れた。当時の俺の交際期間としては最長記録に入る。彼女は俺に、女が化粧品を選ぶ意義についてレクチャーしたわけではない。彼女を見ていて俺が理解しただけだ。

 欧米人のファッションモデルのような女だった。手足が長く、くっきり出た鎖骨の下のバストはミサイルみたいに俺を狙っていた。俺はイケメンなので相手の顔の造作にはこだわらない。吊り上がった眉の下の目が、セックスする前になるときらきら輝いたことだけは今でも思い出せる。

「沢渡、このあと、暇?」

 アルバイトが終わり、更衣室へ向かう途中で彼女に声をかけられた。そいつは俺をいつも名字で呼び捨てにした。だから俺もそいつを名字で呼び捨てにしていた。今となってはその名字すら覚えていない。メイクラブしたらすぐに別れる相手の名字なんて、記憶に残したってしょうがない。

 俺はいつものように答えた。

「暇だよ」

「じゃあ来て」

 そいつのアパートへ、在来線で向かう。一駅で降りて、七、八分歩いて、そいつの部屋へ入る。そいつはカーテンを閉めるとさっさと服を脱ぐ。つるんとした生地のブラジャーとショーツを取り去り、ベッドに腰を下ろして脚を組む。

 俺はそいつの足もとに膝をつく。俺の鼻先でそいつはつま先を揺らす。金色のラメが入った紺色のネイル。星空みたいだ。

 そいつのつま先にはいつも色があった。素足にならない限り、つま先の色は他人には見えない。それなのに色をつけるのか。なんのために。そいつはいつもつま先を俺に見せつけた。

 見なさい。あたしのつま先、綺麗でしょ。そう、言いたいのだろうか。

 そいつのつま先を片手で持ち、俺は星空のネイルを塗った指にキスをした。そのまま甲へ唇を滑らせる。

 向かい合ってしたあとは、そいつが俺の上で動く。ミサイルみたいなバストがゆさゆさと揺れる。目を閉じて体を上下するそいつの下で、俺はテーブルの上に置かれた電波時計を横目で見る。午前一時二十五分。もう三十分はからんでいる。まだ終わらねえのかよ。俺がタフでよかったな。

 突然チャイムが鳴り響いた。

 そいつが目をひらき、舌打ちする。

「来ちゃった」

「は?」

「前の男」

 おい。聞いてねえよ。

 チャイムが立て続けに鳴る。そいつが俺から降りて服を身に着け始める。

「ねえ、出てよ」

「なんで俺が」

「追い払ってよ」

「ヤバい奴なのか」

「違う。単なるタメ」

 同学年の男ということだ。

「別れるっつってんのにしつこいんだよ」

 俺はボクサーパンツだけ履いた情けない姿でそいつに背中を押し出された。

「大丈夫、何かあったら警察呼ぶから」

 無責任にもほどがある。しょうがねえ。俺は玄関から声をかけた。

「どちら様でしょう」

「どういうことだよ」

 おい、ガチ泣きしてるじゃねえか。

 男はドアをどんどんと叩き始めた。

「なあ、なんで、電話出ねえんだよ。俺が、何したっていうんだよ」

 舌打ちしてから俺は努めて落ち着いた口調で言った。

「別れるって話なんでしょ? なら、別れてあげたらいいんじゃないんですか」

「なんでてめえがしゃべってんだよ。彼氏かよ。本人出せよ、本人を」

 彼氏って、俺のことか? 勝手に決めんなよ。

「開けろよ。顔見せろよ。なんで別れんだよ」

 ドアノブががちゃがちゃ動く。無理やり開けようとしてるらしい。

 俺はドアを開けた。ほんとうは危険なんだが、こういう場合は俺という別の男の姿を見せる方が効果的だ。

 涙と鼻水を垂れ流した、Tシャツにハーフパンツの男が立っていた。一八〇センチくらいある。Tシャツの胸はぱつぱつで、ふくらはぎもぱんぱんだ。体育会系かもしれない。俺を見ると座り込む。

「なんでだよぉ」

 そして靴脱ぎ場にうずくまり、さらにガチ泣きし始めた。

「なんでこんなガリガリのチビに」

 俺はさすがにキレた。確かに野球をやめて筋肉量は減ったし、俺の身長は一六六センチだ。でも、こんな未練たらたらの野郎からディスられる筋合いはない。

「うるせえ。俺の体形なんか、関係ねえだろ。てめえはもう捨てられたんだよ」

「認めたくねえ」

「そんなだから愛想尽かされんだろうが。さっさとあきらめろ。早く消えろ」

 女が俺の脇から顔を出す。

「警察、呼ぶよ」

 男はもう、俺たちなんて見ていない。ギャン泣きしている。

 俺は二人から離れた。服を着て、ボディバッグを肩にかける。泣き叫ぶ男の前でスニーカーをつっかけた。

「ちょっと、どこ行くの」

 俺は女をにらみつけて怒鳴った。

「てめえの男の始末くらい、てめえでつけろ」

「え? こいつ、どうすんの」

「知らねえよ。俺まで巻き込んでんじゃねえ。てめえも用済みだ」

 女が目と口をぽかっと開けて一歩あとずさる。

 俺はドアを乱暴に閉めた。階段から駆け降りる。終電はもう行った。タクシーを拾い、俺は自分のアパートまで帰った。

 その日は、お盆の一日目だった。


 俺は回想をやめ、運転席で紙コップからホットコーヒーをすする織絵に視線を戻す。

 コンビニエンスストアの駐車場、織絵のミニバンの中だ。織絵のじいさんとキャッチボールをすることになり、織絵が俺を送り迎えしてくれたのだ。じいさんは最愛の孫娘の恋人として俺がふさわしい男かどうか、ベースボールプレイヤーらしく、野球で試したのである。幸い俺はその試験にパスすることができた。じいさんから試験をしようという電話をもらったあと、織絵とキャッチボールをしたおかげだ。じいさんは別れ際に俺をハグして、笑顔で言ってくれた。

「俺のことはヴィクターと呼んでくれ。俺も君をケンと呼ぶ。君はもう俺の家族だ」

 俺も彼をハグして、笑顔で伝えた。

「ありがとう、ヴィクター。あなたの家族になれたことを誇りに思うよ」

 二人のあいだに置いたポテトチップスの袋に同時に手を入れ、取り出して口に運ぶ。織絵のコーヒーはブラックだが、俺のコーヒーには砂糖とミルクが入っている。

「このあと、予定あるの?」

 指を舐めてから織絵が尋ねた。

「ああ。会社の友だちと飲みに行く」

 織絵が俺の新しいパートナーとなるまで恋人でいてくれた誠司さんの彼氏である余田の後輩、遠藤に誘われている。前から「一緒に飲もう」と言われていたのだ。

「あたしも、監督の家でみんなで集まるんだ。乗せて行こうか?」

「監督?」

「高校の野球部の監督。今年の三月で定年退職したの。健はどこで飲むの?」

 居酒屋の名前を言うと、織絵はコーヒーを飲み干した。

「監督んちに行く途中じゃん。送っていくよ」

「いいのか?」

「うん」

 織絵は笑顔でうなずき、俺に言った。

「じゃあ、健の家の前で待ってればいい?」

「いや、悪いけど、このまま向かってくれるか。約束の時間まであと一時間ちょいだから」

「オッケー。……あ」

 織絵が俺に、C七十五のバストを向けて座り直す。

「あのさ。ちょっと、あたしんちに寄っても、いいかな」

「いいけど?」

 織絵が下を向き、尻を前後左右に動かす。

「じゃあさ、健は、車ん中で待っててくれる? 十分くらい。いい?」

 何をしたいんだ。わからない。でも俺は「いいよ」と言った。


 織絵はほんとうに十分でアパートから出てきた。服装は変わらない。肩まである黒髪を一つにゴムでゆわえ、黒いダウンジャケットを羽織り、ジーンズを履いている。両手で、二本縛りにした一升瓶を提げていた。

「何だ、それ」

「日本酒。監督へのプレゼント。みんなでお金出し合って買ったの」

 見せてもらうと、県北にある酒造が製造元だ。スマホで商品名を検索すると、評判もいい。

「監督ね、このお酒が大好きなの。これしか飲まないんだって」

 居酒屋の前で停まると、織絵が俺を真正面から見た。

「帰る時には連絡して。すぐに行くから」

 織絵が俺に求めているのは何か、わかった。今日はあまり飲みすぎないようにしよう。

「わかった」

 居酒屋に入ると、カウンター席に座った遠藤が、にこにこしながら手を振ってきた。

「よう」

 よう、と手を挙げかけて、遠藤の隣に座る野郎が視界に入った。

 おい。冗談だろ。聞いてねえぞ?

 そいつはにやっと笑った。

 遠藤の隣につかつかと近づき、俺は顔をゆがめた。

「なんでてめえがいるんだよ」

 余田は笑ったまま答えた。

「新しい相手ができたんだってな」

「関係ねえだろ」

 巻き舌になってしまった。

「おめでとう」

 余田は嬉しそうだ。無理もない。こいつの恋人である誠司さんを俺は奪ったことがあった。そのことは余田をひどく痛めつけたが、誠司さんも傷ついた。会社の同期採用である織絵が俺に、交際相手と別れたいから新しい恋人のふりをしてくれと頼んできたのは、そんな時だった。織絵は、誠司さんによって愛することを学ぶ以前の俺にそっくりだった。織絵は俺のパートナーになりたいと訴えた。だから俺は誠司さんと別れたのだ。誠司さんは余田を愛しているし、余田も誠司さんを愛しているからだ。俺だって誠司さんを愛している。愛する人の幸せを願っている。だから俺は織絵を選んだのだ。

 三人で並んで飲んだ。

「俺、日本酒、挑戦したいんだよねー」

 遠藤が能天気に言ってメニューを見る。織絵が監督に贈る銘柄もあった。だからそれを三人で飲むことにした。

 一口含んで遠藤が悲鳴を上げる。

「辛ッ。なんだこれ」

 確かに辛い。舌と喉に刺激が強い。それでも後味は爽やかだ。 

 余田は平気な顔で飲んでいる。

「余田さん、辛くないんすか」

 情けない声を出す遠藤に余田はにやりと笑う。こいつ、俺がもう誠司さんに手を出さないとわかっているから、嬉しくてたまらないんだろう。

「俺のじいちゃんの晩酌はいつもこれだった」

「余田さんちの実家の方の酒なんすか」

「おう」

 余田は余裕で飲み干す。俺は悔しくなった。だから一気に空ける。喉が焼けそうだ。

「無理すんなよ」

 言って余田が口角を上げる。俺はコップの水を半分くらい飲んだ。

「無理してなんかねえよ」

「巻き舌も様になってねえぞ」

 顎をちょっと上げ、余田がにやつきながら俺を見下ろす。

「やんのか?」

 遠藤がスマホを取り出す。

「おおっと、始まりました。新旧ヤンキー対決!」

 撮影しているらしい。

「ふざけんな。俺はヤンキーじゃねえ」

 遠藤を怒鳴りつけ、俺は余田に全力でガンを飛ばした。

「上等だ!」

 遠藤は完全に面白がっている。

「誠司さんに送ろー」

 誠司さんは酒が弱い。だから来なかったんだろう。

「やめろっつってんだろ!」

 俺が手を出すと遠藤はくるっと背を向けた。

「はい、送りましたー。おっ、返事キター」

 誠司さん、レスポンス早っ。

 遠藤が笑いながら俺と余田に画面を向ける。腹をかかえて笑うキャラクターのスタンプが着信していた。続けてメッセージが表示される。

 ――仲良くしてねwww

 俺はカウンターに突っ伏した。情けない姿を誠司さんにさらしてしまった。恥ずかしい。

「おまえ、帰り、どうすんだ」

 余田の声が降ってくる。俺は視線だけ余田に向けて答えた。

「彼女が迎えに来る」

「女なのか」

 余田が眉を上げた。俺はバイセクシャルで、誠司さんと関係をもっていた。だから意外に思ったのだろう。

「会社の同期だよ。製造課にいる」

「なになに? おまえ、彼女できたの? やったじゃん。どんな子どんな子?」

 遠藤が俺に顔を近づける。

 俺は盛大にため息をついた。

「なんで言わなきゃなんねえんだよ。どうでもいいだろうが」

「よかったなぁー。女の子ってさー、ほんと、やわらかくて、かわいくて、最高だよなー」

 言って遠藤が余田の顔を見て、下を向いた。

「――あ。すみません」

 余田が頬杖をつく。目と口もとにはまだ笑みが残っていた。

「いいよ。確かに女はそうだよな」

「そういえば、余田さん、女、いたんですもんね」

「昔の話だけどな」

 誠司さんと余田の関係は遠藤も知っている。だからあやまったのだろう。 

 俺は席を立ち、店の出入り口から外へ出た。織絵に無料通話アプリで電話をかける。織絵はすぐに電話を取った。

「はい、オリだよ」

「迎えに来れる?」

「行く行く! 十五分くらいで着くよ」

「安全運転でな」

「りょ!」

 織絵の明るい声に癒される。そんなふうに思うのは初めてだった。

 席に戻り、俺は財布を取り出した。

「もう帰るわ。いくら出せばいい?」

「おおっ。彼女見ていい?」

 目を輝かせる遠藤に俺は秒で答えた。

「だめ」

「ケチ!」

「てめえの嫁も見てねえのに見せられるか」

 遠藤には妊娠中の嫁さんがいる。

「だよなー。これでいいよ」

 遠藤が指を三本立てる。カウンターに千円札を三枚置き、俺は遠藤と余田に向き直った。

「またな」

「おう、また飲もうな!」

 明るく言う遠藤の隣で、余田が真面目な顔つきで俺を見た。

「彼女、大事にしろよ」

 最後までむかつく野郎だ。

「大事にするに決まってんだろ。おまえも誠司さん、泣かせんなよ」

「てめえにだけは言われたくねえ」

 余田が俺を弟みたいに見て、目を細めた。


 織絵は十五分で到着した。助手席に座った俺にC七十五のバストを向けて、膝の上で握りこぶしを作る。

「あのさ、健」

「ん?」

 深呼吸を一回して、織絵は言った。

「しよ」

 俺は織絵のアーモンド形の目をのぞき込む。つきあうと決めてから、まだ一度もしていない。織絵もバイセクシャルだ。俺と同じでその場限りのセックスをし、その場限りで相手と別れることを繰り返してきた。だから俺は織絵を抱いていない。セックスはコミュニケーションの手段でもあるが、二人の愛情を確認する儀式でもある。そのことを俺は誠司さんから学んだ。だから織絵が誘ってきても断り続けてきた。そうするうちに織絵も俺の前でセックスのセの字も口にしなくなった。

「いいよ。でも帰り、遅くなるぜ。いいのか?」

「大丈夫。ママと兄ちゃんとグランパには言ってある」

 言い切って口を引き結ぶ。膝の上で握りしめた手の甲は筋が浮き出している。

「どこでする」

「この近くにラブホあるから、そこで、しよ」

「おう」

 織絵の眼のふちが赤く染まる。

「じゃあ、行くよ」

 ミニバンが走り出す。織絵の横顔は引き締まっている。

 初めて織絵とセックスしたラブホテルに着いた。配属を明日に控えた同期同士でカラオケ店に行ったあとで、俺たちは二人だけで抜け出し、そこに向かったのだ。

 部屋に入ると織絵は俺に背を向け、髪をゆわえていたゴムを引き抜いた。靴下から脱ぎ始める。ダウンジャケット、ジーンズ、ロンT、タンクトップ、ブラジャー、Tバックショーツを床に捨てる。

 強い目をして俺に向き直る。C七十五のバストと、六十センチのウエスト。じいさんがブラジルルーツのアメリカ人だからか、腰の位置が高い。

「つま先、見て」

 視線を落とすと、真紅のネイルが塗られていた。

 俺は織絵を抱きしめた。織絵がすぐに抱き返す。

「だからネイル、買ってたのか」

「そうだよ」

「だから十分待ってって言ったのか」

「当たり。急いで塗って乾かしたから、雑になっちゃった」

「セクシーだよ、オリ。たまんねえ」

「愛してる、健。健の裸も見せてよ」

 俺もダウンジャケット、ニット、タンクトップ、チノパン、靴下、ボクサーパンツを取った。織絵の目が輝く。

「かっこいい」

「嘘つけ」

「あたしは嘘つきじゃない」

 織絵と俺の唇が触れ合う。織絵のバストが俺の胸筋に密着してつぶれる。

「健、すごいことになってんじゃん」

「オリは?」

 確かめる。

「スタンバイOKだな」

 織絵が俺の肩に顔を伏せる。

 誠司さんと愛し合った通りにした。指先で、唇で、織絵とお互いの体を確かめ合う。

 織絵が涙を浮かべる。

「健、すごくいい。こんなに優しくされるの初めて」

「オリも、すごくいいよ」

 真紅のつま先がシーツの上でぴんと伸びる。固まって、一気に脱力する。

 俺の背中を両腕で包み、織絵のアーモンド形の目のふちから、涙が一粒滑り落ちた。

「健。好き。すごく、好き」

 織絵を俺も抱きしめた。

「オリ。ありがと。また、しような」

「うん。また、しよ」

 織絵と俺は目を合わせ、キスをした。

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だからネイル、買ってたのか 亜咲加奈 @zhulushu0318

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