ある結末!

@marude1123

ある結末!

 奴らにとって悲劇が起こった…!

ボクにとっては違うケド…!

 ボクは嫌われ者!奴らはボクを見ているとイライラするみたい?それともなにかとてつもない理由でボクを嫌っていたのかも!とにかく奴らはボクに様々な意地悪をした。

 ボクは弱い子、泣き虫!毛虫でどんな事をされても言われても不貞腐れて泣くしかできない…

ボクの喋り方が可笑しいとボクのマネをしてからかう、ボクが辛そうにしているのが面白いらしく、ボクを小突いてクスクスしていた。

 ボクは嫌われているからこんな事をされる!でも…ボクは、仕方ないと!嫌われているのなら!嫌いな奴になら何をしてもよいと思っている。

 ボクが悪いんだ、ボクが変わらなければ!だからみんなはボクに意地悪をするんだ!ウジウジとしているボクが悪い!と、みんなが教えてくれた。 全部自分が悪い!と考えてしまうボクにも我慢のできない事が起こった。

 ボクは自転車で学校に通っているのだけれど…使っていた自転車は古い物だった…がある日、何でもない日に大好きなおばあちゃんが新品の自転車を買ってくれたのだ!

 その新品の自転車に乗って始めて学校へ登校…自転車のロックは、一つだけ!簡単なヤツしかしていなかった。

 授業が全て終わって、家に帰ろうと学校の駐輪場へ行くと…ボクの自転車がない!狼狽え、動揺しているボクを見ている連中はクスクス、ボクは泣きそうになりながら、職員室へ行く!

 先生たちに説明する…

「自転車?ロックは二つしてた?」

「…一つだけ」

「どうして?」「それじゃ、仕方ない!」「君が悪い!」

ボクが「警察に…」と言うと「任せない!」と先生がいう、ボクはその日、歩いて家に帰った。

 自転車はその日のうちに見つかった!学校に連絡があったようで!何処かに乗り捨てられていたらしい…

 学校は次の日の朝礼で私の自転車に起こった事を説明して…「犯人は探しません!次やったらユルしません」と言った、その言葉に私は涙が止まらなかった。

 何をされても!泣くしかできなかったボクが悪い…だから軽んじられるのか!

「今度やったら赦さない!」とそれでボクは納得した。

 乗り回されて帰ってきた自転車にボクはある仕掛けをした…自転車のブレーキ!自分が使わないときは壊して!乗るときは直してのる。

 その仕掛け簡単にできた!

 学校の近くには長い坂!その先は交差点!そこにブレーキの壊れた自転車とくれば起こるのは悲劇!

 仕掛けをしてから、ボクは慎重に自転車に乗りながら前と変わらずに日々を過ごしたら…また、自転車がなくなっていた!!

 僕は考えて、何か!知らせが聞こえてくるまで学校で待つことに!しばらくしたら…!学校の生徒が自転車で事故を起こしたと聞こえてきた。

 ボクはその混乱の中、自分の自転車がまた無くなっていると報告して家に帰った。

 そしてその日の夜に連絡がきた…事故はボクの自転車に乗っていて起こったと…!

「そうですか…!」としか言いようがなかった。さらに事故を起こした奴!命は助かったらしいが取り返しのつかない一生引きずる事態を招いたらしい!

「事故の原因は自転車のブレーキが壊れていたから」

 後日事故を起こした奴の家族がボクを訪ねてやって来た…!「ウチの子は貴方から借りた自転車で事故を起こした」と言われた。

「貸してません」とボクは言った、「勝手に乗って行かれたのです」

「だとしても…」連中、言葉が続かない 

ある結末は…ボクを憎む連中に新しい自転車を買ってもらった!ボクも変わった。いつも独りで泣いていたのに!人から憎まれても平気、むしろ愉快! そんなある結末!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ある結末! @marude1123

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画