第10話 初シャワー
貧血の対応として
人生初の輸血を受け、
心身共にエネルギーを
チャージする事が出来ました。
元気を取り戻した所で、
日常の入院生活のひとコマです。
12月30日(月)
夜、まとめて4~5時間眠れた。久しぶりにスッキリ。クリーンウォールのうるささに、少し慣れたか。
身体を起こして、バイタルチェックの対応などしてひと息つき、11時過ぎまたふ~っと眠くなり、11:50くらいまで、気持ち良く寝てしまった。
入院後、初めてのシャワー。CV(心臓に一番近い静脈に、点滴のためのカテーテルを残置しています。サイボーグっぽいです。)が丸腰になるし、髪の毛一本残しちゃいけないし、30分しかないし、超~~忙しかった。
よし!と思って振り返ると、バスタブに一本残ってて、(バスタブには基本つかりません。たまたま付いてしまったのでしょう。)それを取りにうっかりスリッパのまま入ったのが命取り。ホコリがべったり床に付いて、足ふきで大慌てで拭く。
なんとか拭き取り、“ 次の人誰?”と見ると、部屋番号のところがグチャ~で、読み取れない!“アホか ”と、すぐコール。(入浴の順番取りでは、あらかじめ列に並んで自分の名前をボードに記入するのですが、次の方の名前がにじんでしまっていたのです。アホか、は決して特定の人に向けて思った言葉ではないです( ‘-^ )b)
Ns.たち、驚いて駆けつけて来たので、「これが読めません。」「マット随分汚しちゃったので、替えて差し上げて下さい。」と涼しい顔して帰って来た。やれやれ、段取りが大切。
毎度ながら不適切な表現があり
ますが、どうか大目に
見て下さい。
輸血を受けて元気をもらう
者がいるという事は、
献血をする人がいるという
大前提がありますよね…
思えば、私も若い頃は、定期的に
献血ルームに通って、成分
献血をしていました。
その時は気が付かなかったけれど
実はとても尊い事をしていたのだ
と、しみじみ思います。
私なんかの血液が、役にたつの?
半信半疑で血液の提供をしていた
私ですが、今なら、
思いっきり役にたったんだよ!
と確信を持って言えます。
当時、病室のテレビで、献血の
促進キャンペーンCMが流れると、
ありがとうございます!!
と、テレビに向かって土下座
したいくらいの気持ちに
なりました。
たーちゃんのズッコケ闘病記 @pirikainu-1709
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