生命の灯

定められた

生命の灯が消えるのは

自ら命を絶った時と

灯火が尽きる時しか

わたしは知らない


それが

私利私欲のためだけに

吹き消されてしまうとは


生命の灯はいつかは尽きる

それをまだ灯ったばかりの魂を

冒涜し絶ち切ってしまうとは


命はゲームではない

動物も虫も命を絶つとするならば

他人の手であってはならない

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詩10編 時の振り子 栗栖亜雅沙 @krsagscat

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