第9話 人類って素晴らしい

じいじと娘、みっちゃん(仮名 孫です。)が来てくれる。熱は36,9度止まり。助かる。お赤飯少し食べられる。

久しぶりに洗髪してもらった!!すっきり。

貧血が進んでるとの事で、生涯初めての、人さまの血液の輸血を体験。Kさん(同僚の病棟保育士さんです。)いわく、「元気玉、入れてもらいな!」その通りで、ガツーンと来てシャキーン!愛を感じた。

人類って素晴らしい。「生きていく。」って、「いかに生きるか。」って、歴史とか地域とかいう、人類の持つ側面的な部分で、うだうだごちゃごちゃ、先人の名言やらお知恵やらを聞きかじっては、容易に自分の物にはなし得なかったけど、血液!赤血球!これはスバラシイ!!

四の五の言わずにわたくしの体内に入って来て、次の瞬間、「生きねば。」

頭も身体も活性化され、喝が入る。目からウロコ。これだと思った。

いつか落ち着いて、ここの部分は書き直そう。

点滴を追加する時、急に落ちなくなったとNs.がバタバタ。坊Dr.(主治医です。坊ちゃんからもらいました。)を呼ぶという事に。「点滴、詰まっちゃったんだって~?」と登場。ちょこちょこっと見て、「ハイ、今、滝の様に流れ始めました。」

ウケる。ナイアガラの滝か?!(原文では、病院のある地名を引用しています。)

坊Dr.と言えば、ムンテラ中、すっかりシュンとなった夫に、「まあ、余命いくばくもないとか、今日明日どうなるとかいう事ではないですからあ!」と言っていたので、大笑い。豪快で面白い!と思った。



いつか落ち着いて書き直そう


と、確かに言ってますよね…😰


ひとことで言ってしまえば、


それまでの私は、


あたまでっかち。


輸血を経験後の私は


ようやく人並みに成長出来た。


過去に、子を持つ経験を与え


られ、10ヵ月の妊娠期間に耐え


そして何より、子育てという


大事業に身を投じる機会


を得た時、それまで培って


来た、自己という概念が


根本からくつがえされて、



投げ出して逃げる事のできない


とことんまで自己と向き合わ


される修行だと、つくづく


思っていました。その時にも


この苦労をさせてもらって


やっと私も人並みになれた。


と実感したものです。


そして今回の輸血の場合は、


また違った、私の存在そのもの


あるいは細胞レベルでの


実感でした。


生かされている。と


いう事をこれほど端的に、


謙虚な気持ちでかみしめられた


事は、今までなかったです

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る