ミズナちゃんのお母さんは、本当に酷い目に遭ってますね。
　子供を殺したのは幽霊のせいなのに、地獄に落とされねばならないという。それを決定した「何者か」がとてつもなく薄っぺらな判断を下したことが明らかになっている事例でもあります。

　序盤はとにかく引き込むのを大事にしているので、テンポと盛り上がりを強く意識しています。
　その点を評価していただけて嬉しいです。

　実質的に被害を出すのは幽霊や呪いなのですが、原理的には人間心理の問題が深く関わってくる感じです。
　一人一人の人間だけでなく、大衆として引き出される問題など。そういうのをテーマとして扱っていますので、それらの点にも注目してお読み頂ければ幸いです。

　隆太の実験は後で詳細が語られますが、実は「二段階」存在しているんです。一個は「本当に呪いがかかるのか」ということなのですが、その直前にもう一個ろくでもないことを。

　おばあちゃんが地獄に行った理由や、ミズナちゃんを死なせた幽霊などが悪霊になってい理由など、世界観の秘密と絡んできます。

　隆太、もちろんあとで罰は受けます。ただどんな種類になるかは……。
　ミズナちゃんは四年間ひとりぼっちで、よくグレなかったと思います。

　ミズナちゃん、このパルちゃんのお気に入りの公園が主な拠点なのです。それでおばあちゃんとパルちゃんの存在を知っていた、という感じで、むしろ「小学生とは接点はなかったし、生前はおばあちゃんを知らなかった」ということの方が重要だったりします。

　ありがとうございます。
　ミステリーであると共に、世界観としてもかなり重要な箇所でもあります。
　地獄に落ちたということは、なぜそう決まったか。注目して読んで頂ければ幸いです。

　呪いのメカニズムはやはり「不安」なので、それに霊的な力が加わることで強力な呪いが発動するのだと考えられます。
　おばあちゃん、ミズナちゃんが目撃していたことで、実は幽霊として再会というオチは消えちゃいました。

　隆太、再登場する時にはどんな奴になっていることやら……。
　ミズナちゃんのお母さんは地獄に落ちるのは理不尽ですね。一体どこのどいつが「地獄行き」の決定を下したのか。

　ありがとうございます。呪いのメカニズムを考えると、この心霊写真とか怪談を使う手法は本当に効果が出るかもしれません。
　隆太、もちろん後ほど登場します。このような考えを持つ人間が現れるようになった経緯など、少しずつ異変の正体と共に解明されていきます。