第2章まで読んでの感想です。
ゲームの世界に転生した28歳のニート主人公。しかし彼の役割は勇者ではなく、金も家もない村人A。それでも彼は転職を繰り返しながら、ゲームの知識を活かして世界に関わっていきます。
特にクリスとの掛け合いは微笑ましく、二人の関係の変化が楽しみです。また主人公がゲーム世界の理と現実の違いを学びながら成長していく姿も見どころのひとつ。
本作の魅力は「ゲームの枠を超えた自由な生き方」にあります。予定調和に抗うモブの奮闘が、他とは一味違う面白さを生んでいます。
軽快な文体とテンポの良い会話が魅力で、読者を引き込む。チートなしだが確かに世界を動かしていく。そんな主人公の挑戦が、今後どのように展開するのか楽しみです。
とあるゲームの村人に憑依してしまった主人公が、失敗を繰り返しながらも必死にゲーム世界を生き抜こうとする異世界ファンタジー作品です。
主人公はこれといって取り柄もない青年。
憑依した先もまた、毎日を無為に過ごしている村人であり、その才能のなさから主人公は早々にやる気を失っていました。
そんな主人公を叱咤したのは、昔馴染みの道具屋を営む友人。
彼女の道具屋を手伝う内に、主人公は自分の性格とあり方を改めようと考えるようになります。
けれど、準備が終わらぬ内に、始まったのは村の壊滅イベント。
惨劇が広がり始めた光景の中で、主人公は何ができるのか。
ぜひ読んでみてください。