第4話 かつての男子高校生、大学生活を謳歌する
あれからどれくらい時間が経つだろう。外国人との交流もインターネットを通してすることができたし、グループワークを通してコミュニケーション能力を磨いたりと大忙しだ。特に法律に関するグループワークは大変でコミュニケーション能力にとてつもない法律理解力が必要となってくる。かつて検察官を目標にしていた人間として、譲れない戦いだ。
「俺、超大企業に内定してて、入社することが決まっているんですよ。」
イケメンの同期がそう話していた。俺は留年することになったし、もう少し自分探しの時間が欲しいと思っていた。
かつての高校の同期とは今でもインターネット上でつるんでいる。故郷の唯一無二の仲間たち。俺は歓迎されないかと思いきや案外そうでもなかった。皆がエリート、皆が地元の伝説。そんな現状を打開することなく"維持すること"に務めようと初めて思った。
改めて、俺は北条龍聖。誕生日は1月18日。血液型はO型。好きなものは激辛料理。趣味はオタ活、哲学、武道。目標は現状維持と凡人であること。
公立伝統名門男子校の劣等生はドイツに魅了される 大谷忠正 @koukiitinose
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。公立伝統名門男子校の劣等生はドイツに魅了されるの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます