第3話
スミレ「3時間で10万字の小説を書く方法を・・・消される運命のアホバカ永嶋良一が小説の中に書いているですって! 私、あんなヤツの小説なんて読んだことないよ。そもそも、アイツ、小説なんて書いてたの?」
のこ 「アホバカ永嶋良一が小説を書いてたぁ!・・こりゃ、ビックらこいた、屁をこいた、ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
ハナス「スミレちゃん、のこちゃん。屁をこいてるときではないのよ。おちゃまさんは、アホバカ永嶋良一は、今日の午後6時にカクヨムから消されるって言ってたでしょ。ということは、午後6時までは、アイツのアホバカ小説が読めるのよ。みんなで、急いでアホバカ永嶋良一の小説を読んでみましょ」
・・・・・・
スミレ「しっかし、アホバカ永嶋良一の小説を初めて読んだけど・・・女子トイレとか、パンティとか、屁の話とか・・・オゲヒンな内容ばっかだね!」
のこ 「女子トイレとか、パンティとか、屁の話・・こりゃ、ビックらこいた、屁をこいた、ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
ハナス「あれっ? おちゃまさんの言ってたのは、これじゃないかしら?・・・『永痴魔先生の小説講座』という小説の中に・・・『長い話を書く方法』ってのがあるわよ」
スミレ「えっ、ハナスちゃん。どこにそんなのがあんのさ?」
のこ 「(床を探すふり)えっ、どこ? どこ?」
ハナス「のこちゃん、古いギャグは止めなさい。今どき、そんなのでは、誰も笑わないわよ」
のこ 「めんご、めんご」
ハナス「じゃあ、その小説のURLを言うわよ・・・え~とぉ・・・まず、エイチ、あなたエッチねのエイチ・・ティー、これはパンティーのティー・・次もティー、これもパンティーのティー・・・しっかし、こうやって、一つずつ言うのって面倒ね・・・いい、一気に言うわよ・・・
https://kakuyomu.jp/works/16816927863008912695/episodes/16816927863211213088
よ。この中に、点呼小説というのがあって、事例の小説が載っているわ。ちょっと、私がその事例の小説を朗読してみるわね。
********
点呼小説
整列した兵士たちの前に隊長が立った。兵士たちに緊張が走る。隊長の顔に朝日が当たっていた。
隊長が言った。
「番号」
兵士たちが順番に自分の番号を言った。
「一」
「二」
「三」
「四」
「五」
「六」
「七」
「八」
「九」
「十」
「十一」
「十二」
「十三」
「十四」
「十五」
「十六」
「十七」
「十八」
「十九」
「二十」
・・・
「五千八百七十」
「五千八百七十一」
「五千八百七十二」
「五千八百七十三」
「五千八百七十四」
「五千八百七十五」
・・・
「九千九百九十五」
「九千九百九十六」
「九千九百九十七」
「九千九百九十八」
「九千九百九十九」
「一万」
「よし、全員がそろっているな」
隊長は満足そうにうなずいた。隊長の顔に夕陽が当たっていた。一日の訓練が無事に終わった。
********
というものよ。こうして、番号の所を必要な字数だけ書けば、いくらでも簡単に長い小説が書けるって書いてあるわ」
スミレ「ケッ、何それ? バッカみたい!」
のこ 「それで小説になるんですの。・・こりゃ、ビックらこいた、屁をこいた、ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
ハナス「スミレちゃん、のこちゃん。これよ! おちゃまさんが言ってたのは、この点呼小説よ。たとえば、先生が生徒に『あいうえお』を『あ』から順番に、一文字ごとに200回言わせるとするでしょ。『あいうえお』は50音だから、200掛ける50で・・全部で1万文字になるわけでしょ。だから、これを10回繰り返したら、すぐに10万文字になるじゃない! これなら、コピーを繰り返すだけで小説が出来るわよ」
スミレ「そうか!」
のこ 「午後6時まで、あと1時間ですわ」
ハナス「みんなで手分けするのよ!」
そして、カクヨムキャンディーズは次の小説を書き上げた。
(つづく)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます