第10話 心の変化
※田島愛花視点
え!? もしかして森岡君は私を守ってくれたの?
時岡さん達がクラスメイト達に責められ教室から逃げ出した後、私は森岡君に視線を走らせ疑問を投げ掛けるように自身に問う。
実際は定かではないけど。私には森岡君が私を守ってくれたように見えた。
なにそれ!? 確かに私と森岡君は最近、距離がグッと縮まった。
申し訳ないけど以前までは竜也君の近くに身を置くただの彼の友人だと言う認識だった。竜也君の影に隠れるようにほとんど目立たない地味な男子という印象だった。
でも、最近その印象は大きく変わっている。
その理由は森岡君が私の趣味の漫画好きを受け入れてくれ、その上、私の大好きな漫画を読んでくれた。
そして、先ほどの私を守ってくれるような行動。
なにこれ?
色眼鏡を掛けたように森岡君がカッコよく見える。
どうしてだろう? 不思議だね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます