第13話 次の日

※田島愛花視点


 次の日。


 私は休み時間に森岡君と会話を楽しむ。


 普段は楽しくて仕方がないはずなのに今日は落ち着かない。


 その理由は、ある男子からの視線を常に感じるためだ。その視線の持ち主は昨日私を追跡し接触した闇野君。


 彼は今日、登校してから頻繁に私に視線を集中させる。そのため、常に見られている感覚を覚える。


 そして、闇野君の視線のせいで森岡君との会話にも集中できない。


 不気味で仕方がない。その不気味な影響から少なからず恐怖を抱いてしまう。


 闇野君は何が目的なの? そんなに私を見つめても何も起きないよ?


 しかし、恐怖からか。咎めることもできずに時間だけが過ぎて行く。


 そして、この闇野君の不気味で奇妙な視線や行動は学校が放課後に突入するまで頻繁に続いた。


 私がトイレに1人で向かう時も。友達と会話をしている時も。昼ご飯を食べている時も。


 ずっとずっと。続いた。

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