第2話
○国立ムーワ学園操縦試験所 試験開始直前
ノール試験官が号令をする。
ノール「今から一組ずつ戦ってもらう。
そこで順番を決めるために二人組のどちらかにくじを引いてもらう。
くじには番号が書いてあり、それがお前たちの対戦順番となる。では引きに来い」
他の受験者がどんどんとくじを引き、自分達の番になる。
エート「私が引き行っても良いかなこれでも運には自信があるのでね」
ヒューリィ「すみません、頼みます」
エートがくじを引いて戻ってくるとくじを開く
エート「20と書いているな」
エートが二人組の数を数え始める
エート「どうやら、最後みたいだね、やはり僕は運があるね他の受験生の操縦を見た後に
できるなんて」
ニコッと笑ってくる
ヒューリィ「最後かー、緊張する時間が増えるなぁ」
エート「緊張しない方法を教えてあげてるよ手を出してごらん。手の平にハートを書いて飲み込むのさそうすれば、ハートが強くなるよ」
エートが昔ながらの解し方を教えてきたのでヒューリィは笑う
エート「ほら、緊張がほぐれただろう」
ヒューリィは自分の胸に手を当てる
ヒューリィ「ありがとう、緊張が少しほぐれたよ」
エート「どういたしまして、力になれたのなら幸いだよ、俺ははエート、将来は立派なムーブワーカー乗りになる男さ」
ヒューリィ「僕はヒューリィ、将来は立派なムーブワーカー乗りになりたい男だよ」
2人で笑い合う。
○国立ムーワ学園整備練習所 試験開始直前
マーリーは男性が圧倒的に多い整備士の試験に1人心細くいた。すると奥から同性の女の子がやってくる
クート「あなた、もしかして整備科を受けるの」
マーリー「ええとそうですね」
するとクートはマーリーの手を掴み
クート「えっ、あなたも機械油の匂いにやられて志望したの?」
急に掴まれたせいでマーリーは動揺する
マーリー「ええと、ええと」
クートは更に興奮して
クート「ああ、そうね、女の子は油の匂いが好きって中々言えないものよね、でも安心して私は受け入れるわ、むしろ同志として歓迎するわ」
マーリーは本当の事を言えず
マーリー「実はそうですね」
クート「やっぱりそうだったのね、じゃこれから試験頑張りましょうね」
クートはるんるんと元の場所へと帰って行く。すると教官が手を叩く
セール「これより、試験を開始したいと思います、今から不具合が起きているムーブラントの手の部品を渡すのでチェックして、直せそうなら直してください、直すの技術的に無理だなと思った時はこの紙を渡すので直し方を自分で考えて書いてください。これが試験内容です。分かりましたか。質問が無ければ今すぐ始めたいと思いますが」
静まり返る
セール「では試験開始です」
試験が始まった。
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ジェミロボ ネオミャウ太 @neomyuta
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