その時わたしの感じたこと及びクソみたいな世界と輝ける日常についての雑感

あなたらしいと言いたいけれど人間にバリエーションはそうないらしい



世界はクソと高らかに叫ぶ人と世界を変える人は同じじゃない



病み病み病み病み病み病み病み病み病み病この病とっても安い



母を母と初めて認識できた日と父を父だと識る日は異なる



黒い髪 黒い瞳を持つ故に殺された人と会うタイムトラベル



人型兵器を作りパイロットを作り戦争か敵を作る



君に教えた花の名をどうしてか忘れられない滑稽具合



繊細な心情描写を山と積み何も身についてないと知る夜



パイロキネシスではなくて正体は温度の操作 技の名を【恋】



温かいと冷たいとの境目を探り辿り着く血と骨と肉

 


生まれ変われたら君の声と髪と牙と爪とそれからそれから



紅白歌合戦に出るなら背負いたい色は黄金、次点で紫



とりあえずサンドバッグにしとこうぜサンドバッグ宮殴られ仁を



「疑わしき者は爆する」ゲンスルーサブバラ無限増殖時代



超時空絶滅抹殺覇道咆黒髪そよぐ 君は手を振る



セカイかキミか天秤にかけている間に世界を獲っていた君



「質量差あれば相性なんて無駄」時間停止を引きちぎる君



唯一つローマに続いていない道 武士道という死ぬことの道



自由と民意の勝利として高らかに命じられる戒厳令



雪積もるたびに一拍脈を打つこれが一月の心臓になる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

短歌集『百葉箱』 みやこ @miyage

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ