超能力な人々
館野 伊斗
第1話 広渡義則の場合
広渡義則は
会社に行っても渡される単調な仕事を淡々とこなしていくだけ。しかも回ってくる仕事は単調な割に時間がかかる案件ばかりな上、何度も確認作業を行う性格が
彼は過ぎゆく時間をただ黙々と浪費するしか無かった。
仕事が終わり、喧噪に包まれた人工の灯りに照らされた歩道を、彼は自分の人生を振り返りながら歩いていた。周りを行く若者達は楽しそうに仲間と談笑しながら歩いていく。
彼は会社の同僚達と飲みに行く事もなかった。金も無いが、ただでさえ帰る時間が遅くなるのだ。誘いを断っている内に、誰も彼を誘わなくなった。そのうちに会社で同僚と話す事もなくなり、ただ淡々と遅くまで仕事をこなしていた。こんな生活を彼は既に30年間も過ごしていた。
彼は次第に、自分は必要のない人間ではないかと思うようになっていた。
その日の会社帰りも、これから乗る電車での長い通勤地獄を考えると憂鬱だった。
彼はふと、路地の方を見た。その長い路地には小さな居酒屋が数軒見えた。なにやら怪しげな店もある。いつもと違う道を通れば、いつもと違う何かに出会うかもしれない。しかし、昼食代を節約して貯めた彼の少ない所持金では、知らない店にふらっと立ち寄ることなど勇気の
無理だと解っているのだから、こんな所に立ち止まっている必要はない。急がなければいつもの電車に乗り過ごす事になる。時間が違う電車に乗ると、座る座席も変わってしまうだろう。毎日同じ生活をしていると、他人のローテーションまで把握してしまう。どの車両のどの位置に立っていれば座れるかまで覚えてしまっているのだ。
それでも彼を立ち止まらせていたのは、彼が変化を求めていたからだった。彼は導かれるように路地へと進んだ。どうせ帰っても家族は寝ているし、独りで飯を食い、食器を洗い、冷たくなった風呂に浸かるだけなのだ。朝になれば、誰も起きていない居間に降り、食パンを焼かずに食べて出勤する。
少々帰りが遅くなっても誰にも迷惑を掛けない。
彼がいつもと違う道を選んだのは何年ぶりだろう。
歩を進めていくと、表通りの灯りが届かなくなり、暗闇が彼を包んでいった。彼は赤い提灯の明かりを目印に歩いていた。
「ちょっと」
いきなり右横から声を掛けられ、彼は驚いて鞄を放り上げた。ついでに脚が絡まり、路地に左腰から転倒した。
「いててててて・・・」
腰に手をやりながら上半身を起こすと、暗い路地の壁に、黒いシルエットが見えた。
四角い机のような形。
座り込んだままシルエットを見つめていると、机の上の灯りがぼうっと光った。
その灯りに照らされて、机の向こうに、一人の男性が座っているのが判った。
そのいでたちからして、易者のようだ。
目は開いているのか判らないぐらい細く、鼻がでかく福耳で、目尻が下がり笑みをたたえている。
義則は暫く思案にふけっていたが、恵比寿様に似ているのだと気付いた。
恵比寿顔は、机に座ったまま、義則に話しかけた。
「あんた、近い内に世界を変えるよ・・・・・・」
義則は言っている意味が全く解らなかった。
重い身体を、腰の痛みに耐えながら起こし、立ち上がった。
赤提灯とは逆の、今来た道を引き返す。
こんな不気味な易者の前を2度通るのは御免だった。
家に帰る決意をする。
(私が世界を変える? 自分自身も変えられない私に何ができるって言うんだ・・・・・・! 変な事を言って関心を持たせ、結局は鑑定費用目当てなんだろう! 大体、世界を変えるって何!? 住む世界!? 異世界へ転生でもするって言うのか!?)
多少憤慨しながら、義則はいつもの電車に遅れないように駅へと急いだ。
次の日。
義則はいつものように仕事をこなしていた。
周りは普段と変わらず喧噪に包まれている。
電話で客先と話している者。
同僚同士で話している者。
義則は無言でパソコンに向き合っていた。
「あっ・・・・・・」
机の上から、持ち手部分が丸い赤鉛筆が転がり落ちた。
赤ペンはこれしか持っていないのだ。鉛筆削りが消えた昨今、芯が折れたら仕事が出来ない。
義則は空中で受け止めようと手を伸ばした。
しかし、落下の方が早い。
虚空を握りしめた
義則は思わず(止まれ)と念じた。
時間的には鉛筆は落下したはずだ。
しかし、床を木が叩く音が響いてこない。
義則は空を握りしめた拳を、視線と鉛筆の落下予想地点線上からずらした。
そこには赤鉛筆があった。
ただ、角度がおかしい。
まるで床に突き刺さったようだ。
しかしまさか鉛筆が床に突き刺さるはずはない。
義則はもっと目を凝らして見た。
自分の遠近感が狂っていなければ、鉛筆は床にまだ到達していないように見えた。
義則は椅子から腰をずらし、体を傾けて視線を降ろして行った。
さらには椅子から降りて床に膝を付き、顔を床すれすれまで持っていった。
疑惑が確信へと変わる。
鉛筆はまだ、床に達していなかった。
鉛筆と床の間には、まだ3cm程の隙間がある。
義則はその隙間に
掌は空を切った。
何度か往復させる。
義則は目を丸くした。
(宙に浮いてる!)
自分の目を疑い、目を擦ってみた。
何度見直しても、鉛筆は何もない空間に固定されていた。
掌を鉛筆の上部にも通過させてみたが、手に触れる物は何もない。つまり、何か糸のような物で吊られている訳でもないのだ。
そんな物が付いていれば、先程鉛筆を使っていた際に気付いただろう。
義則は位置を変え、鉛筆の周りの空間を手でまさぐってみた。
手に何かが当たる感触は伝わってこなかった。
どう見てもこの鉛筆は空中に浮かんでいる。
その時、義則は先程から自分が行っている動作が、他人から見れば奇異に思われる事に気付いた。
取り繕おうと、そしてこの現象を誰かに見てもらおうと義則は立ち上がった。
何か言おうとして、周りを見渡した義則は、異様な光景に気付いた。
みんな止まっている。
電話をしている者は口を開いたまま。談笑している者は笑顔を浮かべたまま表情を変えない。
義則は口を開いたまま受話器を握っている若い社員に近づいた。
彼は少し屈み込んだ姿勢で、笑顔を浮かべたまま動かない。
屈み込んだ姿勢のままというのは、謝っている最中だったのか、大きく頷いた後だったのか。
そんな事を考えながら義則は彼の眼前まで顔を近づけてみたが反応は無く、まるで彫刻のように固まっている。
義則は再度周りを見渡してみた。
そこには無音の世界が広がっていた。
座って仕事をしている者の動きがあまり無いのは判るが、目を引いたのは通路を歩いている女性社員の姿。
彼女は片足で立ったまま、今にももう片方の足を床に付けようとしている瞬間だった。
体重移動は軸足から移っているはずだから、あの体勢を保つのは不可能だ。
義則はちらっと浮かんだ疑惑を払拭した。社員全員で自分をからかっているのかと思ったが、どうやらそれはなさそうだ。
窓の外に目をやる。
そこにはまさに驚愕の光景が映っていた。
鳥が、羽を広げたまま、空中に固定されているのだ。
義則は最初の現象が起きた時のことを思い返して、頭に浮かんだ言葉を口にした。
「動け」
途端。
「そーです、堀部部長!」
若い社員が今度は仰け反りながら大きな声を電話口から発した。
周りの喧噪も戻ってきた。
女性社員も何事もなかったように歩いている。
鳥も既にいない。
「それでは~」
受話器を置く音がし、続けて
「うわ! ビックリした! ――広渡さん何時の間に来たんですか!?」
若い社員が振り向いて驚きの声を上げた。
義則は何も言わず、自分の席に戻った。
まず床を見る。
そこには鉛筆が転がっていた。
幸い、芯は折れていないようだった。
いやいや、そんなことはいいんだ。
義則は折れていない鉛筆に一瞬喜びを覚えてしまった自分の貧乏性を恥じた。
机に近づき、床に転がる鉛筆を拾い上げる。
目の高さまで鉛筆を持ち上げ、じっと見つめる。
義則は鉛筆をつまんだ人差し指と親指の力を緩めた。
当然の如く、鉛筆は引力に引かれ、義則の指先から床に向けて落下を始めた。
「止まれ」
義則は静かに言葉を発した。
すると―──。
鉛筆は落下を止めた。
今度は義則の腰の辺りで宙に浮いている。
周りを見渡すと、やはり全員が固まっている。
義則は宙に浮かんだ鉛筆をつまんだ。
意外にも、鉛筆は義則の指の動きに従った。
目の前に鉛筆をかざす。
個体の動きを止める事なら「念動力」という言葉を聞いた事があるが───。
義則は動きが止まった周りを見渡し、壁に取り付けてある時計に目を止めた。
秒針の動きが止まっている。
まさか――─。
まさか自分は時間を止める能力を身につけたのか?
義則は仕事が終わった後、昨日の路地に向かった。
昨日尻餅を付いた場所に来てみたが、易者の姿は無かった。
唯一この現象を説明出来るのでは無いかと思われる人物には、会う事が出来なかった。
義則は路地を抜け出し、通りに戻った。
駅の向かいの横断歩道まで、不可思議なこの現象の原因を考えながら歩いてゆく。
横断歩道の前まで来て、赤信号を見つめながらハッとする。いつもの電車の時間が迫っている事に気付いたのだ。思わず義則は
(止まれ)
と念じた。
横断歩道を行き交う車が止まる。
周囲を静寂が包んだ。
義則はそっと車道に踏み出した。
車は動く気配すらない。
車の間をすり抜けていく。
次第に楽しくなってきた。
義則は軽くステップを踏みながら、鼻歌を歌い、駅へと向かっていった。
◇◇◇◇
自分には「
そのことを知ってからの義則は、人生が楽しくなった。
時間に縛られず生活が出来る開放感。
少々遅刻しそうでも、時間を止めれば間に合う事が出来る。
仕事中に気晴らしに散歩に出かけようが居眠りしようが、誰にも気づかれない。
ただ、この能力には条件がついていた。
義則が触れる物は時間静止から解除されてしまうのだ。確かに義則が接触している空気まで固定されてしまうと、自分が移動できない。呼吸さえ出来ないだろう。
時を止める能力とはいい事でもあるようだが、何度か危ない目にもあった。
あれは運転中だった。
路地からボールを追いかけて少年が飛び出してきた。
義則は反射的にブレーキを踏み込み、「止まれ」と念じた。
少年の動きは止まった。しかし、義則が「接触」している車は静止しないのだ。
タイヤと地面の摩擦音が聞こえ、車がようやく止まった瞬間も義則は目を閉じていた。
ゆっくりと目を開けると、嬉しそうな顔でボールを追いかける少年の顔がフロントガラスの向こうに見えた。時の静止を解除すると、少年はビックリした顔でこちらを見つめて、謝りながら去っていったが、義則の心臓は破裂しそうだった。
また時間を止めての散歩中に尿意を覚えた際、近くの雑居ビルにあったトレーニングジム内の扉を開くとそこは女子更衣室だった。最初こそ驚いたが、そこには鍛え上げられたみごとなプロポーションの女性達が、笑みを浮かべたまま、半裸で更衣室の中に林立していた。義則は刻を止めていることを思い出し、一人の女性の前で立ち止まり、じっくりとその下着姿に見入っていたのだが、胸筋なのか乳房なのか疑問を抱いた瞬間思わず手が出てしまった。
気付いたときはもう遅い。
はっとして見上げると、その女性の青ざめた顔があった。
女性は悲鳴を上げた。
一目散に逃げ出した義則だったが、その後、そのフィットネスクラブでは、幽霊が出たとの騒ぎで持ちきりだったようだ。
とある日、義則はとてつもない名案を思いついた。
それを思いついた瞬間、義則の鼓動は高まり、興奮が押さえきれなかった。
思わず立ち上がり、一人で両の拳を握りしめ、一度
義則はその日からそわそわしっぱなしだった。
そして、やっと待ちわびた日がやってきた。
義則は電車を乗り継ぎ、その場所へ向かった。
着いたのは宝くじ抽選会場。
ごった返す会場の中に、義則は座りもせず、戦闘態勢を整えていた。
額にはうっすらと汗が滲み、鼓動は爆発寸前だった。
その瞬間を逃したら。
もしその瞬間能力が突然無くなったら。
義則は興奮と不安で座ってはいられなかった。
会場では抽選が始まった。
宝くじの抽選は、「電動風車型抽選機」という機械を使用して行われる。
電動風車型抽選機っていうと、なんだか聞きなれない難しい感じがするが、簡単に言うとルーレット。
数字の書かれた回転する円盤に矢が打ち込まれ、それが当選番号として確定するのだ。
抽選は下位のランクから行われていく。
義則は矢が発射されるタイミングを測っていた。
矢が発射されてからは、一瞬だ。一瞬で的に矢は命中する。
そしてやってきた一等の抽選。
会場も異様な緊張感に包まれていた。
アナウンサーの声だけ響き渡り、会場は静まりかえっている。
矢が放たれる時がやってきた。
ドラムが鳴り響き、その瞬間が迫る。
義則はタイミングを測っていた。
矢が放たれる。
(止まれ!)
時間は止まった。
会場中が静まり返り、動く者もない。
義則は静かに階段を降りていった。
ステージの前まで来ると、回転板を見た。
まだ矢は刺さっていない。
回転板の直前で、矢は、空中に止まっていた。
ポケットから紙束を取り出す。といっても、3枚しか持っていなかった。
紙を凝視し、上を見上げ、空中に留まっている矢を見つめる。
手を伸ばし、矢を掴む。
もう一度紙に書かれている数字を確かめながら、円盤のその数字に矢を突き刺す。
その動作を義則は回転板の数だけ繰り返した。
作業が終わって最初の回転板から自分が刺した矢の数字を再確認し、ステージを降りて元の場所に戻り。
(動け!)
そう念じた途端、会場の喧噪が戻った。
ステージ上の回転板がゆっくりと回転を落としていく様を見つめる。
「さあ、決まりました!」
司会者の音声が会場に響く。同時にどよめきが。
ドラムの音が止み、回転板の横に立つ女性アシスタントが止める。
「1等の番号は・・・・・・」
義則は自分の手に持つ紙を見つめた。
司会者が数字を順番に読み上げていく。
それを聞きながら、義則は紙に書かれた数字を目で追う。
数字が読み上げられ、その数字が紙に書かれた数字と合致する度に、鼓動が早まり、紙を持つ手が震えだした。
司会者が最終の数字を読み上げる。
義則の手はわなわなと震えていた。
(当たった・・・・!)
自分が数字を指定して矢を刺したのだから当たり前のことなのだが、義則の手に持つ宝くじにかかれた数字は、1等に当選していた。
その日義則は寝付けなかった。何せ前後賞合わせて十億円もの現金が手に入ったのだ。会社を辞めて南の島で暮らそうか。家族には話すべきか等々、寝ようと思っても次々に考えが浮かんできて睡眠を邪魔していた。
それでも脳の限界があるのか、何時しか義則は熟睡に入った。
次の朝。
義則はいつもの時間に目が覚めた。
瞼を開く。
義則はそこで異常を感じた。
布団が上がらない。
いや、腕が上がらないのだ。
それどころか、体のどこの部位もぴくりとも動かせない。
眼球さえ動かせない。
妻が恐ろしい程のスピードで部屋に入ってきた。口を動かしているが聞こえない。鼓膜まで動かないのだろうか。
妻が顔を近づけ、布団をめくる。
胸に耳を当て、驚いた表情で仰け反る。
義則の体を揺すり、そして絶叫を上げながら部屋から出ていく。
全てがめまぐるしい。皆が倍速、いや5倍速で動いている。
救急隊が入ってきて、別の場所に連れて行かれる。
白衣を着た男が体中を検査し、妻に対して首を横に振る。妻が泣き崩れる。
また移動。
見知らぬ人物が入ってきて服を脱がし、白い服を着せ、木箱に入れられる。
瞼がその人物によって閉じられる。
暗い視界の中で、義則はそこで
もしかして、自分だけ刻が止まっているのではないか? 意識だけが止まっていないか、もしくは自分だけものすごくゆっくりした時間の中に取り残されているか。
これまでは静止した世界で自分だけが動けた。
それが逆転してしまった?
義則の顔が青ざめる。しかしそれは他の人には伝わらない。鼓動が激しく打つのも伝わらない。鼓動も脳波も検知できないとすれば、自分は死亡したと思われているのではないのか? 悪い夢と思いたいが、実際既に棺桶の中なのだ。
閉ざされた瞼を透かして感じていた光が消え、暗闇に包まれる。
周囲が異常に暑くなってきた。
やばい。
どうやら此処は火葬場だ。
自分は生きたまま灰にされようとしているのだ。
いくら動けと念じようが足掻こうが、指一本動かない。
(死後の世界へ場所を変えるのか・・・・・・。せめて十億円の現金を見てから死にたかった・・・・・・)
棺桶の継ぎ目からは、炎が見えていた。
「夫は最近変だったのよ・・・・・・ウッ。一人でにやにやしたり、会社に遅刻しそうな時間に起きても慌ててなかったり・・・・・・」
義則の妻は泣いていた。
ここは葬祭場。そして通常の時間が流れる世界。
妻は泣きながら親族に義則のことを話していた。
葬祭場の自動ドアが開き、人が入ってきた。
妻の方に近づいていく。
人影に気付いた妻はその方を見た。ゆっくりと目を丸くする。
「ギャー!!!」
叫びと共に、妻は仰向けに倒れ込んだ。親族がそれを支える。
一斉に、葬祭場に現れた人物に目を向ける。
そこには黒こげになった義則が、全身から煙を立ち昇らせながら立っていた。
◇◇◇◇
義則は病院のベッドに横になっていた。
全身火傷で包帯だらけだ。
病院の診断では、仮死状態にあったと診断された。
あの時、棺桶の継ぎ目から炎が見えた瞬間、時間の呪縛から解放された。
無我夢中で時を止め、棺桶の焦げた蓋を引き剥がし、入口は外から閂がかかっていたので煙突をよじ登った。炎は触れた瞬間動きだし、皮膚を焼いた。煙も吸った。
なんとか外に出て、今度は地上に向かって煙突の階段を降り、葬祭場の入口まで辿り着いたのだった。
ベッドの中で義則はよく考えてみた。
人に与えられた時間は全人類皆、平等なのだ。
自分だけ自由に使うことは許されない。
義則は浦島太郎を思いだした。
一瞬にして老人にならなかっただけでも儲けものだったのかもしれない。
流れゆく刻に身を任せるのが自然なのだ。
今まで通り時間と共に人生を送ろう。
あの易者の言っていたことは「世界
生きている幸せを感じながら、二度と能力は使わないと義則は心に決めた。
唯一動かせる瞳を窓へと向けると、青空に白い雲がゆっくりと流れていた。
─────────────────────
【あとがき】
読んで下さった方、誠に有り難うございます!
長編「エデン」も公開中ですので、よろしければ読んで下さい!
↓
https://kakuyomu.jp/works/16818093076854781559
カクヨムでは、12月26日から「積読消化キャンペーン」が実施されているそうで、
フォローしている作品を、10エピソード以上読んだ方にアマギフが当たるそうです!
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超能力な人々 館野 伊斗 @ito_tateno
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